まるで日本の武将が身に着けている甲冑のような鱗がとてもカッコいいですし、しかも顔は可愛らしいと言いうギャップが魅力のヨロイトカゲ。
今回は、そんなヨロイトカゲ属の種類と魅力をご紹介していきたいと思います!
ヨロイトカゲ属の種類
これからヨロイトカゲ属の種類を5種類ご紹介していきます!
あなたのお気に入りはどの子かな?
ヨロイトカゲ属の種類1、ヒナタヨロイトカゲ
- 別名:ネッタイヨロイトカゲ、トロピクスヨロイトカゲ、トロピカルヨロイトカゲ
- 【昼行性】【地上棲】
- 生息地:ケニア、マラウイ、モザンビーク、タンザニア、ザンビア、ジンバブエ
- 大きさ:6~7,5cm(最大9㎝ほど)
- 寿命:15年ほど
- 値段:5,000~10,000円ほど
ヨロイトカゲでは飼育しやすくてお手頃価格。
流通量もヨロイトカゲの中では多く、一番ポピュラーかもしれません。
ヒナタヨロイトカゲはサバンナに生息し、乾燥した場所で生活をしています。
野生下では倒木や木の根元、岩石の隙間などに隠れていることが多いです。
ヒナタヨロイトカゲは1~30匹が同じ居住空間を共有しており、カッコいいトゲトゲのウロコは岩の隙間などから外敵に引きずり出されないようにする役割もあります。
食性は肉食で、昆虫類や節足動物などを食します。
繁殖形態は卵胎生で、1度に1~4匹の子供を産みます。
ヒナタヨロイトカゲの詳細はこちら
ヨロイトカゲ属の種類2、アルマジロヨロイトカゲ
- 【昼行性】【地上棲】
- 生息地:アフリカ
- 大きさ:17~20㎝ほど
- 寿命:平均10年くらい
- 値段:約30万円
アルマジロトカゲとも言われています。
ヨロイがないだけ…………..。
そんなアルマジロヨロイトカゲは南アフリカの乾燥した地域に生息し、岩場の隙間などに潜んでいます。
外敵に襲われると岩の隙間などに逃げ込みます。
寒暖差のある地域に生息していますので、温度変化にも強いのでその点では飼育しやすいと言えます。
名前の通り、動物のアルマジロのようにクルンと自分の尾を噛み丸くなります。
その姿は可愛いの一言に尽きます( *´艸`)
ヨロイトカゲ属の種類3、オオヨロイトカゲ
- 【昼行性】【地上棲】
- 生息地:アフリカ共和国北東部
- 大きさ:最大40㎝ほど
- 寿命:10年前後
- 値段:70万円くらい
オオヨロイトカゲはアルマジロヨロイトカゲと同じく非常に流通量が少なく、値段も高価なヨロイトカゲですが、以前はそんなに値段が高くありませんでした。
何故、現在の値段が高いのか?
それはアフリカでの野性個体が密猟などで激減し、輸出が規制されたからです。
密猟者は輸出の際に繁殖個体と偽っているとも言われており、このままでは10年後には絶滅するのではとも懸念されています(-_-;)
オオヨロイトカゲは日光浴が大好きなトカゲです♬
太陽に向かって四肢を広げ、首を反り上げる姿はなんか神々しいですよ~。
オオヨロイトカゲについてはこちら
【オオヨロイトカゲ】5~10年後には絶滅が危惧されるトカゲとは?!
ヨロイトカゲ属の種類4、ジョーンズヨロイトカゲ
- 【昼行性】【地上棲】
- 生息地:ボツワナ南部、南アフリカ北東部、モザンビーク南部、ジンバブエ南部
- 大きさ:最大16㎝ほど
- 寿命:10年くらい
- 値段:15,000円くらい~
ジョーンズヨロイトカゲはヒナタヨロイトカゲと非常によく似たヨロイトカゲです。
形態上の違いは鼻の穴の位置で見るそうです。
ジョーンズヨロイトカゲは鼻の穴がウロコの真ん中に開いており、一方ヒナタヨロイトカゲはウロコの後方に開いているので区別がつくようです。
その他にも、本種のほうが吻端が短いなどの違いがあります。
生態は、生息域に広がるブッシュベルドと呼ばれているやや乾燥した森林に生息し、倒木や岩の下、木の根元、樹木のウロなどに潜んでいます。
意外ですが人家付近の耕作地などにも生息するようです。
食性は肉食で主に昆虫類を食しますが、とある季節にはシロアリをメインに食べて体内に脂肪分を蓄えると言われています。
繁殖形態は胎生で、夏には全長4㎝ほどの幼体を2~4匹産みます。
そんなジョーンズヨロイトカゲは、以前ヒナタヨロイトカゲと同様、もしくは混同されてましたが最近はあまり流通しているのを見かけなくなってきたように思われます。
流通量が少ないわりに安価だったりします(;’∀’)
ヨロイトカゲ属の種類5、ジンバブエヨロイトカゲ
- 別名:ローデシアヨロイトカゲ
- 【昼行性】【地上棲】
- 生息地:ジンバブエとモザンビークの国境付近
- 大きさ:最大9㎝ほど
- 値段:1万円ほど
ジンバブエヨロイトカゲの特徴は、体が扁平で体色は褐色をしており、濃色の不鮮明な斑紋や黄色い斑点が入ります。
胴体のウロコには筋状の盛り上がり(キール)があり、尾にはトゲ状のウロコが環状に並んでいます。
他のヨロイトカゲ同様、本種もトゲ状のウロコには外敵から身を守ったり、岩の隙間などに逃げ込みトゲ状のウロコが楔のような役割をし、隙間から引きずり出されないようにするためと考えられています。
そして頭部は大きく、上から見ると三角形の形状で、特にオスに顕著にみられます。
生態は、高地にある草原や岩場に生息します。
食性は肉食で、主に昆虫類や節足動物を食します。
繁殖形態は卵胎生です。
卵胎生とは、動物のメス親が卵を胎内で孵化させて子を産む繁殖形態の事を言います。
ヨロイトカゲの魅力とは?!
ここからはヨロイトカゲの魅力についてご紹介します♪
あくまで私の個人的な意見なので、参考程度にしてくださいね~!
ヨロイトカゲの魅力1、カッコいいのに可愛い!
何と言っても一番の魅力はトゲトゲしたウロコでしょう!
恐竜のようでもあり、甲冑のようでもあり、みているだけで心がウキウキしちゃいます♪
これだけだと、なんか厳ついイメージを持たれそうですが、そのお顔をと~ってもキュート♡
優しく穏やかな表情とかっこいいウロコでギャップ萌えです( ̄ー ̄)
ヨロイトカゲの魅力2、安価で小型なところ
ヨロイトカゲは画像で見るとトゲトゲしたウロコがカッコいいので、中型以上クラスのトカゲに思えますが、実は小型だったりします(笑)
少しでも大きい種類が良ければ、かなり高額になりますがオオヨロイトカゲになります(;^_^A
そして、種類によっては手に入れやすい価格なところも嬉しいですね♪
オオヨロイトカゲとアルマジロヨロイトカゲは別として(笑)
ヨロイトカゲの魅力3、飼育のしやすさ
爬虫類全般に言えますが、簡単に飼育できるわけではありませんので勘違いしないでくださいね~。
トカゲの中では比較的飼いやすいと言われていますが、賛否両論あります(;’∀’)
比較的飼育しやすい理由としては、大人しい性格で小型である点と、乾燥系なので湿度の調整が比較的気を使わなくても良いところ。
反対意見としては、流通している個体のほとんどが野性個体なところ。
入荷直後では乾燥系のトカゲなので脱皮不全などになっている個体が多く見られ、そのれにより指が壊死していたり、指が無くなっていたりしている個体も見られます。
あまりこういう言い方はしたくないのですが、野性個体は「状態が悪い」と言わざるを得ません。
そして野性個体は寄生虫を持っていたり、輸送状態が悪くて弱っていたりなどもあるので、そうなると新しい環境で元気にもりもり餌を食べてくれるまでが大変だったりします。
もしくは年齢がわからないので、初めから寿命が近い個体もいるかも…………。
乱獲や密猟などもあるので、心が痛みます(´;ω;`)ウッ…
早く日本でも繁殖個体を中心に流通することを願います。
そしてヨロイトカゲ全種がサイテスⅡ類に記載されています。
病気についてはこちらをご覧ください。
サイテスとはこちらをご覧ください。
サイテスとは?ワシントン条約と爬虫類に関する疑問にお答えします!
ヨロイトカゲ属のまとめ
いかがでしたか?
ヨロイトカゲはかっこかわいいトカゲで、小型なので飼育ケージ選びも容易です。
大型のトカゲになると、大型の飼育ケージが市販されていないので、最終的には放し飼いも考慮にいれ、そのためにはしつけもしないといけませんが、小型のトカゲだとそれが必要ないのがいいところでもあります。
あまり行動的なトカゲではありませんが、十分に見ごたえがある魅力的なトカゲだと思います。
機会があれば是非、飼育にチャレンジしてみてください♪
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