オマキトカゲ属は1属1種。
スレンダーBODYのイメージがある樹上棲トカゲの概念を覆すずっしりとしたBODY(なんか親近感w)といかつい顔が魅力のオマキトカゲの特徴や飼育などご紹介いたします!
オマキトカゲの特徴や生態
- 【夜行性】【樹上棲】
- 生息地:ソロモン諸島のガダルカナル島、パプアニューギニアなど
- 大きさ:80㎝前後
- 性格:やや荒い個体が多い
- 寿命:20年以上
- 値段:15万円ほど
- 餌:植物食性
見た目のいかつさとは違い植物を食べるギャップ萌えなオマキトカゲの特徴や生態についてご紹介いたします!
オマキトカゲの特徴
オマキトカゲは樹上棲トカゲでスキンク科の中では最大種となります。
最大でも80㎝ほどにまで成長します♪
BODYは他の樹上棲トカゲと違いずんぐりしていますが、体の約半分が尾なのは樹上棲トカゲの特徴そのままです。
頭も大きく、顎の力も強い!
さらに樹上棲トカゲなので爪も鋭く、飼育下で触るときは皮手袋が必須ですね(;’∀’)
性格は荒い個体が多いように感じますが、個体差もあり飼い主の姿を見ると自分からよじ登ってくる子もいるようなので、そういう子がお望みの方はショップに性格を事前に聞いておくといいですよ~♬
特に妊娠中のメスは攻撃的になっているようです。
母は強し!!!(笑)
体色は基本的にはモスグリーンに黒褐色のバンド模様や斑紋が入りますが、個体差も大きく、山地などによっても体色や模様など実に様々です♬
オマキトカゲの生態
オマキトカゲはソロモン諸島のガダルカナル島やパプアニューギニアなど限られた地域に生息しています。
多湿な森林で生活し、完全な樹上棲で名前の通り長い尾を気に巻き付けて行動しています。
夜行性なので日中は樹の穴などにひっそりと隠れています。
夜になると餌となる植物や花、果実などを求めて活動を開始します。
主にサトイモ科の植物を食すようです。
外敵に襲われると大きく口を開けて威嚇します。
それでも相手が怯まないようであれば、素早い動きで相手に噛みつき攻撃します。
とても勇敢ですね~♬
でも飼育下だとちょっと大変(笑)
繁殖形態は卵胎生で、妊娠期間は6~8か月、1回の産卵で1~2匹の幼体を産みしばらく保護するそうです。
生まれた幼体は最初からある程度の大きさがあるので、突然ひょっこり姿を現すかもしれませんね~。
そうなるとちょっとビックリしそう( *´艸`)
ちなみに国内繁殖は稀だそうです!
オマキトカゲの魅力
オマキトカゲの魅力は、様々な体色の個体がいるということと、何と言ってもギャップですかね~。
ずんぐり体型の樹上棲トカゲで、いかつい顔してるのに草食ですし( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
いかつい顔と言っても頭が大きいからそう見えるのかも。
顔つきはと~っても優しく、大人しそうに見えます。
そんなところがたまらなく愛おしい♡
そして昆虫が苦手な方も草食なので嬉しいですよね~♬
オマキトカゲの飼育
ここからはオマキトカゲの適した環境や飼育ポイントについてご紹介いたします!
飼育ケージ
大型のトカゲの一番の難点は大きな飼育ケージがないというところ(;’∀’)
オーダーメイドで作ってもらうか自作するか…………..。
あまり動き回るタイプではないので、最低でも90㎝×45㎝×60㎝くらいの飼育ケージでも工夫次第で飼育可能なようですが、私はなるべく大きな飼育ケージで飼育してあげたいですね~。
こちらは爬虫類用ではありません。
ネコちゃん用ですが、メッシュのネットを貼ったり、温度や湿度が保てないようならビニールなどで部分的に覆ったりしてアレンジでき、大きさも選べて価格も安いので、これ意外とオススメです♬
温度と湿度管理
飼育ケージ内の日中の温度は26~28℃を保ち、夜間はやや下げて22~24℃にするとベストです。
夏場は必要ないかもしれませんが、寒い冬の夜間などは飼育ケージ内の温度を保つために保温器具が必須となります。
パネルヒーターや保温球などを使い暖めましょう。
保温器具だけではありません!
夜行性のトカゲなので必要ないという方もいらっしゃいますが、日中によく動く個体ならバスキングライトを設置してあげても良いかもしれません。
バスキングライトとは日光浴をする場所に照射するライトの事。
もし設置するならバスキングスポット(ホットスポット)の温度は30~32℃に設定してください。
バスキングライトと同様に紫外線ライトも必要ありませんが、飼育ケージにいる個体をよく観察できるようにするためと、昼と夜を演出するために弱い紫外線を照射する紫外線ライトを設置してもいいかもしれません。
飼育ケージを置く場所が暗めならば導入してもいいでしょう。
湿度管理は床材に保湿性のあるタイプを選ぶといいです。
ヤシガラや飼育ケージ内に霧吹きで水分を付けてあげてください!
そして飼育ケージ内には全身が浸かれるくらいの大きさの水容器を設置。
これも飲み水や体をつけるだけでなく、空中の湿度を高める効果があります。
大き目なタッパーやトロ舟など使うといいでしょう。
体の約半分が尾なので、これくらいの大きさでも大丈夫です。
水は毎日交換しましょうね~。
そしてオマキトカゲは静止している水を水と認識しない可能性がありますので、もし水を飲んでいないようならドリッパーを使い水が滴り落ちるようにしてあげましょう。
こんな便利なものもあります。
霧吹きで飼育ケージ内に水滴をつけ、その水滴を舐めているようなら大丈夫ですよ~。
その他
樹上棲のトカゲにとって大事なのが止まり木や隠れる場所。
飼育ケージ内に個体の体を支えることのできる大きさの流木や枝を設置し、動かないように固定したり、枝にフェイクグリーンなどを取り付けて木陰を演出したり工夫しましょう♪
止まり木、丸太だと圧巻かも( *´艸`)
ココナッツマットを筒状にして、湿らせた水苔を入れてあげたりすると、野性下でオマキトカゲが隠れ家として使っている多湿の穴を再現出来てGOOD!
そして、温度計や湿度計も忘れずに!
タイマー機能付きのサーモスタットも導入をお勧めします。
トカゲの基本的な飼育方法を学んでおくことを推奨いたします!
飼育道具もご紹介してますよ~♬
餌
オマキトカゲは草食なので、主に野菜を中心としたメニューを与えます。
野菜の種類としては主にチンゲン菜、小松菜、モロヘイヤ、ニンジン、豆類などをメインとして、副菜にカボチャ、サツマイモ、コーン、成体用イグアナフード、リクガメフードなど。
おやつ程度にリンゴやバナナなどのフルーツも。
なるべく飽きがこないようにローテーションを組んで、栄養バランスも考えて与えましょう!
フルーツの代わりにこんなのも良さそうですね♪
そして、与えてはいけない野菜も存在します。
ネギや玉ねぎ、ニラ、ニンニク、ホウレンソウ、キャベツ、ブロッコリー、白菜、レタスは良くないので気を付けましょう!
カルシウム剤
オマキトカゲに与える餌にはカルシウム剤を添加して与えましょう♪
カルシウムが不足するとクル病という病気になります。
クル病やその他の病気についてはこちらを参考にしてください♪
カルシウム剤には2種類あり、カルシウム剤のみのタイプとビタミン入りのタイプがあります。
こちらは両方準備しておきましょう!
いつもはカルシウム剤のみを使用し、週1程度にビタミン入りのタイプを餌に振りかけてください。
何故ならビタミンの与え過ぎは、クル病によく似た症状を引き起こす可能性があるから。
適度に与えるのが重要!
餌についてはこちらを参考にすることをオススメします。
オマキトカゲ まとめ
いかがでしたか~???
ギャップ萌えが魅力なオマキトカゲですが、大きくなるので人間に馴らすことが出来たら放し飼いもできるかもしれませんね~。
ダメもとでハンドリングにチャレンジしてみるのもいいかもしれません。
トカゲをペットにしなつくようにするには?目指せハンドリングへの道!
そして、ここでは関係ないかもですが、爬虫類に興味ある方は読むべし!!!というマンガがありまして(笑)
爬虫類が好きな方は既にご存知かと思いますが、知らなかった方は是非読んで欲しい!!!
面白いので、まだ知らない方は是非読んでみて!!!
私はかさばるのでいつもkindleなどの電子書籍を購入してます~。
電子書籍はこちら
紙のコミックが良い方はこちら
是非楽しい爬虫類ライフを~♬
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