【エメラルドツリーモニター】緑色の体色が美しいオオトカゲの特徴や飼育

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エメラルドツリーモニターの和名は「ミドリホソオオトカゲ」と言います。

名前の通り美しい緑色のBODYで人気の高いオオトカゲです♬

今回はそんなエメラルドツリーモニターの特徴や飼育についてご紹介していきます!

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エメラルドツリーモニターの特徴や生態

エメラルドツリーモニター

  • 【昼行性】【樹上棲】
  • 生息地:ニューギニア島からオーストラリアのケープ半島北端のモア島までにトレス海峡の島々
  • 大きさ:70~100㎝
  • 寿命:15年くらい
  • 性格:神経質、臆病
  • 餌:昆虫類、小型の哺乳類など
  • 値段:7~12万円ほど
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これからエメラルドツリーモニターの特徴や生態について詳しくご紹介していきます!

エメラルドツリーモニターの特徴

多くの爬虫類ファンを虜にしているエメラルドツリーモニターですが、実はと~っても希少な種だったりします!

過去には乱雑に扱われていた時期もあったみたいで、安価だった故に比較的飼育が容易だと思われていますが、海外では飼育が困難なオオトカゲの1種と言われています。

ニューギニア島の周辺には本種のような緑色をしたツリーモニターが多く知られており、エメラルドツリーモニターの亜種や別種にされたりしています(;’∀’)

全身は黄緑色でライムグリーンといった感じですが、黄色味が強い個体や青色が強い個体など変異が多く、それらが亜種や地域変異に分けられる場合もあったりします。

頸部から背面にかけて細かい黒色のバンド模様が多く入るのが一般的と言われます。

モニターの仲間の中では小型の種類に入り、全長は70~100㎝ほどで、最大でも120㎝ほどですが、スリムな体系なので意外と大きく感じないかもしれません♪

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エメラルドツリーモニターの生態

エメラルドツリーモニターは樹上棲のオオトカゲで、生息地では原生の熱帯雨林やヤシ林、ココアのプランテーション農場でも見られます。

餌主に昆虫類ですが、小動物やトカゲなどの爬虫類なども食べます。

孵化直後の幼体はシロアリやその卵などを食べていたという記録もあります。

実は野性での繁殖などよくわかっていませんが、孵化直後の容態が11月ころに多く観察されているようです。

また、樹上のシロアリの巣に卵を産みつけていた記録もあります。

飼育下での繁殖記録では、1年間に1回(1クラッチと言います)ですが3回という記録もあります。

1回の産卵に5個くらい程の卵を産み、卵の大きさは2×4,5㎝程度で27~29℃の温度で186~190日、30~33℃の温度で165日ほどの日数で孵化します。

孵化した幼体は全長20㎝ほどで、体重は8,5~10gほどになります。

孵化後は2年以内に成熟するという情報があり、亜成体では年間に1,2㎝、成体になると年間に0,35cm程度の成長しかしなくなるそうです。

人間と同じですね!

とても美しい体色で大きさもオオトカゲの中では小型な方なので、大変人気がありますが、現地では保護されているため、特に欧米では非常に高価なCB個体(繁殖された個体)が中心となって流通しています。

ですが日本では、WC個体(野性個体)やFH(現地でのストック場での持ち込み卵による繁殖個体)を中心に比較的安価で大量に流通しています。

飼育には技術も必要なので、安易な購入や飼育は避けて欲しいな~と感じます。

エメラルドツリーモニターはCITES(サイテス)附属書Ⅱ類掲載種となります。

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エメラルドツリーモニターの飼育

エメラルドツリーモニター

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ここからはエメラルドツリーモニターに適した飼育環境をご紹介いたします♪

飼育ケージ

エメラルドツリーモニターは樹上棲のオオトカゲなので、高さのある飼育ケージが必要です。

本種は全長の3分の2は尾なので、意外と大きく感じないかもしれません(笑)

基本的に神経質で臆病なので、人間に馴れてもらう必要があります。

なるべくベビーから飼育するのが望ましく、飼育開始後は爬虫類専用の高さのある飼育ケージで飼育を始めると良いですよ~。

 

最終的にはある程度の高さと横幅を考慮した120×60㎝ほどの飼育ケージを準備出来ればBEST!

 

高さを重視した飼育ケージなら温室を利用するのも一つの手です。

私としてはツリーモニターの最大の魅力はスリムな体でしなやかに動く姿だと思っています♪

その姿を楽しむには、さらにはモニターちゃん達にとっても広い大きな飼育ケージのほうがいいかな~って思いますっ!!!

飼育ケージ選びは一番最初に決める重要なアイテムです( ̄ー ̄)

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温度・湿度

エメラルドツリーモニターに限らずですが、ネシアンモニター(インドネシア産のモニター)全般に言えますが、基本的に適した環境は高温多湿になります。

調べてみると生息している東南アジアは熱帯性気候になるので、年中気温は高い傾向にあります。

唯一、乾季の2か月間は降水量が減り、気温も下がりますが日中のバスキングスポット(ホットスポット)は年中同じ温度で大丈夫です!

気を付けて欲しいのが、夏の気温上昇!!!

外気温が暑いと、室内の通気性の悪い飼育ケージで飼育していると、ケージ内の温度が40℃を超えてしまい、生体が弱ってしまうこともあります。

そういう場合は水槽用のファンを使用したりしましょう!

夏の暑さ対策も重要!

エメラルドツリーモニターは日中の温度と夜間温度の変化はあまり大きくしないでください。

日中の基本温度は28℃前後、夜間は26℃前後にし、バスキングスポット(ホットスポット)は40~45℃の設定しましょう!

熱帯雨林は砂漠や草原と違って熱がこもりやすいので、夜間も気温が下がりにくいんです。

バスキングスポット(ホットスポット)の温度はあまり高くしなくても良いと言う飼育者の方もいらっしゃいますが、私としては、バスキングスポット(ホットスポット)直下のみ高温にしていれば、生体がホットスポット以外の場所と選べるので様子見て判断してもいいのかな~って思います。

温度管理と同様にツリーモニターの飼育で重要なのが湿度管理。

エメラルドツリーモニターを始め、ツリーモニターは乾燥気味な湿度では美しい体色が白みがかり、そして脱皮不全を起こしたりする傾向があります(;’∀’)

部屋全体を過湿器では疾するか、飼育ケージ内に霧吹きするか、ドリップを使用するか、ケージ内の加湿器を使用するかなど対策を取るようにしてくださいね~。

そして昼行性のトカゲには紫外線(特にUVB)が重要になります。

その役割としては、主にビタミンD₃の生成。

紫外線を照射するには紫外線ライトが必要です。

脱皮不全などについてはこちらを参考にしてみてください♪

爬虫類の病気と治療法や予防方法とは?

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餌についてですが、幼体時と成体時に分けて説明していきます!

幼体時

エメラルドツリーモニターは幼体時はと~っても小さいです(;^_^A

基本的に昆虫を中心にコオロギやデュビアなどを与えます。

生餌しか反応しない個体もいますが、乾燥コオロギなどを食べてくれるのであれば楽ですね~♬

給餌の時には必ずカルシウム剤を餌にまぶしてから与えてください!

また、ツリーモニターはスリムな体型をしていますが、げっ歯類などを与え過ぎるとすぐにおデブちゃんになってしまいますので注意!!!

成体時

成体時も同様に昆虫を中心とした餌を与えたほうが肥満防止になります。

何やら多くのモニターが肥満による影響で短命になっているらしいです(;^_^A

ですが~、卵はビタミンDの摂取が出来ますので、ウズラの卵などを与えても良いでしょう。

とにかく肥満にならないように、餌の与え過ぎと種類を良~く考えて与えましょ(^_-)-☆

これらを踏まえてツリーモニターの基本的な飼育方法を参考にしてくださいね♪

ツリーモニターの種類5選の特徴と飼育方法について徹底解説!

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エメラルドツリーモニター まとめ

 

トカゲ

 

いかがでしたか~???

 

オオトカゲの中では小型なので、飼育ケージなども比較的困らないで済みますし、なにせと~っても綺麗な体色をしていますから、是非、飼育してみたくなりますね~♬

 

でも湿度や温度管理がしっかりと出来なければ、折角の美しい体色も色あせてしまいます(;’∀’)

もちろん生体も弱ってしまったり、何かの病気になったりする可能性がありますので、しっかりと管理したいものです。

 

トカゲ
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SPIN☆

皆さまはじめまして♪
SPIN☆と申します。

爬虫類に興味を持ち始め、現在に至ります。
爬虫類の奥深さに日々勉強です♬
初心者でもわかりやすいようにご紹介できればと思います!

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