ガーゴイルゲッコーという、なんだかおどろおどろしい名前が付いたヤモリ。
日本でもペットとして人気なクレステッドゲッコー(オウカンミカドヤモリ)の仲間です。
ずんぐりした体がなんだかとても可愛らしく感じる、ガーゴイルゲッコー。
名前についている「ガーゴイル」とは、怪物の石の彫刻で、西洋建築の屋根に設置され、雨樋から流れてくる水の排出口としての機能を持っています。
全くガーゴイルゲッコーとは似ても似つかないのですが(-_-;)
そんなガーゴイルゲッコーについて、特徴や種類、飼育方法などをご紹介していきます♪
飼ってみたい方は是非ご覧ください!
ガーゴイルゲッコーの特徴と種類
ニューカレドニア本島南部に生息し、他のミカドヤモリと同じく樹上棲で、最も環境適応能力が高い。
樹上棲ですが、地表でじ~ッとしていることも多いそうです(笑)
自然下でも森林から住宅地まで幅広く生息します。
そんなガーゴイルゲッコーの特徴や種類などをもっと詳しくご紹介します!
ガーゴイルゲッコーの特徴とは
ガーゴイルゲッコーは別名「ツノミカドヤモリ」といい、その名の通り後頭部とその側面に5本の角のような突起があります。
この角があることから悪魔や怪物、架空の動物を象った「ガーゴイル」を連想し名づけられたと考えられています。
実は80年代中頃からヨーロッパで繁殖され、一時はクレステッドゲッコー(オウカンミカドヤモリ)より人気があったそう!
他のミカドヤモリの比べると細い指をしているので、「ホソユビミカドヤモリ」という別名もついています。
クレステッドゲッコー(オウカンミカドヤモリ)の尾は再生しませんが、ガーゴイルゲッコーの尾は再生します。
そして、ガーゴイルゲッコーは「テールイーター」という異名を持ちます。
その理由は、他の個体の尾を飲めないサイズでも襲うことがあるそうです(;’∀’)
なので飼育する際は、単独飼育するようにしましょう!
餌はクレステッドゲッコー(オウカンミカドヤモリ)に比べると、肉食傾向が強いですが、果実や花の蜜なども舐めます。
ベビーやヤング時の成長期には、動物性のたんぱく質が多いメニューにしましょう!
他の亜種に比べてカルシウムが不足しやすいので、餌昆虫にカルシウム剤をまぶしてから与えてください。
その他、クレス用の人工飼料も与えると良いですよ!
虫が苦手な方はもしかしたら人工飼料中心で、たまに生餌を与える程度で済むかもしれません。
成長期にはクレス用ではなくレオパ用の人工飼料がおすすめ。
理由は昆虫の配分量が多いからです!
昆虫ゼリーや現在は爬虫類用のゼリーもありますので、それらも与えると良いですよ♪
- 【樹上棲】【夜行性】
- 生息地:ニューカレドニア本島南部
- 大きさ:約20㎝
- 寿命:約10年
- 性格:おっとり
- 餌:昆虫類、果実、花の蜜など、人工飼料も
- 相場:約2万円
ガーゴイルゲッコーの種類(モルフ)
ガーゴイルゲッコーの全体的な色や模様は、レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)のベースのモルフのように、ハッキリとした遺伝子パターンがありません。
そうした理由もあり、生まれてくる子供のモルフを予測することは困難だと言われます。
これからガーゴイルゲッコーのモルフをご紹介しますが、画像が全て用意できませんでした。
というか、どれがどれだか私には難しすぎ(;’∀’)
ガーゴイルゲッコーのモルフ ベースパターン
まずはガーゴイルゲッコーのベースとなるモルフ。
ストライプ
ストライプはそのまま縞模様という意味。
尾の付け根から首まで複数のラインが入っています。
ストライプには厳格な定義などは存在せず、ストライプによく似た縞模様がぼやけたようなパターンもあります。
スーパーストライプ
こちらも厳格な定義はありません。
体に4~6以上のストライプが必要と言われています。
レティキレート/マーブル
日本ではマーブルと呼ばれています。
海外では「Reticulated]と呼ばれることが多いです。
マーブルは大理石を模した模様という意味で、レティキレートは鉱物が網目模様をしていることを指します。
バンデッド・モザイク・モットルド
バンデッドは網目状という意味。
背中から横方向に少しギザギザのラインが走っています。
モザイクはその名の通り。
モザイクは基本パターンではまれ。
ストライプベースやバンデッドベースのモザイクもあります。
モットルドとは斑という意。
完全には定義づけられません(;’∀’)
ガーゴイルゲッコーのモルフ パターンカラー
私もよく理解できないのですが、ベースの中の明るい色がパターンカラーだそう。
レッド・オレンジ
レッドはガーゴイルゲッコーの中では最も一般的な色の変化です。
赤といっても明るいものから暗いものまであります。
他の種によってはオレンジ色は赤の一種とされていますが、ガーゴイルゲッコーではレッドとオレンジは別。
レッド&オレンジ/ベーコン
ネーミングが面白いです(笑)
ガーゴイルゲッコーの中にはレッドとオレンジを同時に発色させる個体がいます。
背面とその横、側面の3つの場所でそれぞれ色が発色します。
希少ですが、とても綺麗なモルフです♬
ベーコンの配色は背中が赤くその横がオレンジ、側面はどちらかに発色する個体が多いみたいです。
背中と横が逆のパターンの場合もあります。
その他にもモルフ多種類がたくさんあります。
ホワイト、ブロッチ、スーパーブロッチ、などなど盛りだくさん!
正直全くわかりません( ̄ー ̄)
ガーゴイルゲッコーの他の仲間
ガーゴイルゲッコーのにはクレステッドゲッコー(オウカンミカドヤモリ)など、仲間がいます。
そちらもザッとご紹介♪
クレステッドゲッコー(オウカンミカドヤモリ)
日本でも人気のクレス。
なんと、一時期は絶滅したとされていたようです(;’∀’)
もちろんその後発見!!!
クレステッドゲッコー(オウカンミカドヤモリ)の詳しい特徴や、飼育方法はこちらをご覧ください♪
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ジャイアントゲッコー(ツギオミカドヤモリ)
世界最大、最重量のヤモリです♬
まるで貫禄のあるおっちゃんのようなビジュアルですが、独特なプニプニした触り心地は最高らしいですよ~♬
私もまだ触ったことありません(;’∀’)
触ってみたい~♡
マモノミカドヤモリ
ミカドヤモリの中では中型になります。
多湿を好み、褐色のまだら模様は地表の苔と擬態していると言われています。
灰褐色の個体もいますよ~。
コモチミカドヤモリ
ミカドヤモリの仲間の中では最も流通量が少ない種。
ヤモリですが珍しく卵生ではなく胎生で、幼体を直接産むことで知られています♪
ガーゴイルゲッコーの飼育方法や餌
飼育方法は同じミカドヤモリの仲間の、クレステッドゲッコー(オウカンミカドヤモリ)とほぼ同じ。
1つ違うのは、日光浴をすること。
夜行性なので紫外線は必要ないと言われますが、日光浴をすることが知られているので、弱い紫外線ライトをつけてあげましょう!
餌は人工飼料での飼育が可能です。
虫が苦手な方も安心ですね(笑)
クレステッドゲッコー(オウカンミカドヤモリ)用か、成長期にはレオパ用の人工飼料がオススメ!
紫外線ライト
クレステッドゲッコー(オウカンミカドヤモリ)の飼育方法でご紹介している、飼育ケージの上に置くタイプです。
こちらは交換球が付属していないので、こちらの交換球を別に購入してください!
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詳しい飼育方法などは、こちらのクレステッドゲッコー(オウカンミカドヤモリ)を参考に、↑で紹介した紫外線ライトをつけ足すだけです♬
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ガーゴイルゲッコー まとめ
いかがでしたか~?
ミカドヤモリの仲間は成長するにしたがって、果実食の割合が増えるそうで、クレステッドゲッコー(オウカンミカドヤモリ)用や、成長期にはレオパードゲッコー用の人工飼料での飼育が可能なので、トカゲなどを飼育してみたくても、断念していた方にもピッタリなトカゲ(ヤモリ)です♬
ぜひガーゴイルゲッコーをペットに検討してみてはいかがでしょうか?
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