ヨロイトカゲの魅力は何と言ってもトゲトゲしたウロコ!
小さな恐竜のようであり、日本の甲冑のようでもあり、とにかくカッコいいトカゲです♬
今回はそんなカッコいいトカゲの特徴や生態、値段や飼育についてご紹介いたします!
ヨロイトカゲの値段や特徴・生態とは?!
これからヨロイトカゲの値段や特徴、生態などをご紹介いたします♪
ヨロイトカゲの値段や特徴
ヨロイトカゲはアフリカ南部を中心に広く分布しているヨロイトカゲ科のトカゲです。
一部の種類を除いて小型のトカゲで、平均的には15㎝ほどの大きさです。
「ヨロイ」と名がつくように、全身が固くて厚いウロコに覆われ、トゲ状に発達したウロコを持つ種類もいます。
特に尾部のトゲの発達が著しく、まるで小さな恐竜のようです♬
ヨロイトカゲ属は47種存在し、その全ての種がサイテスに記載されています。
値段はかなり幅があり、オオヨロイトカゲとアルマジロヨロイトカゲは30万~70万円とかなり高額ですが、ヒナタヨロイトカゲなどは1万円程度と手に入れやすい価格だったりします。
ヨロイトカゲの生態
ヨロイトカゲの分布域の気候帯は乾燥帯から温帯になり、サバナ気候から砂漠気候に属する場合が多いですが、多くのヨロイトカゲが分布する南アフリカは地中海性気候のような地域が多くて、乾燥していても気温はそれほど高くなかったりします。
一般的には昼間は比較的強い日差しによって地表面の温度が上がり、夜は一変して10℃近くまで冷え込むよいったような環境が多いようです。
生活の場も意外ですが、砂地よりも岩場に生息し、岩の割れ目や深い穴などを棲家にして種によってはハーレムを形成しています。
食性は動物食性で主に昆虫類や小さなトカゲなどを食し、昼行性のトカゲなので日光浴が大好きです。
オオヨロイトカゲは太陽に向けて四肢を広げ頭を高くして日光浴する姿勢から、「サンゲイザー」=「太陽をにらむ者」とかっこいい別名もあるほど。
繁殖形態も、卵胎生~胎生です。
卵胎生とは動物のメス親が卵をお腹の中で孵化させて幼体を産む繁殖形態の事を指します。
ヨロイトカゲの飼育
ここからはヨロイトカゲに適した環境と飼育ポイントをご紹介していきます!
飼育ケージ
まずは飼育ケージ選らびから始めます。
小型のヨロイトカゲなら横幅が60㎝ほどの爬虫類専用の飼育ケージで、オオヨロイトカゲなど大きくなる種には90㎝の横幅のものを選びましょう。
いつもはシェルター内で大人しくしていることが多いのですが、動くときは意外と活発になるので壁を登ろうとしたりフタや扉をしっかり閉じていないと脱走してしまうこともありますので、爬虫類専用の飼育ケージがおすすめです。
飼育ケージ内には岩やシェルターなどを設置してあげると良いですよ~♬
飼育ケージの大きさはもっと小さめでもいいのですが、飼育ケージ内の温度設定が難しかったりします(;’∀’)
温度・湿度管理
ヨロイトカゲの生息地は昼と夜とで温度の変化が非常に激しいので、飼育する場合も昼夜の温度の変化をつける必要があります。
飼育ケージ内の基本温度(涼しい場所)は25℃前後にし、日光浴する場所=バスキングスポット(ホットスポット)の温度は50℃くらいに設定します。
夜間は20℃くらいにしてください。
この環境を作るには、基本温度には保温器具、バスキングスポット(ホットスポット)にはバスキングライトが必要になります。
夜間はバスキングライトなどはOFFにします。
飼育ケージ内の大きさよってはバスキングスポット(ホットスポット)の温度を50℃にすると、涼しい場所(基本温度)を作るのが困難になる場合もあります。
その際は保温器具をOFFにするかバスキングライトのワット数を低いものに替えてみてください。
上でご紹介したバスキングライトは、紫外線も照射するタイプです。
本来なら昼行性のトカゲには紫外線の照射が必要なので紫外線ライトも必須になりますが、こちらだと一石二鳥です。
飼育ケージ内に涼しい場所と暑い場所を作ると言いましたが、バスキングスポット(ホットスポット)を飼育ケージ内左右どちらかに寄せて作ってあげると涼しい場所も出来上がります。
湿度ですが、乾燥した地域に生息してますので、湿度を高くする必要はありませんが、あまり乾燥させ過ぎると脱皮不全になってしまうことがあるので、全身が浸かれるくらいの大きさの水入れやタッパーを設置してください。
水は毎日交換です!!!
夏場などは湿度がどうしても上がってしまうので、風通しの良い場所に飼育ケージを設置するか、水槽用のファンを使用するなどして対処しましょう。
温度や湿度を管理するには、毎日温度や湿度をチェックする習慣をつけてください。
それには温度計や湿度計を飼育ケージ内に取り付けないといけません。
バスキングスポット(ホットスポット)と涼しい場所に1つずつ設置しましょう。
そして保温器具やライトなどを管理する便利な爬虫類用サーモスタットを使用することを推奨します。
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その他
その他にもシェルターや床材が必要になります。
シェルターは普通のタイプとウェットシェルターがあります。
ウェットシェルターは上部の窪みに水を入れて使用しますので、こちらを使用するなら水入れは小さめでもいいですよ~。
脱皮不全の予防になりますので。
そして床材ですが、ヨロイトカゲは乾燥した地域の岩場に生息していますので、砂を敷かなくても飼育が可能です。
なるべく生息する環境を再現してあげたい場合は砂などを敷いてあげてから岩やシェルターなどを設置してください。
砂タイプの床材を使用するときは餌と一緒に砂も誤飲してしまうことがありますが、ウォールナッツサンドなど誤飲しても安心なタイプを使用すると便利です。
そしてなるべく目の細かいタイプを選ぶようにしましょう。
そしてバスキングスポット(ホットスポット)には岩など置いてあげると良いですよ~。
砂系の床材の場合は、先に岩やシェルターを設置してから砂を敷いてあげましょう。
その逆をやってしまうと、オオヨロイトカゲなど穴を掘る種類だと、岩などのレイアウト品のそばに穴を掘った場合、レイアウト品が崩れて下敷きになる恐れもありますので注意しましょう。
排泄物は見つけたらすぐに周りの床材と共に除去し、1~2か月に1回は全ての床材を交換して飼育ケージ内も綺麗に掃除しましょう♪
砂系の床材以外では、見栄えは悪いかもですが新聞紙やペットシーツやキッチンペーパーなどもメンテナンスが楽ちんです。
人工芝を使用する方もいらっしゃいます。
その場合は人工芝の下にペットシーツやキッチンペーパーなどを敷いてください。
餌
ヨロイトカゲは動物食性なので飼育下でもコオロギやデュビアなどの昆虫類を与えます。
あまり活発に行動しないのであまりたくさんの餌を食べません。
給餌の頻度は週に2~3回くらいがちょうど良いかと思います。
餌昆虫などの餌は、色々なタイプを試して食いつきの良いものを何種類か見つけて、ローテーションを組んで与えましょう。
そして、餌昆虫にはカルシウム剤をまぶしてから与えてください。
カルシウム剤には2種類あり、両方用意してくださいね~。
餌昆虫にも種類がありますので、こちらを参考にしてください。
ヨロイトカゲの値段や飼育 まとめ
いかがでしたか?
あくまでこちらはヨロイトカゲの基本的な飼育になりますので、飼育するヨロイトカゲの種類によっては少しアレンジする必要があります。
是非、ヨロイトカゲに適した環境を作って可愛がってくださいませ♪
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