オーストラリアとインドネシアの一部に生息するアオジタトカゲの中でも最もポピュラーかと思われるハスオビアオジタトカゲの基亜種がヒガシアオジタトカゲになります。
今回はそんなヒガシアオジタトカゲの特徴や生態、飼育に関してをご紹介していきます!
ヒガシアオジタトカゲの特徴や生態
- 【昼行性】【地上棲】
- 生息地:オーストラリア東部
- 大きさ:40~55㎝(最大60㎝)
- 寿命:15~20年(アオジタトカゲに準じる)
- 値段:1万円前後くらい~
実はハスオビアオジタトカゲとも呼ばれているヒガシアオジタトカゲの特徴や生態をご紹介していきます!
ヒガシアオジタトカゲの特徴
どことなく、イリアンジャヤアオジタトカゲに似ていて、体色には色んな種類があります。
そもそもアオジタトカゲの分布の範囲が広いので形態の定義が難しかったりします(;’∀’)
特徴的なのは前足に模様がなく、薄いストライプ状の模様が入り、細長い頭と側頭部には黒い線条模様を持っているところでしょうか。
一般的に言われるのが、目の後ろに明瞭で太くて黒いラインが入ることですが、この特徴は分布域の南部の方の個体群の特徴のようだと言われています(;’∀’)
一体何が正しいのやら……………..。
ヒガシアオジタトカゲの生態
草原や森林などの幅広い環境に生息し、オーストラリアの北部から東部にかけて生息するようです。
体長は50㎝ほどまでに成長します。
繁殖形態は卵胎生で、現地の春にあたる9~11月の交尾を行い、約100日ほどの妊娠期間を経て全長が10~15㎝ほどの幼体を10~20匹出産します。
食性は雑食性で、昆虫類、カタツムリなどの陸棲貝類、小型哺乳類、動物の死骸、花、果実などを食します。
アオジタトカゲの種類についてはこちらを参考にしてください。
ヒガシアオジタトカゲの飼育
ここからはヒガシアオジタトカゲに適した環境と飼育ポイントをご紹介していきます!
ヒガシアオジタトカゲに適した環境と飼育ポイント
まずは飼育ケージですが、アオジタトカゲは底面積を重視した大型の飼育ケージが必要です。
飼育ケージ内が蒸れないように、上部などは通気性が確保できて脱走されないようにしっかりとロックできるものを選びましょう!
それを踏まえると、爬虫類専用の飼育ケージがおすすめ。
飼育ケージの大きさは最低でも横幅が90㎝は欲しいところです。
飼育ケージ内の基本温度は25℃くらいで、バスキングスポット(ホットスポット)の温度は32℃くらいを保つようにします。
夜間は基本の温度より少し低く設定してください。
極度の低温に弱いので、保温器具も必須となります。
夏場はバスキングスポット(ホットスポット)に照射するバスキングライトで大丈夫かもしれませんが、冬場の夜間には必ず必要となってきますので、準備しておきましょう!
これを踏まえると、必要な飼育道具は基本温度を保つ保温器具と、バスキングライトになります。
さらに昼行性のトカゲなので、紫外線の照射も必要になります。
野生下での太陽光の代わりに紫外線ライトも必須です。
床材は表面が軽く湿った粉砕したヤシガラや腐葉土を少し厚めに敷いてください♪
粉状のヤシガラになると、乾燥した時に目や呼吸器に入ってしまい、疾患を及ぼす可能性があるのであまりお勧めできません(;’∀’)
そして、流木やコルクバーグなどを利用して潜り込めるような隠れ家を作ってあげてください♪
爬虫類専用のシェルターだと、適した大きさがない場合はお値段しますがコルクチューブや、お手頃なココナッツマットを筒状にするのもオススメです♬
個体の大きさに合わせたシェルターを用意してあげてください。
飼育ケージ内の湿度を保つには、最低でも1日1回ケージ内に霧吹きするように!
飼育ケージ内の温度や湿度をチェックするための温度計や湿度計も必須です。
さらにライトや保温器具を管理してくれる便利なアイテムがあります。
爬虫類専用のサーモスタットです。
こちらも使用することをオススメいたします♪
その他の飼育についてはアオジタトカゲの記事を参考にすることをオススメいたします。
餌
ヒガシアオジタトカゲは雑食性なので、餌はコオロギなどの昆虫、野菜、たまに果物を与えましょう。
アオジタトカゲは雑食の爬虫類専用の人工飼料も食べてくれる個体が多いので、是非試してみる価値はあります。
雑食の爬虫類専用の人工フードとは、フトアゴヒゲトカゲやイグアナフードがオススメです。
色々な人工飼料がありますので、食いつきの良いものをいくつか探してみて!
人工飼料以外の餌を与えるときには、カルシウムなどをまぶして与えましょう。
そして、餌昆虫ですが、生餌だとトカゲちゃんに噛みついたり、逃げたりすることを防ぐためにも後ろ足を取ってからケージに放すと良いでしょう。
ですが、人工飼料を食べてくれる子なら、生餌じゃなくても缶詰やドライになったコオロギなんかも食べてくれると思うので、試してみてください♪
そしてメインに人工飼料を与える場合も、副菜として野菜も与えたり、人工飼料の種類を変えたり、ローテーションを組んであげるとよりいいでしょう。
餌についてはこちらの記事も参考にすることをオススメいたします。
ヒガシアオジタトカゲ まとめ
いかがでしたか~???
分類や形態についてはかなり複雑なようです(;’∀’)
飼育に関してはアオジタトカゲでもインドネシア系とオーストラリア系がいるので、湿度が少し違う程度の差かな~という感じです。
アオジタトカゲの記事を参考にして欲しいと言いましたが、トカゲの基本的な飼育の記事も読んでおくと、より一層理解が深まりますのでオススメです♬
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