ドワーフモニターはオオトカゲの中でも小型のトカゲです♬
生息地はオーストラリアとインドネシアに分かれます。
見た目はオオトカゲ(モニター)のようにかっこいいのに小型なので飼育ケージ選びにも困らないというメリットもあります。
今回はそんなドワーフモニターの特徴や種類、インドネシア系のドワーフモニターの飼育についてご紹介していきます!
ドワーフモニターの特徴
ドワーフモニターとは、オオトカゲ属のヒメオオトカゲ亜属の仲間で、小さなオオトカゲの事を言います。
あくまでオオトカゲの中では小さめということです!
オオトカゲ(モニター)の中でも小型ではありますが、見た目は立派なオオトカゲの風貌をしており、小型だからこそ飼育ケージ選びもしやすく、魅力あふれるモニターです♬
ドワーフモニターの主な生息地は、オーストラリアとインドネシアに分かれます。
なので適した飼育環境も生息地によって違ってきます。
オーストラリア産のドワーフモニターは非常に貴重で比較的高価になりがち。
それもそのはず。
オーストラリアは野生動物の輸出を禁止していますので、当たり前と言っちゃ当たり前(;’∀’)
流通していたとしても研究や展示などで輸出された個体から繁殖された個体が多いかと思います。
小型とは言え、モニターの中での小型なので、しっかりと飼育環境を整え、念のためにハンドリングの訓練もしたほうが良いかと思います。
ハンドリングについてはこちらを参考にしてください。
トカゲをペットにしなつくようにするには?目指せハンドリングへの道!
ドワーフモニターの種類8選
これからドワーフモニターの種類を8種ご紹介しています!
生息地はオーストラリア系とインドネシア系に分かれます♪
ドワーフモニターの種類1、リッジテールモニター
- 別名:トゲオオオトカゲ
- 【昼行性】【地上棲】
- 生息地:オーストラリア
- 大きさ:50㎝ほど(最大80㎝)
- 寿命:15年以上
- 値段:8万円ほど
ちょっとぽってりとした体形をしており、他のドワーフと比べて大きく感じるかもしれません(;’∀’)
世界中で繁殖が行われているので、ドワーフモニターの中でも最もポピュラーな種と言えます♪
リッジテールモニターの詳細はこちらを参考にしてください。
ドワーフモニターの種類2、ストーリーモニター
- 別名:イワヒメオオトカゲ
- 【昼行性】【地上棲】
- 生息地:オーストラリア中央部~北西部
- 大きさ:30~35㎝
- 値段:5~7万円
リッジテールモニターに次いで入手しやすいかもしれません。
ドワーフモニターのなかでも小型なので、大きな飼育ケージも必要ないので嬉しいところ(笑)
やや太目なBODYがなんか親近感がわきます( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
ドワーフモニターの種類3、キンバリーロックモニター
- 別名:ホオスジイワバオオトカゲ
- 【昼行性】【地上棲】
- 生息地:オーストラリア
- 大きさ:最大80㎝ほど
- 値段:20万円ほど
ドワーフモニターの中では大型になりますが、スリムなBODYをしているのでそんなに大きさは感じないかもしれません♪
オレンジ色の斑紋が美しくて、入手が困難なドワーフモニターです(;^_^A
ドワーフモニターの種類4、ピルバラロックモニター
- 別名:ピルバライワバオオトカゲ
- 【昼行性】【地上棲】
- 生息地:オーストラリア
- 大きさ:40㎝ほど(最大60㎝)
- 値段:30万以上
丈夫であまり物怖じしない性格で、体色は全身に入るオレンジ色の斑紋がと~っても美しいのですが、流通量が非常に少なく入手が困難(;’∀’)
値段も高いです( ゚Д゚)
ドワーフモニターの種類5、フレックルモニター
- 別名:シモフリシリトゲオオトカゲ
- 【昼行性】【地上棲】
- 生息地:オーストラリア
- 大きさ:約60㎝ほど(最大80㎝)
- 値段:10~13万円ほど
ブラックヘッドモニターの亜種になりますが、ブラックヘッドモニターが黒いのに対し、本種はライトグレーや茶褐色をしています。
大きさはありますが、スリムな体型をしていますので意外と大きく感じないかもしれません。
基亜種と亜種両方を指す場合はトリスティスモニターと呼びます。
ドワーフモニターの種類6、ピーコックモニター
- 別名:クジャクオオトカゲ
- 【昼行性】【半樹上棲】
- 生息地:インドネシア
- 大きさ:60㎝ほど
- 値段:15,000~40,000円
本種はインドネシアのロティ島に生息するドワーフモニターです♬
入手は比較的容易で、樹上棲の強い生態をしています。
樹上棲トカゲによく見られる細身な体型をしており、名前の通り「クジャク」の美しい羽模様のような独特な斑紋が全身に入ります。
チモールモニターとよく似ているのですが、私は区別がつかないかもしれません(笑)
チモールよりピーコックモニターのほうが黄色味が強いのでそこで区別する感じかな~。
ドワーフモニターの種類7、シミリスモニター
- 【昼行性】【地上棲】
- 生息地:インドネシア、オーストラリア、パプアニューギニア
- 大きさ:60㎝ほど
- 値段:2~3万円ほど
ドワーフモニターの生息地は主にオーストラリアとインドネシアと伝えましたが、シミリスモニターは幅広い地域で生息しています。
地上棲と書きましたが、樹上棲の特徴が強いように感じます。
青みがかった黒色に白の斑紋が全身に入っておりシンプルな配色ながらもとても美しいモニターです。
流通量は少なめですが比較的容易に入手できるそうです。
シミリスモニターについてはこちらも参考にしてください。
【シミリスモニター】白の斑紋が美しいドワーフモニターの飼育について
ドワーフモニターの種類8、チモールモニター
- 別名:ヨジリオオトカゲ
- 【昼行性】【地上棲】
- 生息地:インドネシアのチモール島
- 大きさ:60㎝ほど
- 値段:15,000~25,000円ほど
ピーコックモニターに似たドワーフモニターです♬
本種はピーコックモニターとシミリスモニターより入手がしやすいと感じます。
名前と生息地を見るとお分かりいただけると思いますが、「チモール」とはインドネシアのチモール島から名づけられました。
こちらも樹上棲が強いかと思います。
チモールモニターについてはこちらも参考にしてください。
【チモールモニター】入手しやすいドワーフモニターの特徴や飼育
ドワーフモニターの飼育
ここからはドワーフモニターの飼育について説明していきますが、主にインドネシアに生息するドワーフモニターの飼育の参考にしてみてください♪
基本的なことと思ってください♪
オーストラリアに生息するドワーフモニターの飼育についてはこちらを参考にしてください。
飼育ケージ
ピーコックモニター、シミリスモニター、チモールモニターは最大でも60㎝ほどにしか成長しませんし、尾が長いですしスリムな体型をしているので、想像以上に小型に感じるかと思います。
樹上棲の傾向が強いので高さのある飼育ケージを選ぶと、色々な行動が見ることが出来て楽しいかと思います。
ですが、高さが必須ではないので最低でも横幅が60㎝あれば大丈夫です。
欲を言えば90㎝あったほうがいいかな~。
温度管理・照明
ピーコック、シミリス、チモールの生息地であるインドネシアは熱帯性気候なので、温度と湿度両方が必要な高温多湿の環境にしましょう。
飼育ケージ内の基本温度は28℃、バスキングスポット(ホットスポット)の温度は35~40℃、夜間は26℃に設定します。
熱帯雨林は夜間でも熱がこもりやすく気温が下がりにくい傾向にあります。
25℃以下になると、すぐには影響はないかもしれませんが、徐々に体調を崩したり病気になったりする可能性がありますので基本的には25℃以下にしないように注意を払ってください。
まずは保温器具ですが、飼育ケージ内の基本温度を管理します。
暖突は飼育ケージの上部(蓋)部分に取り付けるプレートヒーターになります。
そしてバスキングスポット(ホットスポット)に照射するバスキングライトです。
バスキングスポットは飼育ケージの左右どちらかに寄せて作ります。
必然的に反対側はバスキングスポット(ホットスポット)より温度が低く管理しやすくなります♪
調べてみるとドワーフモニターが天井付近などで休んでたりすることもあるようなので、念のためバスキングライトに火傷予防のカバーもあります。
そして照明。
昼行性のトカゲなのでバスキングライト以外に紫外線の照射も必要になります。
コンパクトトップは上記でご紹介したジェックスの飼育ケージ幅90㎝のタイプにピッタリ合う照明器具で、ケージの外側上部に設置するのでケージ内はバスキングライトのみですっきりします。
そしてコンパクトトップは4灯式なので、こちらのライトが4つ必要です。
トカゲちゃんをお迎えする前にバスキングスポット(ホットスポット)の温度確認をして調整しましょう。
そしていつライトが切れてもいいように予備も購入しておくことをオススメします。
湿度管理
湿度については意見が分かれますが、意外と多湿が好きではなさそうだとの事です。
個体差にもよるかもしれませんので、飼育ケージ内の湿度は部分的に70%くらいの高い場所を作ってみましょう。
それ以外の場所はもう少し湿度を下げた環境を作るといいでしょう。
結構難しそうに感じますが、ここを湿度高めな場所と決めたところにまめに霧吹きするとか、水苔を入れたタッパーなど置くとか水入れを設置するとかで対処できます。
高温多湿を好むと言われますが、蒸れには弱いので風通しの良い場所に飼育ケージを置くか、そうでない場合は水槽用のファンなどを使用しましょう。
その際、ファンの風は飼育ケージの外側に向けるように設置してくださいね~。
飼育ケージ内には床材が必要ですが、湿度管理しやすいものを選ぶ方法と、掃除しやすいものを選ぶかのどちらかになります。
湿度管理しやすいものはハスクチップなどになります。
ですが、1か月に1回は床材全てを交換し、排泄物はすぐにその周りの床材と共に除去。
そうしないと3週間ほどでダニが湧くこともあるそうです((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
ハスクチップにヒノキチップをブレンドすると予防になるそうですが、1~2か月に1度は必ず全ての床材あh交換してください!
そして床材にはペットシーツやキッチンペーパー、新聞紙、人工芝など使用すると掃除がしやすいです。
人工芝の場合はその下にペットシーツなどを敷いてからになります。
床材は必ず敷いてください。
敷かないと床がツルツルして滑ってケガの原因になります!
もう一つ湿度管理に役立つのが水入れ。
本来は水を飲ませるための目的ですが(笑)
ピーコック、シミリス、チモールは比較的水棲の要素が弱いようです。
水容器に浸かっているところを見たことがあまりありませんし(;^_^A
なので、そんなに大きな水入れは必要ありません。
その他のアイテム
その他にも必要なアイテムやおすすめアイテムがあります。
1つ目はシェルター。
最終的には必要ないかと思いますが、初めの頃は隠れる場所を作ってあげてストレス緩和させてあげる効果があります。
2つ目は便利アイテム。
保温器具やライトなどを管理してくれる爬虫類用のサーモスタットです。
このアイテムは絶対に持っていたほうがいいです!
温度、時間を設定するだけで保温、照明器具を簡単にコントロールでき、昼間の温度と夜間の温度の2つの温度設定も可能のうえ、照明のON/OFF時で異なる制御温度を設定できますので自然のサイクルを飼育ケージ内に再現しやすくなります。
さらにヒーターと照明器具のON/OFFをコントロールできるタイマー機能付き♪
そして3つ目はこちらは必須!
温度と湿度管理は爬虫類飼育において最も重要な課題。
1日に最低1回は飼育ケージ内の温度と湿度をチェックする習慣をつけましょう。
そのためには温・湿度計が必要になります♪
こちらは2つ必要です。
バスキングスポット(ホットスポット)のそばに1つと、その反対側にもう1つ。
バスキングスポット(ホットスポット)の温度と基本温度をチェックします。
餌
餌は基本的に無脊椎動物、昆虫がメインとなります。
コオロギやデュビアが中心となりますが、たまにピンクマウスなどを個体の大きさに合わせてカットして与えてもいいです。
ピンセットでの給餌が出来るようなら、冷凍や乾燥コオロギも食べてくれる可能性が高いので、大変たすかります。
ピンセットでの給餌が出来るように訓練することもできます。
ハンドリングの訓練の過程でピンセットでの給餌がありますので、ハンドリングの記事を参考にしてください♪
トカゲをペットにしなつくようにするには?目指せハンドリングへの道!
餌は個体の大きさに合わせてサイズアップしていきましょう!
時々でいいのでささ身やハツ、マウスやヒナ鶉などを与えてもいいです。
なるべく毎日同じメニューにならないように、上手にローテーションを組んで与えましょう!
そしてカルシウム剤もまぶして与えましょう。
カルシウム剤についてはこちらの記事を参考にしてください。
ドワーフモニター まとめ
いかがでしたか?
ドワーフモニターはオオトカゲのビジュアルなのに小型なところが魅力なトカゲです。
オオトカゲを飼育してみたくても大きくなるので躊躇してしまっている方にはピッタリかと思います♪
是非、ドワーフモニターに適した環境を上手に作って飼育してください!
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