まるでミミズのようなビジュアルのアホロテトカゲ。
ミミズトカゲの仲間ですが、ミミズトカゲは足が生えていないことが多い中、アホロテトカゲは珍しく足が生えています。
顔を見るととても優しそうでつぶらな瞳が可愛らしく、ペットとしても飼育できるので、珍しい爬虫類を飼育したい方にはピッタリです。
今回はそんなアホロテトカゲの特徴や飼育についてご紹介していきます!
アホロテトカゲの特徴や生態
アホロテとは妖精や妖怪と言った意味で、インパクトのあるビジュアルからその名がつけられたそうです♬
そんなアホロテトカゲの特徴や生態をご紹介していきます!
アホロテトカゲの特徴
アホロテトカゲはミミズトカゲの仲間ですが、ミミズトカゲにはない完全なる前足が存在し、3指~5指の種類が存在します。
アホロテトカゲ、とても珍しい生き物なので、資料があまり多くありません(;’∀’)
というか、飼育方法や生態などについては不明な点が多いんです……..。
体長は12~26㎝と小柄で、目や耳は退化し、画像を見ると肌色をしていますが、実際は紫色に近い色合いをしているそうです。
爬虫類ファンの間では希少性が高いことから憧れのペットとされており、ペットショップでは販売されることは少なく流通量も非常に少ないので、入手が困難で値段は数十万円~数百万円することもあるのだとか((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
希少性は高いですが、飼育はそれほど難しくないと言われていますが、飼育方法の確立はまだされていないと言ってっていいかもしれませんので、注意が必要です。
アホロテトカゲの生態
アホロテトカゲは主にメキシコの砂漠地帯に生息しています。
実はあまり生態は知られていなく、分布域では乾燥した地中に潜って生活をしており、夜間に地表に出てきてえさを探したりするようです。
繁殖形態は卵生。
そもそもメキシコは野生動物の保護が厳しく、さらにはほとんどを地中で生活することから、現地でもなかなか目にする機会がないほどの希少種です。
アホロテトカゲの飼育
ここからはアホロテトカゲに適した飼育環境や餌付いて説明していきます!
アホロテトカゲに適した飼育環境
アホロテトカゲはそれほど大きくないので、飼育ケージの大きさは最低でも45㎝、ベストは60㎝になります。
砂漠地帯に生息し、砂の中に潜って生活していますので、床材は砂系を選び厚めに敷いてあげましょう。
厚めと言っても何cm?って感じですが、爬虫類専用の飼育ケージは前扉なので、ギリギリ敷けるくらいまでで良いかと思います。
アホロテトカゲは土の中からほとんど出てこないので、紫外線ライト、バスキングライトと言った照明器具は使用しなくても飼育できます。
ですが、寒い時期などはパネルヒーターなどで飼育ケージ内を保温する必要があります。
いつもトカゲの飼育では、飼育ケージ内の温度や湿度など適温があるのですが、アホロテトカゲは調べてもわかりませんでした(;’∀’)
レプタイルヒートは飼育ケージの外側の底に置くタイプのパネルヒーターです。
通常はこちらを使い、暖突は飼育ケージの天井に取り付けるタイプなので、寒いときなどはこちらも併用すると安心ですね。
生息地であるメキシコは日本と同じ北半球にあり、北部と南部では気候ががらりと変わるので、推測もしにくいところがあります(;’∀’)
基本的な目安となる飼育ケージ内の温度はハッキリしないのですが、メキシコの温度を見ると25℃前後が平均なのかな~と感じます。
一応、飼育ケージ内には温度計と湿度計も取り付けましょう。
そして飼育ケージ内の温度管理をしてくれる爬虫類専用のサーモスタットもあると便利です。
飼育ケージ内には水入れも設置し、水入れの周りには霧吹きなどで湿らせて、湿度のある部分と乾燥した部分を作ってあげ、アホロテトカゲちゃんがどちらが気に入っているのか観察してみてください。
でも土の中にいるアホロテちゃんを頻繁に無理やりほじくり出すのはやめましょうね!
ストレス与えちゃいます(;’∀’)
アホロテトカゲの飼育方法は明確に解明されていませんので、試行錯誤を繰り返しながらアホロテちゃんが快適に過ごせる環境を作っていきましょう!
アホロテトカゲの餌
アホロテトカゲは主に昆虫類や小型の哺乳類を食しています。
飼育下では、コオロギなど食べやすい大きさにカットしたり、硬い部分をつぶしてエサ皿に置いておくと食べてくれるようです。
さらに、乾燥や冷凍の餌でも食べてくれるようなので、餌の管理が比較的楽( *´艸`)
食欲は旺盛なようで、少し多めに餌を置いて翌日に食べ残しを回収し、餌の量を調整していきましょう。
地表に出ているときはピンセットからも食べてくれるようなので、ピンセットで与えましょう。
他のトカゲの仲間は大抵、餌昆虫にカルシウム剤をまぶして与えていますが、アホロテトカゲについてはそのような記述が見つかりませんでした(;’∀’)
気になる方は、トカゲの餌についての記事を参考にしてみてください。
アホロテトカゲのまとめ
いかがでしたか?
アホロテトカゲはまだまだ解明されていないことが多すぎて(;’∀’)
見た目の珍しさから結構知られていたりしますが、流通量が少なく高価なために、なかなか飼育者からの情報が出回らないという難点が(-_-;)
でも、珍しい種類の爬虫類を飼育してみたい方や、色々自分で試行錯誤したい方にはピッタリかもしれませんね~♬
早く価格が手ごろになり、飼育方法が確立されればいいな~と感じます。
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