ここではトカゲの飼い方とは別に、ヤモリ用に細かく8タイプの飼育方法と餌の与え方などをご紹介していきます♪
トカゲの飼い方は基本的なものですので、こちらとは別に知識として入れておくことをオススメします!
そして爬虫類を管理する際の詳細な流れや病気に関しても、今後ヤモリ(トカゲ)を飼育する際の参考になりますので、是非そちらもご覧ください!
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ヤモリのタイプ別飼育方法とは?!
ヤモリの生息する環境は種類によって様々。
樹上棲だけでなく、壁面棲などいたりします。
ここでは8種類のタイプ別に分けて詳しくご紹介していきます!
ヤモリの飼育法1 壁面棲
飼育ケースの高さのあるものを使用し、動くのが早い種が多いので、前面がスライドまたは開閉式の扉のついた爬虫類用ケースがオススメ!
ケース内はコルクボードや流木を立てかけて、壁面を再現しシェルターを設置し、活動場所と休む場所を作りましょう。
ヒルヤモリやマルメヤモリなど昼行性の種には爬虫類専用蛍光管を設置。
気温の低い時期はシートヒーターをケージの側面に張り付けて保温。
スポットライトは昼行性の種のみに使用。
大型の個体や動きの素早い種を扱う際は脱走に注意することと、噛まれないよう取り扱いに注意しましょう!
ヒルヤモリの仲間は皮膚が繊細なため、捕獲の必要が生じた場合は手でつかむよりも透明なカップなどを用いて、そこに追い込むように移動させると安全です♬
壁面棲の代表的なヤモリはこちら
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ヤモリの飼育法 2 森林の樹上棲
高さのあるケースに、流木や枝、観葉植物などをレイアウトし、彼らの生活場所を設置します。
昼間は枝の上や植物の枝先で休むオウカンミカドヤモリや、サラシノミカドヤモリには、地面と水平に板やコルクなどを設置。
極端な乾燥を嫌うため、ある程度の湿度を保持する意味でも植物も入れたいですね~♬
観葉植物の鉢ごと入れてもOK!
飼育環境に植物を入れることで、空中湿度を保ちやすくなります。
床材はヤシガラ土などを敷き、保湿と飛び降りた際のクッションとします。
植物を設置しなくても、一日に2回ほどケージ内に水を霧吹きで付着させ、保湿と給水をしましょう!
ただし、空気が蒸れることを好まないので、網蓋を設置したり側面がメッシュ状の飼育ケースで通気をよくする。
夜行性のヤモリでも植物を設置した場合は照明器具が必要となります。
紫外線量はそれほど必要ではなく、弱めの爬虫類用蛍光灯で充分。
昼行性は照明器具必須!!!
保温は冬季の寒い時期にシートヒーターを設置するだけ。
ただし、クチサケヤモリの仲間は例外的に昼間に日光浴を行うこともあるので、小さめのスポットライトを照射してあげましょう!
森林樹上棲の代表的なヤモリはこちら
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ヤモリの飼育法3 乾燥林の樹上棲
基本的な飼育法は「森林の樹上棲」と同じですが、床材を砂や乾いたヤシガラ土といった湿度をあまり含まない素材を選び、枯れ枝や乾いた枝、流木、岩などでレイアウトします。
植物を加えたいなら乾燥に強い多肉植物が良いでしょう。
昼間に弱めのスポットランプを照射し、夜間は消灯する。
冬季は昼間にある程度の温度が保てていれば、夜間はかなり下がっても問題ありません。
※ヤモリの種類によって違いますので注意
通気性をよくし、網蓋などを設置し、やや強めの爬虫類用蛍光管を照射します。
必要に応じて別に光の強いライトも使用。
ケースの置き場所はエアコンの近くか、ドライ設定にするとGOOD!!!
ヤモリの飼育法4 岩地・荒れ地の半地上棲
乾燥したサバンナや荒れ地、岩山などの植生の少ない場所を生活の場とするグループ。
空気の循環と常にカラリと乾いた状態を意識し、網蓋や側面がメッシュ状のケースが最適♪
床材は砂や砂利を薄めに敷き、岩や乾いた流木、枝などを組み合わせてレイアウトしましょう!
シェルターも設置。
このグループは完全な昼行性または昼夜問わず活動する種が大半。
中程度の紫外線を照射する爬虫類用蛍光管を設置し、特に日光浴を好む種にはケース内の一部にスポットライトを照射して、ケース内の場所のより温度の変化をつけましょう。
夜間の気温低下に強い頑健な種が多いです♬
岩地・荒れ地の半地上棲の代表的なヤモリはこちら
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ヤモリの飼育法5 森林の半地上棲
壁面を登る能力がある種も多いので、蓋は必ずしましょう!
森林の樹上棲と同じく、観葉植物を鉢ごとレイアウトしたり、流木や木の枝を設置してあげましょう!
隠棲傾向がある種は床材に落ち葉などを撒き、保湿力のある土などを用いて、適度な湿り気を保ちます。
冬季は最低温度の保持に気を付け、シートヒーターをケース側面に貼ったり、他の保温器具を用いるのも良いでしょう。
空気の蒸れを避け、夏場の高温にも注意すること!
ほとんどの種が夜行性で、照明器具は植物飼育、観察、昼夜のメリハリをつける目的で設置します。
森林の半地上棲の代表的なヤモリはこちら
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ヤモリの飼育法6 乾燥地の地上棲
ケースは高さよりも床面積重視で、シェルターや岩などを設置し、砂や焼赤玉土を敷きます。
昼夜の温度差が激しい環境で暮らす種には、昼間はスポットライトを照射し、夜行性の種であれば光を発しないタイプでも構いません。
夜間消灯することにより昼夜の気温差を再現します。
昼行性の高い種には、紫外線を含む爬虫類用の蛍光管を照射しましょう!
消灯後に霧吹きを行い、夜露を再現してあげると滴を舐めて水分を摂取します。
霧吹きは昼間までに完全に乾く程度にしましょう。
ちょっと難しいかも(;’∀’)
乾燥地の地上棲の代表的なヤモリはこちら
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ヤモリの飼育法7 乾燥地の地中棲
過酷な環境に棲むこのグループは基本的に丈夫ですが、飼育下であまりに乾燥させた状態を続けるとさすがに脱水症状に陥るので注意!!!
夜間は、ケージ壁面を中心に霧吹きをかけ、水滴を舐めさせてあげましょう!
夜間の霧吹きは週に2日程度でかまいません。
水を飲ませる目的もあるので忘れずに!
昼間は上からスポットライトを照射して気温を高め、夜間に撒いた水分を飛ばします。
昼間に十分温度が上がらないと、餌を吐いたり拒食が見られることもあります。
夜間は消灯することで昼夜の温度差を再現。
夏場は夜間の温度を下げにくいかもしれませんので、水槽用のファンヒーターなどを使用しましょう。
もしくはエアコンですね~。
ほとんどの種が低温に強く、冬場も夜間は無加温でも大丈夫なことが多い。
床材は目の細かい砂を5㎝ほど敷き、シェルターを設置。
欲を言えば砂は10㎝以上は欲しいかも(笑)
砂を入れる際に、底面から数センチのところで水を霧吹きで噴射して砂を湿らせ、砂はやがて乾くので、砂の色合いを目安にケースの壁面伝いに注水し、定期的に底の部分を湿らせましょう!
※地表に水を撒かないように!!!
乾燥地の地中棲の代表的なヤモリはこちら
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ヤモリの飼育法 8 森林の地上棲
蒸れすぎないように側面がメッシュ状の爬虫類用ケースが適しています。
ケース内は、流木や市販のシェルターを設置し、ある程度複雑なレイアウトにしましょう!
ポトスやプミラといったツル状の植物は使いやすいです。
このグループのヤモリは隠棲的で、昼間はシェルターや床材を軽く掘って巣穴のようなものを作って隠れていることがほとんど。
流木や植物の茂み、コルク片、植木鉢の欠片や市販のシェルターを設置。
ケース内は常時乾いているエリアと、湿らせた水苔などを入れて湿度を高めたエリアを半々に作ると良いですよ♪
床材は保湿力のある腐葉土やヤシガラ土をやや厚めに敷きます。
ケース内は乾燥しすぎないようにし、昼夜1回ずつ程の割合で噴霧し湿度を高めます。
飲み水用の容器も設置しますが、霧吹きで生じた水滴を舐めとる種類も多いです。
保温は冬季の気温が下がりすぎる時期にシートヒーター、やその他の保温器具を使い20℃を下回らないように。
夏場の極端な高温は避けるようにします。
基準は飼育者がひどい暑さを感じずに過ごせるようであればOK。
夜行性のグループなので、強い光を嫌う傾向があります。
照明器具は植物育成目的のための弱目なもの、もしくは使用しなくても良い。
森林のの地上棲の代表的なヤモリはこちら
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ヤモリの餌の種類と与え方とは?!
ヤモリは基本的に「動物食」。しかも生餌( ゚Д゚)
野性下では昆虫類やクモなどの無脊椎動物を捕食しています。
例外的に樹液や蜜、熟れた果実を舐める種類もいますが、ほとんどが動物食と雑食もしくは補助的に糖分を補給するために摂取します。
主にコオロギなどの市販されている昆虫を敷飼育下では与えます。
昆虫以外にも果実や昆虫用ゼリーなんかもあります♪
それらだけでは足りない栄養分も補給する必要があります。
ヤモリは生餌が基本ですが、冷凍やフリーズドライなどの昆虫も与える方法もあります♪
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ヤモリの餌はほとんどがトカゲと一緒なので、トカゲの餌を詳しくご紹介したこちらの記事もご覧くださいませ!
※虫が苦手な方には一部衝撃的な画像が含まれますのでご注意を!!!
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ヤモリの飼育方法と餌 まとめ
いかがでしたか?
ヤモリの生息地を再現するのが一番大切だったりしますので、結構細かく8タイプに分類しました~。
でもなんとな~く被ってるものもあるような…………………..。(;’∀’)
一度にすべてを覚えられないので、これだけでも覚えてほしいのは、
- ケースの蓋は必ず閉める(逃走防止)
- 隙間があるケースは事前に隙間を埋める(逃走防止)
- 樹上棲には背の高いケースを使用(木や板などを立てかける)
- シェルターはとりあえず必ず設置する(隠れる場所を必ず作る)
- 餌は基本昆虫で生餌
です!!!
あとは自分が選んだヤモリちゃんの種類によって違ってきますので、これをベースにして少しでも参考にしてくれると嬉しいです♬
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