名前の通りアオジタトカゲと違いピンク色の下を持つオーストラリアの大型スキンクのモモジタトカゲ。
何やら以前はアオジタトカゲと同属のトカゲでしたが、近年別属になり1属1種になったそうです~♬
今回はそんなモモジタトカゲの特徴や生態、飼育についてご紹介します!
モモジタトカゲの特徴や生態
- 【夜行性or昼行性】【地上棲】
- 生息地:オーストラリア東部
- 大きさ:40~48㎝
- 寿命:10年くらい
- 餌:雑食性で昆虫類、陸棲の巻貝など
- 値段:3万円前後
これからモモジタトカゲの特徴や生態などをご紹介していきます!
モモジタトカゲの特徴
モモジタトカゲは全長40~48㎝で、最大で60㎝近くにもなった例もあるそうです。
体は細長く、胴体を覆う列になった鱗の数は30~34あり、体色は灰褐色や淡褐色をしています。
名前の通り舌はピンク色♡
幼体は頸部から尾の先端にかけて明瞭な横縞が入り、なんと舌が青い( ゚Д゚)
成長するに従い横縞は不明瞭になったり消失する個体もおり、もちろん舌はピンク色になります。
一見アオジタトカゲと似ていますが、太くて短い体のアオジタトカゲに対してモモジタトカゲは細長い体型をしており、頭部が大きく変わった形のトカゲです。
モモジタトカゲの生態
モモジタトカゲは主に多湿な熱帯雨林に生息してますが、オーストラリアのやや乾燥したユーカリ林などでもみられるそうです。
気温の高い夏季は主に夜行性ですが、乾燥した低温期には昼行性になります。
倒木の下や岩の割れ目などに潜んでおり、活動する時は林床の枯れ葉の上や中を、後ろ足は伸ばして体を密着させたまま前足だけで移動します。
変わってますね(笑)
ですが、これは日本のヘリグロヒメトカゲなどにもよく見られる行動みたいです。
野性下では主に陸棲の巻貝であるマイマイやナメクジなどを食べており、奥歯を使い殻を割り砕くため頭部が大きいと考えられています。
繁殖形態は胎生で、早春の1か月半ほどの間に繁殖行動を行い、交尾を行ったメスは100日ほどの妊娠期間を経て20~20頭(最大67頭)の幼体を産みます。
生まれた幼体は約6㎝ほどの大きさになります。
モモジタトカゲの飼育
ここからはモモジタトカゲに適した環境と飼育ポイントをご紹介していきます!
飼育環境
飼育ケージの大きさは、90㎝くらいの幅があるとベスト。
地上棲なので底面積が必要です。
飼育ケージ内の基本温度は25℃くらいを保ち、バスキングスポット(ホットスポット)の温度は32~36℃の設定し、夜間は20℃くらいに温度を下げます。
飼育ケージの基本の温度を保つには保温器具が必要。
夏場などは必要ないかもしれませんが、冬場には必要になります。
バスキングスポット(ホットスポット)にはバスキングライトが必要です。
バスキングスポット(ホットスポット)は飼育ケージの片側に設置しライトも飼育ケージの上部の片側に寄せて設置します。
夜行性の一面もありますが、紫外線の照射も必須。
先ほど紹介したバスキングライトは紫外線を照射しますので一石二鳥で場所も取りません。
バスキングスポットには岩などを置いてあげると、その上にのり日向ぼっこする姿が見られます♪
ですが岩の近くの床材を掘ってしまったりすると、崩れて下敷きになる危険性もありますので、先に岩を設置してから床材を敷きましょう。
こちらはプレート状なので、積み重ねたりアレンジ出来ます♪
床材にはヤシガラやバークチップなどを使用します。
潜る個体もいますので少し厚めに敷いてあげると良いでしょう!
飼育ケージ内の湿度は50~60%くらいに保ち、床材や飼育ケージ内のレイアウト品や壁面に1日最低1回は霧吹きしましょう。
シェルターも設置してあげると良いですよ~♬
成体になるとシェルターもなかなか見つからないので、ココナッツマットを筒状に丸めて使用してもGOOD!
その他にも水入れや流木などのレイアウト品や、保温器具とライトを管理する爬虫類専用のサーモスタット、温度計、湿度計などもあると便利です。
詳しくはトカゲの飼育方法の基本を参考にしてください♪
餌
基本的に野性下では陸棲の巻貝などを食しますので、飼育下ではコオロギに餌付きにくいところがあり、餌付いたとしても痩せてしまうことが多いようです(;’∀’)
カメの餌やキャットフードを好む個体が多いので、それらを与えましょう、
タニシなども通販出来ますので、ローテーションを組んで与えてもいいでしょう♪
タニシなど与えるときは殻を砕いて与え、キャットフードと併用してください。
出来れば与える巻貝は寄生虫の事も考えて一度冷凍したものを解凍してから与えましょう!
給餌の間隔は、べビーは毎日食べるだけ与え、成長と共に給餌間隔をあけ、アダルトになったら週に2回ほどにします。
餌を与える際にはカルシウム剤をまぶして与えましょう!
カルシウムのみとビタミン入りの2種類がありますので、両方用意しましょう。
ビタミンは与え過ぎは良くないので、通常はカルシウムのみにタイプを使用し、ビタミン入りは週に1度程度使用するようにしましょう。
餌についてはこちらも参考にすることをオススメします♪
モモジタトカゲ まとめ
いかがでしたか~???
一見アオジタトカゲと似ていますが、モモジタトカゲの特徴を知っておくと、違いが判りますね~。
でも実際に見比べてみないと判別できるか私は自身がない( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
是非、適切な環境を作って飼育してあげてくださいね♪
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