エジプトトゲオアガマはトゲオアガマ属のなかでも最大種となります。
オッサンのような顔とプニプニしたお腹が可愛い温厚なトカゲです♬
今回はそんなエジプトトゲオアガマについての特徴や生態、飼育についてご紹介いたします!
エジプトトゲオアガマの特徴と生態
- 【昼行性】【地上棲】
- 生息地:西アジア、エジプト、サウジアラビアなど
- 大きさ:70~75㎝
- 寿命:約40年
- 値段:1万円前後
ここからはエジプトトゲオアガマの特徴や生態、人間とのかかわりについてご紹介していきます!
エジプトトゲオアガマの特徴
エジプトトゲオアガマは最大全長75㎝ほどにもなるトゲオアガマ最大種です。
体色は灰褐色で幼体時は黄色い斑紋が入りますが、成長と共に消失し、体側面にやや大型のウロコが並びます。
しっかりとした体つきをしており、尾は太くて長くまるで小さな恐竜のようです♬
尾には硬質の棘がびっしりと生えていて、慣れないうちは触ろうとすると攻撃されますので注意!
エジプトトゲオアガマの生態
乾燥した砂漠や荒野などの環境に生息し、地上棲で昼行性のトカゲです。
長い横穴を掘り、暑さや寒さから身を守ります。
性格は本質的に温厚なので、トゲオアガマの中でも最も共同生活に向いていると思います!
他のトカゲを攻撃したりすることはありませんよ~♬
食性は他のトゲオアガマ同様植物食性で、植物の葉、花、種、果実などを食べます。
幼体時は昆虫も食べますが、成長するに従いほぼ完全な植物食性となります。
繁殖形態は卵生です。
エジプトトゲオアガマと人間との関係
生息地では食用とされたりします(-_-;)
結構あるあるだったりしますが、なんか複雑だったりもします…………。
ペットとしても飼育され、日本にも輸入されており、主に基亜種流通し、亜種のコウロコトゲオアガマは日本では2008年に初めて輸入されたと思われます。
以前は流通量が多く、主に野性個体が流通していましたが現在は繁殖個体は主な流通個体となっています。
野性個体は体内に寄生虫などがいることがあり、衰弱し命を落とすことが多かったので繁殖個体が流通するようになって良かったな~と思います。
トゲオアガマは飼育ケージ内に局所的な熱源を設けるため、ケージ内が高温にならないように大型の飼育ケージが必要です。
エジプトトゲオアガマの飼育
ここからはエジプトトゲオアガマの飼育ポイントについてご紹介していきます!
飼育ケージ
まずは飼育ケージ選びからです!
トカゲの飼育には全長の約2倍以上の幅の飼育ケージが必要ですが、トゲオアガマは局所的に高温が必要となり、そのため飼育ケージ内の温度が高くなりすぎてしまうので、大き目な飼育ケージが必要となります。
最大で75㎝にはなりますので、正直そこまで大きな市販の飼育ケージはありません(;’∀’)
自作するか特注するか、大きくなったら放し飼いにするかのどれかになります。
成長する前までは爬虫類専用の飼育ケージを使用しましょう!
入手できるエジプトトゲオアガマの全長は15㎝以下の幼体から20~30㎝くらいの個体が多く、成長は非常に遅いです。
小さいうちは↑で紹介した飼育ケージより小さくても大丈夫と思われがちですが、小さな飼育ケージでは十分な温度勾配を作れない場合が多く見られ、幼体が弱ってしまいますので、可能な限り大き目な飼育ケージを用意しましょう!
温度管理
エジプトトゲオアガマは非常に高温になる地帯に巣穴を掘って生活していますので、飼育する際は高温を発するバスキングライトと非常に高い紫外線を照射するUVライト(紫外線灯)が必要になります。
さらに飼育ケージ内の日中の基本温度を保つには散光型のライトかパネルヒータータイプの暖突という保温器具も必要です。
バスキングライトが高温なので、季節やお住まいの地域によっては保温器具が必要ない場合もありますが、冬場など基本温度を保てない場合などには必須なので、必ず用意しましょう!
何やらすごく明るい白色灯を好むそうで、人間なら耐えがたいほどの暑さがある場所で日光浴します。
そして十分に体が暖まったら巣穴に潜り込み休みます。
ですが、飼育下ではそのような大きな個体がすっぽりと入れるような深い巣穴を再現できませんので、その代わりに飼育ケージ内に高温部分と、そうでない基本温度部分を作ってあげることが大事です。
バスキングライトは夜間は消灯します。
バスキングスポット(ホットスポット)とはトカゲちゃんが日向ぼっこする場所と考えてください♪
バスキングスポット(ホットスポット)直下の温度や基本温度、夜間の温度などの詳細はトーマストゲオアガマを参考にし、トゲオアガマの基本的な飼育方法をベースにしてください!
その他のポイント
その他にも必要なものがあります。
床材はサンド系などを敷き、シェルターも必要ですが、大きくなると爬虫類専用のシェルターがありませんので、プラケースなどを工夫して隠れ家を作ってあげましょう!
もし放し飼いにするのなら、砂系は敷けませんので、新聞紙やペットシーツ、人工芝などを代わりに敷きましょう!
体が小さいうちは爬虫類専用のシェルターを設置してあげて!!!
あまり重さのあるものだと、その周辺に穴を掘ってしまったりして崩れて下敷きになってしまったりする危険性がありますので、重さのあるものやバスキングスポット(ホットスポット)に置く岩やレンガなどを置くときは、床材を敷く前に設置してその後に床材を敷きましょう!
餌入れも必要です!
あと温度計や湿度計、爬虫類専用のサーモスタットという便利な器具なども必須です!
それらはトゲオアガマの基本的な飼育方法を参考にしてください♪
トゲオアガマ10種類と特徴や飼育|爬虫類界のおっさんを知ろう!
餌
安樂ウトになると完全な植物食性になりますが、幼体時は昆虫類も食べますので、成長期にはコオロギなどの昆虫類をメインに与え、成長と共に野菜などの植物性のものの分量を増やしていきます。
個体によってはフトアゴヒゲトカゲ専用の人工飼料や鳥の餌なども食べてくれますので、与える餌のレパートリーが増えて便利です♬
餌にはカルシウム剤なども必須!!!
エジプトトゲオアガマ まとめ
いかがでしたか~???
飼育方法やポイントについては同じ砂漠系のトーマストゲオアガマと一緒です!
ベースはトゲオアガマの基本的な飼育方法を参考にしてくださいませ!
そして、ペットを飼育するときに困るのが匂い(-_-;)
こちらの記事も参考にしてみて!!!
コメント