名前から想像がつくとは思いますが、背面に白い眼状斑がまるでクジャクの羽の模様のような小型のトゲオアガマがクジャクトゲオアガマです♬
今回はそんなクジャクトゲオアガマについて特徴や生態、飼育についてご紹介していきます!
クジャクトゲオアガマの特徴や生態
- 【昼行性】【地上棲】
- 別名:オセラータトゲオアガマ
- 生息地:エジプト南部、エリトリア、スーダン、ソマリア
- 大きさ:30~35㎝
- 寿命:10~15年(最長20年との報告あり)
- 値段:1~2万円
これからクジャクトゲオアガマの特徴や生態についてご紹介していきます!
クジャクトゲオアガマの特徴
クジャクトゲオアガマは比較的複雑な色彩をしており、青や黄緑色の地色に白色の円形の斑紋が多数散らばり、その周辺にはオレンジ色の斑紋が散在しています。
特にオスは美しくメスはやはりやや地味ですがそれが意外と美しかったりします♪
全長は30㎝ほどになり、詳しい体色ですがオスは緑や青で、メスは褐色。
種小名「ocellata」は「眼状の斑点がある」の意になります。
以前はクジャクトゲオアガマの亜種として「ニシキトゲオアガマ」が含まれていましたが、現在は独立種とする説が有力になってきています。
種小名が似ているので混同されることもあります。
クジャクトゲオアガマの生態
生態はトゲオアガマの基本的な生態とほぼ一緒です。
春先または乾季の始まりの頃に産卵を行い、8~20個ほどの卵を産み、その卵は8~10週間ほどで孵化することが知られています。
流通する個体はほぼ全てスーダン産のWC個体(野性個体)なので、飼育する際のはじめは苦労が多いですが、状態の良い個体を選ぶことが出来れば比較的丈夫で飼育しやすといえますが、他のトゲオアガマと違い飼育ケージ内に一部湿度がある場所を作らないといけないのと、餌に昆虫の割合を増やしたほうが良いとされ飼育も難しいとも言われています(;’∀’)
一体どっちやね~ん!!!
って感じですが、両方とも正解なんでしょうね~。
そしてクジャクトゲオアガマはCITESⅡ類掲載種です!
CITES(サイテス)とはこちらを参考にしてください♪
サイテスとは?ワシントン条約と爬虫類に関する疑問にお答えします!
クジャクトゲオアガマの飼育
ここからはクジャクトゲオアガマの飼育ポイントにつていご紹介していきます!
飼育ケージ
まずは飼育ケージ選びからです。
トカゲを飼育する際に使われる飼育ケージの大きさの基準は、その個体の全長の約2倍以上の横幅が必要と言われています。
樹上棲のトカゲの場合は横幅ではなく高さになります。
そうなるとクジャクトゲオアガマは全長が最大でも35㎝ほどなので、90㎝以上の幅がある飼育ケージが必要となります。
もっと広くてもいいですよ!
一見60㎝幅でも良さそうですが、たとえ全長が30㎝弱だったとしても90㎝クラスの爬虫類専用飼育ケージを使用してください。
トゲオアガマは日向ぼっこする際に高温が必要となります。
飼育ケージが小さいとバスキングライトの熱で、バスキングスポット(ホットスポット)以外の飼育ケージ内の温度も高くなりすぎてしまうため、大き目の飼育ケージを選ぶ必要があります!
温度・湿度管理
クジャクトゲオアガマに限らず、爬虫類全般の飼育に関して重要になるのが温度と湿度管理です。
トゲオアガマの多くは乾燥を好みますが、クジャクトゲオアガマは若干湿度が必要となります。
そして昼行性のトカゲには紫外線の照射が必須になり、飼育ケージ内の一部に高温部分を作らないといけません。
そうなるととても難しく思うかもしれませんが、しっかりと基礎を学べば大丈夫かと思います。
まずは温度管理から説明していきます!
飼育ケージ内の基本となる日中の温度は27~32℃に設定します。
夜間は20℃前後にしましょう。
基本温度は散光型のライトかパネルヒータータイプの暖突という商品がオススメです♬
そして飼育ケージ内の一部に高温部分を作ると言いましたが、それをバスキングスポット(ホットスポット)といいます。
トゲオアガマちゃんが日向ぼっこする場所と捉えてください♪
そのバスキングスポット(ホットスポット)を作るには、バスキングライトで照らす必要があります。
バスキングスポット(ホットスポット)には岩やレンガなどを置いてあげると、その上に乗っかって日向ぼっこする姿が見られますよ~♬
バスキングスポット(ホットスポット)の温度は45~50℃に設定します。
飼育ケージ内は同時に27~32℃の場所と45~50℃の場所なんて作れるの?
って思うかもしれませんが、飼育ケージの幅が大きければ可能です。
左右どちらかにバスキングスポット(ホットスポット)を寄せて設置すればいいだけ!
そして紫外線ですが、紫外線を発する蛍光管や電球などがあります。
バスキングライトもそうですが、紫外線ライトもワット数で強さが変わります。
どちらも強めのタイプを選びましょう!
さらにさらに、バスキングライトと紫外線灯が一緒になったタイプがあります。
バスキングライトに紫外線を発するタイプがありますので、そちらを選ぶと3つの器具を設置しなくて済みます。
ですが、個体がいつまでもバスキングスポット(ホットスポット)から離れないようでしたら、熱量が足りない証拠なので、バスキングライトのワット数を上げるか、個数を増やすか高額になりますがメタハラを使用するのも手です。
湿度管理ですが、飼育ケージの一部でいいので、ウェットシェルターを使用するのが手軽です♬
その他のポイント
床材はサンド系のウォールナッツサンドなどか、ペットシーツなどもオススメです。
サンド系は誤飲してしまう可能性があるとのことですが、ウォールナッツサンドなどは天然素材なので誤飲しても安心だったりします。
床材は排泄物を見つけたらすぐに交換しましょう!
爬虫類専用の床材なら排泄物の周りの床材も除去し、2~3か月に1回は全ての床材を交換し、その際に飼育ケージ内全て綺麗に掃除しましょ♪
ペットシーツや人工芝などを床材として使うなら、ペロっと一枚だと排泄物見つけるたびの交換は大変なので、ブロックごとに切り分けて使用すると汚れた部分のみ交換すればOK!
それらもやはり2~3か月に一回は全て交換して飼育ケージ内も掃除しましょう!
それを怠ると、カビやらダニやら湧いてきます((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
そうなると大事なトゲオアガマちゃんの健康にも影響してきますので、飼育ケージ内は綺麗な状態を保つようにしましょう!
床材と飼育ケージ内を綺麗にしておかないと、匂いの原因にもなります(;’∀’)
臭い対策にはこちらもご覧ください♪
水入れは不要との意見もありますが、水入れから水を飲む子もいるので、念のため最初のうちは水入れを設置しましょう!
その他にも必要なアイテムがありますよ~♬
温度計や湿度計、保温器具やバスキングライトを自動で管理してくれる爬虫類専用のサーモスタットという便利な器具なども是非一緒に導入しましょう!
餌
他のトゲオアガマ同様、植物食性の強い雑食性なのですが、他の種と比べやや動物食性の割合が多いので、コオロギなどの昆虫も野菜や果物、植物の葉、花、種などの植物性のものをメインに、コオロギなどの昆虫類も与えます。
トゲオアガマは人工フードにも餌付きやすいので、フトアゴヒゲトカゲ専用の人工飼料も食べてくれるようなら人工飼料も与えてください♪
他にも鳥の餌なども食べるようなら与えてもOK!!!
その他の飼育についての詳細はトゲオアガマの飼育を参考にしてください♪
トゲオアガマ10種類と特徴や飼育|爬虫類界のおっさんを知ろう!
クジャクトゲオアガマ まとめ
いかがでしたか~???
トカゲや爬虫類の基本的な飼育などについても参考にするとより理解が深まりますのでおすすめです!
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