まるでスパイダーマンかと思うような鮮やかな赤と青のBODYをしているレインボーアガマ。
自然界にこんな原色のくっきりとしたトカゲがいるとは思いもしませんでした(笑)
今回はそんな爬虫類界のスパイダーマンことレインボーアガマの特徴や生態、飼育についてご紹介いたします♪
レインボーアガマの特徴や生態
- 別名:レッドヘッドアガマ、(オスはスパイダーマンリザードとも呼ばれる)
- 【昼行性】【地上棲】
- 生息地:サハラ砂漠より南のアフリカ(サブサハラアフリカ)
- 大きさ:13~30㎝ほど
- 寿命:約10年
- 値段:2,000円前後
オスはスパイダーマンリザードとも呼ばれているみたいですね~♬
そんなレインボーアガマの特徴や生態をご紹介していきます!
レインボーアガマの特徴
レインボーアガマは頭部が比較的大きくて尾は長く、全長の半分以上もあります。
四肢は発達し5本指がありますが、同じ科のアゴヒゲトカゲなどのように首や背中に見られるトゲのような突起はハッキリとしていません。
体色ですが、レインボーアガマ全てがスパイダーマンのようではありません(;’∀’)
青みを帯びたような褐色に、頭部から首にかけてオレンジや黄色をしており、腹部から尾までは青っぽい色味をしています。
成熟したオスの体色は、体温や環境の変化、メスへの求愛行動や縄張りに入ってきた侵入者には威嚇や攻撃などで環境によって変化し、地域や個体差によっても違いがあります。
メスや若い雄などは、褐色~黄色っぽい緑色のような体色をしており、メスよりもオスのほうが体は大きくなっています。
スパイダーマンのような赤と青がくっきりとした個体は、飼育下では特に稀なんだとか(;^_^A
残念_| ̄|○
レインボーアガマの生態
レインボーアガマの生息地は、サハラ砂漠より南のアフリカで、主にシエラレオネからリベリア、コートジボワール南部、ガーナ南東部などの西アフリカに分布していますが、その他の地域にも広く分布していると言われています。
そんなレインボーアガマはサバンナや草原、岩場や森林地帯、二次林やプランテーション、砂丘など様々な場所に生息し、低地から標高700mあたりまで確認されています。
※二次林とは、原生林が何らかの原因で破壊された後に自然に再生した森林の事を指します。
マングローブが茂る湿地帯や沿岸部、都市近郊、農地周辺などにも生息しており、民家の壁面に張り付いていることもあるのだとか。
昼行性のトカゲなので、主に日中に活動し、アリやシロアリ、バッタ、甲虫類などの昆虫類を食しますが、節足動物や小型の爬虫類、花や草、果実なども食べます。
雑食性ですね♬
民家の壁などに張り付いていたりしますが、主に地上で生活をしており、岩陰や植物の茂みなどに隠れ近寄ってくる獲物を待っています。
レインボーアガマの舌先は粘液腺で覆われており、アリなどの小さな獲物を食べるのに非常に適しています。
繁殖形態は卵生で、繁殖は主に雨季に見られますが、降水量が一定している地域などではほぼ1年中繁殖します。
特徴のところで体色について簡単に述べましたが、繁殖期のオスは頭部と首、尾が鮮やかなオレンジ色に変わり、胴体は濃い青色に変化し、縄張りを主張し侵入してくるオスと激しく争います。
縄張り意識が強いんですね♬
巣は適度に湿度が保たれた草が茂る砂地に作られます。
メスは地面に5㎝ほどの穴を掘り産卵し楕円形の卵を1度に5~7個産みます。
産み落とされた卵は8~10週間ほどで孵化しますが、卵の環境温度が27℃までならメスが生まれ、29℃を超えるとオスが生れると言われています。
生まれたばかりの幼体な全長が11㎝ほどで、メスは1年半、オスは2年ほどで性成熟します。
レインボーアガマの飼育
これからレインボーアガマに適した環境と飼育ポイントをご紹介いたします♪
レインボーアガマに適した飼育環境
まずは飼育ケージ選びですが、レインボーアガマは最大でも30㎝ほどになります。
本来のトカゲの飼育ケージの大きさの基準は地上棲なら全長の約2倍の横幅の飼育ケージが必要です。
ですが、レインボーアガマは意外と活動が活発だとも言われていますので、90㎝幅の飼育ケージがオススメです。
さらに、基本は地上棲ですが、壁に張り付いたりすることもあるので、ある程度の高さのあるものを選ぶとなおGOODです♬
そして、飼育ケージ内の温度ですが、基本温度は28℃くらいにし、バスキングスポット(ホットスポット)には40~45℃、夜間は23℃ほどに保つようにします。
これはあくまで参考目安です。
レインボーアガマちゃんの様子を見ながら微調整しましょう♪
飼育ケージ内の温度管理には保温器具が必要で、さらにバスキングスポット(ホットスポット)にはバスキングライトが必要になります。
バスキングスポット(ホットスポット)とは日光浴する場所です。
昼行性のトカゲなので、紫外線を浴びないといけません。
紫外線を照射するライトも必須です。
美しい体色を保つためにも紫外線は必要です。
もちろんクル病などの病気の予防にもなります。
こちらは保温器具になります。
飼育ケージの天井部分に取り付けるタイプ。
こちらは上でご紹介した飼育ケージにピッタリなサイズになります。
ライトは付属しません。
こちらがライト(交換球)になります。
コンパクトトップが4灯式なのでこちら4つ必要ですが、レインボーアガちゃんの様子を見ながら数を微調整しましょう。
さらに予備も一緒に購入すると、いざという時助かりますよ~♬
こちらはバスキングスポット(ホットスポット)ようのライトでバスキングライトと言います。
バスキングスポット(ホットスポット)の温度を40~45℃にするにはライトをつける位置を微調整します。
爬虫類の病気についてはこちらを参考にしてください。
バスキングスポット(ホットスポット)にはレンガや岩、流木などを設置すると、そこで日光浴する姿を見ることが出来ますし、お腹も暖められるのでオススメです。
こちらのようにバスキングスポット(ホットスポット)にも出来て、シェルターにも使えるタイプもあります。
こちらのようなプレート上の岩も雰囲気もありますし、お腹もぽかぽかになるのでオススメです♬
バスキングスポットは、飼育ケージの左右どちらかに寄せて作ります。
そうすると反対側の温度を基本温度の28℃くらいに保ちやすくなります。
飼育ケージ内でも温度が高い場所と程よい場所を作ってあげ、トカゲちゃんが好きな時に好きな場所に移動できるようにしてあげるのが重要です。
バスキングスポットの反対側にはシェルターも設置してあげましょう。
隠れる場所を作ってあげるためと、日陰を作るという意味もあります。
バスキングスポット用にご紹介したシェルタータイプを設置したとしても、その他にシェルターを設置してあげましょう♪
飼育ケージ内の床には必ず床材を敷きます。
床材を敷かないと、ツルツル滑ってケガの元になります(;^ω^)
乾燥系のトカゲの飼育に適した床材です。
こうした砂系の床材以外にも、新聞紙やペットシーツ、ココナッツマットなどでも代用できます。
床材は排泄物を見つけたら、その周りの床材と共にすぐに取り除き、足りなくなったらその分補充。
1~2か月に1回は全ての床材を交換しましょう。
臭い対策やダニなどの対策になりますよ~。
そして水入れも入れてあげましょう♪
水と認識してくれない場合もあるので、その場合は水に動きを付けてあげたり、飼育ケージ内の壁面に霧吹きで水を吹きかけてあげると、ガラス面についた水滴を舐めて補給してくれます。
1日に1回は飼育ケージ内に霧吹きしますが、軽く床材にも霧吹き、レインボーアガマちゃんにかからないようにしましょう。
湿度に関してはフトアゴちゃんの飼育を参考にしてください。
さらに便利なアイテムとして、爬虫類専用のサーモスタットもオススメです。
爬虫類飼育において、飼育ケージ内の温度管理やライトなどは重要な要素で、そのトカゲにあった環境を作るのは難しかったりしますが、このアイテムがあればかなり楽になります( ̄ー ̄)ニヤリ
こちらです♬
もう少しお手頃てシンプルなタイプもありますが、私はこちらがオススメ。
値段じゃないのよ~( *´艸`)
さらに、飼育ケージ内の温度や湿度をチェックする温湿度計が必要になります。
こちらは温度計と湿度計が一つになったタイプです。
バスキングスポットとその反対側の両方の温度をチェックしないといけませんので、2つ必要です。
それぞれの場所に取り付けて!
レインボーアガマの餌についてですが、昆虫類をメインに与えます。
ですが、植物系も食べるそうなので、一度試してみるのもよ以下と思います。
フトアゴフードなどの人工フードも試してみる価値はあります。
レインボーアガマちゃんの餌についてはフトアゴちゃんを参考にすると良いですよ~♬
同じ乾燥系のトカゲで、雑食なので。
レインボーアガマのまとめ
とても美しい体色のレインボーアガマちゃんですが、オス限定だったりします(;’∀’)
多くの生き物はメスよりオスのほうが美しかったりしますよね~。
人間はその逆ですね(笑)
何故なんだろ~( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
飼育は基本的にフトアゴちゃんを参考にしてOKです!
コメント
フトアゴと一緒に入れて飼育することは可能でしょうか?
川嶋様
コメントありがとうございます!
ご質問の答えですが、ダメです。
ザックリと理由を説明すると、
小さい個体が高確率で拒食になる可能性がありますし、
最悪は大きい個体が小さい個体を捕食する可能性があります。
なので、一緒のゲージでは飼育するのはやめてください。
返信遅くなり、すいませんでした(-_-;)