【ニホントカゲ】の特徴や飼育|身近なトカゲを徹底解明しちゃいます!

ニホントカゲは日本を代表する日本人にはなじみのある爬虫類です。

体の色は成体になると地味ですが、光沢のあるBODYと可愛らしい顔つきが人気です♬

今回はそんなニホントカゲの寿命などの特徴や飼育についてご紹介していきます。

【ニホントカゲ】の捕まえ方とは?!身近なトカゲを捕まえてみよう!
日本を代表するトカゲのニホントカゲ。 日本の本州西部から大隅諸島に生息していますが、年々個体数が減少傾向にあり、ペットショップでの取り扱いも非常に少ない状態です。 とても愛らしい顔をしており、身近なトカゲなので飼育してみたい方は自力で捕まえ...

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ニホントカゲの寿命や特徴など

二ホントカゲ

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これから日本代表のニホントカゲの寿命などの特徴や生態をご紹介していきます!

ニホントカゲの寿命や特徴

ニホントカゲの寿命は5~10年。

10年以上生きることもあるそうです。

日本の本州西部、四国、九州、大隅諸島などに生息しています。

大きさは16~25㎝ほど。

体の特徴は胴体中央部の斜めに列になっている背面のウロコの数が26で、幼体の体色はとても色鮮やかで、地色が黒や暗褐色で5本の明色の縦じまが入り、尾はとても鮮やかなブルー。

トカゲ(幼体)

オスの成体は褐色をしており、体側面に茶褐色の太い縦じまが入っています。

繁殖期のオスは側頭部から喉、腹部に赤みを帯び、メスは幼体の色彩を残したまま成熟することが多いです。

体型はずんぐりで、結構迫力あります(笑)

以外にも指先は細長く、先端の鉤爪が発達しており、この鉤爪で木に登ったり水平のコンクリート壁なども自由に登るんですよ~♬

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ニホントカゲの生態

ニホントカゲは草地や山地のある日当たりの良い斜面などに生息し、特に礫の多い場所や墓地、石垣と言った石でできた遮蔽物の多い場所を好んで生活しています。

餌を探すときも隠れる場所が多いところから離れません。

ニホントカゲは地表での生活がメインになりますが、たま~に低木などに登ることもあり、普段は日光浴をしているか捕食の為に歩き回り、カナヘビよりも動きが素早いので捕まえるのは大変です(笑)

【ニホントカゲ】の捕まえ方とは?!身近なトカゲを捕まえてみよう!
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冬季には日当たりの良い斜面の地中や石垣などで冬眠します。

食性は動物食性で、昆虫類やクモ、甲殻類、ミミズなどを食し、それらの死骸や果実もまれに食べるそうです。

ニホントカゲの天敵となるのは、猫、イタチ属、二ホンアナグマ、ヘビ、モズなどの肉食動物で、天敵に襲われそうになると、尾を自切することがあります。

自切とは簡単に言うと、自分で自分の尾を切ることで、切り離された尾はしばらく動き回ることで外敵の注意を惹く働きがあります。

気になる切断面ですが、筋肉が収縮して出血が抑えられ、尾はいずれ再生(再生尾)し、その再生尾は元の尾とは違い、体色が以前と異なっていたり元の尾より長さが短くなることが多いです。

そして再生尾の中には骨がなく、代わりに軟骨により支えられています。

尾は再生しますが、トカゲにとってはかなりの負担なのは間違いありませんので、飼育する際にどうしても持ち上げないといけないなどの場面では胴体をそっと掴んであげるなど注意が必要です。

繁殖形態は卵生で、繁殖期になるとオスは互いの東部を差し出して相手が噛みつくという行為を交互に行って争います。

交互というのが紳士的ですね(笑)

この争いは儀式的なものだそうで、相手の頭部をかみ砕いたりすることはなく、相手の大きさや力をはかっていると考えられています。

4~5月に交尾をして、5~6月に石や倒木などの下に掘った巣穴に1回に5~16個の卵を産みます。

メス親は卵は孵化するまで保護し、オスは生後2年、メスは生後2~3年で性成熟します。

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ニホントカゲの飼育方法

二ホントカゲ

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こちらの画像のトカゲちゃん、少し赤みがかっているので繁殖期の婚姻色ですね~♬

これからニホントカゲに適した環境や飼育ポイントと餌をご紹介いたします!

飼育ケージ

ニホントカゲは大きくなっても25㎝ほどで小型ですが、運動量が多いため意外と大きい飼育ケージが必要となります。

最低でも横幅が60㎝は欲しいところ。

飼育ケージの種類は爬虫類専用のタイプで前開き扉を選びましょう。

ジェックスの飼育ケージは前開き扉で、しかも観音開きなので給餌や清掃の時はとても便利です。

上部はメッシュになっており、風通しの良い環境を好むニホントカゲにも合っています。

爬虫類専用の飼育ケージはほとんど上部がステンレスメッシュになっていますので便利です。

ニホントカゲはとても素早いので、脱走されないように気を付けてくださいね。

給餌の際など扉を開けた時、きちんと閉め忘れたりしないように!!!

安い手軽な虫かごのプラスチックのケースは小さすぎるので、ニホントカゲのストレスになります。

ストレスがたまると、拒食を起こし餌を食べなくなり寿命も短くなってしまう恐れもあります。

なるべく日本トカゲちゃんがノビノビと生活できる環境を整えて、大事に飼育して欲しいです♬

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温度管理

飼育ケージ内の温度ですが、基本温度は25℃前後と保ち、バスキングスポット(ホットスポット)は30~35℃になるようにします。

バスキングスポット(ホットスポット)とは日光浴する場所です。

バスキングスポット(ホットスポット)直下には岩やレンガなどを置いてそこで日向ぼっこ出来るようにしてあげましょう!

バスキングスポット(ホットスポット)は飼育ケージの左右どちらかに寄せて作り、バスキングスポット(ホットスポット)直下の温度が30~35℃になるようにします。

先ほど伝えた飼育ケージ内の基本温度とは、バスキングスポット(ホットスポット)の反対側の温度と思ってください。

この環境を作るには、バスキングスポット(ホットスポット)に当てるバスキングライトと、保温器具、そして昼行性のトカゲに必須な紫外線ライトの3つが必要になります。

まずはソーラーグローですが、バスキングライトと紫外線ライトの両方を兼ね備えたライトになりますので一石二鳥だったりします。

ライトは必ず予備も一緒に購入して、いつ切れてもいいように備えておきましょう。

そして保温器具ですが、ライトタイプもあります。

私がオススメなのはパネルヒータータイプの保温器具で、飼育ケージの天井に取り付けるタイプです。

夜間にはバスキングライトは消灯し、20℃くらいになるようにします。

朝にはバスキングライトを点灯。

必要に応じて保温器具を使ったりします。

これらの照明器具や保温器具を自動で管理してくれる爬虫類専用のサーモスタットも一緒に購入することを強くオススメします。

初心者ならなおさらです。

こちらはタイマー付きなので、とても便利です。

そしてバスキングスポット(ホットスポット)や反対側の温度を保つために、その場所の温度をチェックする習慣をつけましょう。

こちらの温度計と湿度計が一緒になったタイプが便利。

2つ必要ですよ~。

バスキングスポット(ホットスポット)に1つ、反対側に1つ。

犬や猫と比べると爬虫類は匂いが少ないと言われますが、種類や環境によっては当たり前ですが臭くなります( ̄ー ̄)

こちらも参考にしてください!

【爬虫類がいると部屋が匂う?】今スグできる匂いの原因と対策&最強グッズ
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湿度管理

ニホントカゲの飼育で湿度がどれくらいという数値がハッキリしていませんが、適度に床材が湿る程度に軽く霧吹きしてあげましょう。

常に湿っている状態でなはく、乾いたら軽く霧吹きするといった感じです。

夏場など湿度がある時期は1日1回、乾燥する時期は2回にするなどベストな状態を把握しましょう。

そのためには床材が必要になりますが、ヤシガラマットや新聞紙、キッチンペーパー、ペットシーツでも大丈夫ですが、もし冬眠させるのであれば腐葉土などを5㎝ほど厚めに敷いてあげましょう。

見栄え良くしたいけど冬眠はさせないのなら、2~3㎝ほどの暑さに床材を敷いてあげましょう。

いずれも排泄物はこまめに取り除き、腐葉土の場合は排泄物の周りの土も一緒に取り除きます。

減ってきたらその都度少し床材を足しますが、月に1回は全ての床材を交換しましょう。

何故なら虫が湧いてきたりするから((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

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その他のアイテム

飼育ケージの項目でも言いましたが、バスキングスポット(ホットスポット)には岩やレンガ、流木など置いてあげましょう。

何故なら熱を吸収した石やレンガ、流木などでお腹を暖めることが出来るからです~。

レンガなどは100均とかでも入手できますし、雰囲気を出したいなら岩や流木がオススメ。

そして水飲み用に水入れも設置してあげましょう。

飲み水となりますので、毎日水を綺麗なものと交換してください。

もちろん水入れも洗ってくださいね。

ニホントカゲは普段は巣穴に隠れていたりしますので、床材を厚めに敷かない場合はシェルターを設置して隠れ家を作ってあげます。

こちらはウェットシェルターで、上部の窪みに水を入れて使用しますので、ある程度の湿度が保てます。

冬眠させるかさせないかですが、初心者の方は冬眠させるのは難しいので、飼育ケージ内の温度が20℃を下回らない程度で上記した温度を守っていればOK!

冬眠させた方が長生きすると言われていますが、冬眠中に目を覚まさせないように注意したり、冬眠明けが大変みたいなので、無理しなくても良いと思います。

ニホントカゲは基本的に生餌しか食べないので、体が小さめなイエコオロギなどがメインとなります。

その他にもミールワームなどのワーム系やデュビアなどです。

ネットで通販も出来ます。

慣れてきたら自家繁殖してコストを抑える方法もあります。

生餌しか食べないと言われますが、個体によっては爬虫類用の人工飼料も食べてくれるみたいなので、一度試してみるのもいいかもしれません。

人工飼料を食べてくれれば、乾燥や冷凍コオロギも食べてくれる可能性が高いです。

ハンドリングについての記事を参考にしてみて下さい。

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とにかく臆病なので、トカゲちゃんがストレスにならないように様子を見ながら、時には諦めも肝心です。

給餌の頻度なんですが、子供の頃はコオロギなどを毎日食べるだけ与え、成体になったら2日に1度なら体の大きさに合った餌昆虫を1匹、週に2回与えるなら腹八分目くらい与えます。

餌の大きさは頭部の三分の一が目安ですよ~♬

ミールワームなどをメインに与えるのはやめましょうね~。

肥満の原因になったりします(;’∀’)

そして餌昆虫だけでは栄養価が足りないので、カルシウム剤などを餌昆虫にまぶして与えましょう!

カルシウム剤の与え方や、餌についてはこちらを参考にしてください。

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そして、ここでは関係ないかもですが、爬虫類に興味ある方は読むべし!!!というマンガがありまして(笑)

爬虫類が好きな方は既にご存知かと思いますが、知らなかった方は是非読んで欲しい!!!

面白いので、まだ知らない方は是非読んでみて!!!

 

私はかさばるのでいつもkindleなどの電子書籍を購入してます~。

電子書籍はこちら

紙のコミックが良い方はこちら

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ニホントカゲの飼育 まとめ

トカゲ

日本人にとってとても身近なニホントカゲ。

もしかしたら、9月下旬から10月上旬にかけて、冬眠状態に入ったけど隠れ家までたどり着けないトカゲを見つけてしまうかもしれません(;’∀’)

そんな場合も参考になるかと思いますよ~( *´艸`)

トカゲ
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SPIN☆

皆さまはじめまして♪
SPIN☆と申します。

爬虫類に興味を持ち始め、現在に至ります。
爬虫類の奥深さに日々勉強です♬
初心者でもわかりやすいようにご紹介できればと思います!

コメント

  1. 一村一矢(ペンネーム) より:

    「note」で小説を書いています。
    ピンク色のトカゲの写真がどうしても必要なのですが、フリーユースのサイトとか探しまくっているのですが見当たりません。
    もしお持ちでしたら、貸していただけないでしょうか。
    できるだけどぎついピンクが良いのですが。お願いいたします。