コガネオオトカゲに適した飼育環境と飼い方ポイント、特徴などご紹介♪

コガネオオトカゲは、オオトカゲ科の中では比較的大人しいので、ペットとしても人気があります♪

そんなコガネオオトカゲに適した飼育環境や道具、飼い方ポイント、特徴などをご紹介いたします。

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コガネオオトカゲの身体的特徴や生態とは?!

コガネオオトカゲ

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飼育方法の前にまずはコガネオオトカゲの事を知りましょう!
ここでは身体的特徴や生態どをご紹介していきます。

コガネオオトカゲの身体的特徴

コガネオオトカゲはイエローヘッドモニターとも呼ばれており、東南アジアの生息しているオオトカゲの仲間です♬

全長は120㎝ほどにまでなり、幼体は黒い体色の頭部はオレンジ色で胴体や尾にはややくすんだ黄色い斑点が入りますが、成長に伴い黄色い斑紋が大きくなり色彩も鮮やかになります。

体色には変異があり全身黄色や、黄色い体色に黒の網目模様、黒を基調とした黄色い斑点が入る個体もいます。

  • 【昼行性】【半樹上棲】
  • 生息地:インドネシア
  • 大きさ:~120㎝ほど
  • 寿命:約10~20年
  • 性格:おとなしい
  • 餌:昆虫類、節足動物、小型鳥類、小型哺乳類など
  • 適温:HOT35℃前後、通常の場所は26~28℃程度
  • 湿度:60~75%
  • 値段:ベビーで7~12万円(大きく変動アリ)
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コガネオオトカゲの生態

コガネオオトカゲは熱帯雨林に生息し、水辺に近い場所に生息しています。

マングローブオオトカゲ亜属は樹上棲が多いですが、コガネオオトカゲは地上棲とされており、幼体期は外的から身を守るために樹上で生活する個体もいます。

どちらかというと半樹上棲みたいです!

食べ物は動物食性で、昆虫類、節足動物、小型鳥類、小型哺乳類などを食します。

繁殖形態は卵生です。

寿命は約10年~20年と幅がありますが、飼育下では約10年と言われています。

水質が悪化したりすると体調が悪くなってしまったりするので、飼育環境をちゃんと整えてあげることが出来れば10年以上生きてくれますので、水質には注意しましょう!

人間との関係性

インドネシア広域に発生した野火により、近年発見されました。

1997年に新種登録されているので、結構新しいほうかもしれませんね~♬

生息地が限られていることから、ワシントン条約附属書Ⅰ(サイテス)への記載が提案されたこともあるそうです。

現在はサイテスⅡ類です。

コガネオオトカゲはペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されています。

その美しい黄色の体色からとても人気が高いんですよ~♬

以前は高価で流通量も少なかったのですが、近年は少ないながらも繁殖個体と思わる幼体が主に流通しています。

オオトカゲ科の構成種としては珍しく、性質は大人しく温和。

飼育には底面積を重視した大型の飼育ケージで飼育します。

野性下では不明ですが、飼育下ではよく床材に潜るそうで保湿力の高い床材(ヤシガラ)を厚めに敷いてあげると良いと言われます。

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コガネオオトカゲの飼育環境とポイント

コガネオオトカゲ

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ここではコガネオオトカゲの飼育環境に必要な道具と一緒に飼育ポイントをご紹介していきます!

その方がわかりやすいですから~。

飼育ケージ

最大約120㎝ほどにもなるコガネオオトカゲなので、かなり大きいものが必要になります(;^ω^)

更にコガネオオトカゲはオオトカゲ科に分類されるトカゲなので力が非常に強く、爪や歯も鋭いので最初は爬虫類専用の飼育ケージで飼育することをおすすめします。

幼体時いから広すぎるケージで飼育すると、人に馴れにくいといった話も聞きますので、ベビーを購入された際はまず、45~60㎝の高さのある飼育ケージで登り木などを組んでレイアウトしてあげましょう!

爬虫類専用の飼育ケージは前面が開きますので、メンテナンスがしやすく、馴れてくると手か餌を食べてくれるようになり、スキンシップ(ハンドリング)もしやすくなります。

飼育ケージの前面が開くタイプはその他にも理由があり、オオトカゲの天敵は主に鳥類・猛禽類なので、そのため上部から手を入れて生体を捕まえるといった行為は、上空から襲ってくる鳥を連想させてしまい、トカゲがパニックになることもあります。(個体差あり)

最終的に成長すると、120㎝くらいの既製品最大サイズの飼育ケージを用意する必要がありますが、幼体時から3年程度は60㎝程度の飼育ケージで飼育は可能です♬

本当なら幅が150cmは欲しかったですが、爬虫類用になると120㎝が限界でした(-_-;)

120㎝ほどの飼育ケージでもっとお値段が安いのもありましたが、ガラス面がふにゃふにゃするというレビューがあり、ジェックスの飼育ケージならガラス面の厚さもあるのでおすすめしてみました(笑)

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温度管理

爬虫類飼育において最も気を付けるべきなのが飼育ケージ内の温度管理です。

温度管理に必要なのが保温器具。

ここでは飼育ケージの大きさに合わせて2種類ずつご紹介します。

飼育ケージ60㎝程度にはこちら

飼育ケージ120㎝にはこちら

夏場はパネルヒーターだけでも温度管理は出来ますが、冬場などは気温が下がってしまう時はそれだけでは温度管理できないので、保温球や暖突などの保温器具を用意しておきましょう!

飼育ケージも大きくなると、保温器具1つだけはケージ内全体を暖めることが出来ないので、保温器具をいくつか組みあわせ、ケージ内の温度管理をしましょう!

保温器具にはもう一つ必要なものがあります。

それはバスキングスポット(日向ぼっこする場所)用のバスキングライトです。

コガネオオトカゲが大きく成長したら、バスキングライト1つでは足りないので、2~3個用意しましょう!

予備の電球もね♪

バスキングスポット(最高35℃)は飼育ケージ内の左右どちらかに寄せて設置すると、反対側のスペースの温度は26~28℃になるようにします。

温度管理と別に、昼行性のトカゲには紫外線ライトが必要になります。

ですが、今回はバスキングライトでご紹介した電球が、バスキングライトと紫外線ライト両方兼ね備えているので、これ一つでOKなんですね~。

全体の温度管理は夏場はプレートヒーターを使用し、冬場は暖突などでおこない、局所的なバスキングスポットとして電熱球などを使って全体(バスキングスポット以外の場所)の温度を26~28℃、バスキングスポット直下で最高35℃程度になるように調節しましょう!

湿度管理

爬虫類を飼育するうえで重要なのが温度管理と湿度管理です。

湿度管理は非常に大切で、夏場であれば日本も温帯気候ですし湿度管理も比較的楽ちんですが、冬場は湿度が50%を簡単に下回ってしまうので特に注意が必要になります。

※湿度が低いと脱皮不全を起こし、呼吸器の病気にかかることもあります!

床材選びは湿度管理にも影響してきますので、湿度を好むトカゲには保湿性のある床材が適しています。

このようなウッドチップタイプのものや、ヤシガラ素材の床材を3㎝ほどの厚さに敷き、霧吹きなどで湿らせておくと、飼育ケージ内の湿度を保ちやすくなります。

コガネオオトカゲの生息地のインドネシアでは平均湿度が70~80%とかなり高い!!!

なので生態が全身浸れるくらいの大きさの水場も設けましょう!

コガネオオトカゲは半水棲なので一石二鳥です♬

飲み水としてもだと一石三鳥(笑)

大きなタッパーなどを利用し、水が汚れたらすぐに取り換えましょう。

脱皮不全などの病気についてはこちらをご覧ください♪

爬虫類の病気と治療法や予防方法とは?

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便利グッズ

温度や湿度管理が重要だと何度も行ってきましたが、それらをチェックするのに必要なのが温・湿度計です。

温度計と湿度計が一緒になったタイプもあります。

温度計はコガネオオトカゲに2つ必要になります。

温度計の1つはバスキングスポット近くに設置。

もう一つは温・湿度計一緒のタイプをバスキングスポットと反対側のスペースの近くに設置し、飼育ケージ内全体の温度をチェックできるようにします。

温度や湿度管理は馴れないうちは難しく感じるかと思います。

ですがご安心を!

温度・照明管理でコガネオオトカゲが生体リズムを維持できるよう、時間を設定るるだけで保温・照明器具を簡単にコントロールできるアイテムがあります。

これも一緒に購入することをオススメします♪

トカゲの飼育に必要な道具についてはこちらも参考にしてください♪

トカゲ飼育におすすめな道具をご紹介!これさえあれば間違いなし!

爬虫類のケージ内にこだわりたい方必見!おすすめアイテムをピックアップ!

餌について

モニター(オオトカゲ)全体に言えることですが、生涯肉食です( ̄ー ̄)

その食べ方は肉を食いちぎって食べるのではなく、ほとんどが丸のみ!

そのため、個体のサイズに合わせた大きさの餌が必要になります。

冷凍のウズラやピンクマウスを与えるのが一般的ですが、幼体時は小魚や鳥のささ身、成体時はサンマのぶつ切り、鳥のささ身、鳥ガラ(小)、鳥のハツ、レバーなども食べます。

冷凍の餌を与える場合は、ちゃんと解凍してから与えないと消化不良を起こすことがあるので注意してください♪

冷凍の餌を与える場合は、35~40度くらいのお湯で温めてから与えましょう!

ベビーに餌を与える場合は、ピンクマウスだと少し大きいので、コオロギなどの昆虫を与えると良いですよ~。

可能な限り多種多様な餌をローテーションを組んで与え、カルシウム剤やビタミン剤などをまぶしてから与えましょう!

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餌を与える頻度ですが、幼体時は毎日~1日おきに、亜成体時は3日に1回、成体時は1週間~2週間に1回ほどの頻度で与えてください。

餌を欲しがって可哀相だからといって与え過ぎては肥満の原因になります!

肥満は人間と同じく内臓疾患の原因にもなり、脂肪で肺が圧迫され呼吸不全になったり、メスであれば無精卵の卵詰まりなど引き起こしたり、命を落とす危険性があります!

トカゲの餌についてはこちらも参考になります!

トカゲの餌の種類一覧と食べない時の対処法とは?

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コガネオオトカゲのまとめ

 

トカゲ

 

コガネオオトカゲのいいとことは、性格が温和なところ(個体差によります)♡

オオトカゲは名前の通り大きいトカゲなので、想像するより遥かに力が強い( ゚Д゚)

 

大人になってから暴れた時や逃げ出したりしたときに捕まえることが出来ないと大変です(;^_^A

その為にもベビーの頃からしっかりと人間に馴れさせておきたいところですね♪

 

トカゲ
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SPIN☆

皆さまはじめまして♪
SPIN☆と申します。

爬虫類に興味を持ち始め、現在に至ります。
爬虫類の奥深さに日々勉強です♬
初心者でもわかりやすいようにご紹介できればと思います!

爬虫類探偵SPINの部屋

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