陸棲動物のなかで最強と言われるコモドドラゴン。
筋骨隆々で鋭い牙と爪を持ち、巨躯なのに意外と動きが素早く毒を持ち、獲物が弱るまでじっくりと追い詰め追いかける忍耐力と体力、これだけでも十分に最強と言われる理由がわかりますが、何と驚くべき事実が判明しました。
なんと、コモドオオトカゲは甲冑のようなものを身にまとっているそうです( ゚Д゚)
そんなコモドドラゴンの最強伝説に今回は迫りたいと思います!
コモドドラゴン最強伝説
これからコモドドラゴンが最強と言われる能力についてご紹介していきます!
コモドドラゴン最強伝説1、驚くべき身体能力
コモドドラゴンは強靭な肉体を持っています。
獲物に噛みつき肉を引きちぎる力と牙、鋭い爪、太くて丈夫な尾、丈夫なウロコ。
全長2~3mにも及ぶ巨体にこれらの強力な武器を持っています。
でもそれだけではありません。
巨体にもかかわらず、意外と動きが素早く、あまり早くはありませんが時速20㎞で走ることが出来ます。
しかも、泳ぎも得意で潜水も出来ます。
さらには臭覚がとても優れています。
コモドドラゴンの頭部って体に似合わず細長いですよね?
吻も長いですし。
これは他の哺乳類のように鼻で匂いを嗅ぐのではなく、舌を出し入れすることで空気中の臭い物質を感じ、4㎞離れている死骸をかぎ分けることが出来るんです( ゚Д゚)
舌を出し入れして匂いをかぎ分けるという特徴はヘビと一緒ですね。
これにより視覚よりも臭覚を中心に行動していると想像できます。
匂いってなかなか隠すこと出来ませんから(;’∀’)
コモドドラゴンの詳しい特徴や生態はこちら
コモドドラゴン最強伝説2、毒を持っている!
そう、コモドドラゴンは毒を持っています。
素晴らしい身体能力でも十分に最強って感じなのですが(;^_^A
鋭い牙の間に毒腺を持っており、獲物に噛みつき毒を注入することが出来るんです。
この毒は即効性はなく、ジワジワと相手を弱らせます。
この毒は、血液の凝固作用を阻害するような成分を持っており、噛みつかれて毒を注入されると、出血が止まらずショック状態に陥いります。
毒を持っているってだけで、狂暴というか危険な生物ってイメージしますよね(;^ω^)
コモドドラゴンの毒性についてはこちらをご覧ください。
コモドドラゴン最強伝説3、狙った獲物は逃がさない
一番の理由はこれだと言ってもいいかもしれません。
個人的な意見ですが(笑)
コモドドラゴンの獲物を狙うスタイルは見た目に反して、植物の茂みなどでじっと獲物を狙い待ち伏せる奇襲作戦が得意なんです。
奇襲なんて卑怯な!!!
って思う方もいるかもしれませんが、確かに優れた能力を持っているのになんでコッソリ襲うのか???ってことなんですが、巨体にもかかわらず意外と素早い動きが出来ると先ほど言いましたが、獲物はさらに素早いかもしれませんよね?
というか、例えばシカなんかだと鋭い牙や爪を持っていません。
生き残るためには俊敏な動きで逃げるという選択をした生き物と言っていいかもしれません。
草食動物のほとんどはそうですよね。
シカの動きにコモドドラゴンがついていけるはずもない……………。
コモドドラゴンも生きるために、素早い相手に対抗し奇襲という方法を身に付けたということですね~。
でも待ち伏せて奇襲するにも一撃で仕留められるとは限りません。
鋭い牙や爪で最低でも一撃くらわせたとしても、逃げられる可能性もあります。
そんな時、コモドドラゴンの毒が有効です。
噛みつくことが出来れば、獲物に毒を注入出来ます。何日も追いかけ時期を見計らいます。
1週間でもです。
相手が弱り襲えると判断したら…………………….。
例え獲物が逃げて見失っても、優れた臭覚でまた獲物を追い詰め、まだ襲うタイミングではないと判断すれば、じっと様子を伺う。
これってかなり忍耐が必要ですよね。
ストーカーもビックリな忍耐力(;^_^A
一撃でも噛みつくことが出来れば、確実に相手を倒すことが出来る、そこがコモドドラゴンの最強と言われる所以かもしれません。
自分の持つ能力を存分に発揮しているところも、忍耐力も本当に凄い!
人間だったらかなり優秀な暗殺者かも((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
でもね~、コモドドラゴンが最強と言われる理由の一つとしては、外敵がいないという点。
コモドドラゴンの生息地にはということ。
あえて言うなら人間が外敵、天敵かもしれません(;’∀’)
コモドドラゴンの生息地の環境破壊や、獲物となる動物の乱獲。
実際にコモドドラゴンの生息地のある島ではそれらが理由となり絶滅していますから…………。
暗い話になってしまいましたが、これだけではコモドドラゴン最強伝説は終わりませんよ!!!
最近になって、コモドドラゴンが甲冑のようなものを身にまとっているとの事実が判明したんです( ゚Д゚)
次はその事実に迫りたいと思います!
コモドドラゴン最強伝説 体内に鎧をまとっている?!
コモドドラゴンの体内に鎧があるという驚くべき事実が判明!
これからそのことについてご紹介いたします!
コモドドラゴンの鎧とは?!
インドネシアのコモド島とその周辺の島々に生息するコモドドラゴンは、屈強で頑健な大型のトカゲで、意外と素早い動きをし、口の毒腺を使いシカや水牛などの大型哺乳類動物も捕食すると知られています。
※「皮骨」とは動物の体表にみられる表皮あるいは真皮中に生じた骨性のものを指します。
アメリカのテキサス大学オースティン校とフォートワース動物園との共同研究チームの研究論文が2019年9月10日に発行された解剖学専門の学術誌「アナトミカル・レコード」で公開されたのですが、研究チームは高分解能X線コンピューター断層撮影(CT)によって「コモドドラゴンの成体は鎧のような『皮骨』が発達している一方、幼体には『皮骨』がない」ことを発見したそうです。
大人の事情で画像が使えないのですが(;^ω^)
いままでわからなかったことも驚きではありますが、研究チームは19歳で死亡した約274㎝のコモドドラゴンの成体と、生後2日で死亡した幼体を、テキサス大学の高分解能X線(CT)装置で調べ、それぞれの骨格をデジタル化。
装置の制約から成体でスキャンしたのは頭部のみとなりましたが、「皮骨」が詳細に映し出されたとのこと。
研究論文の共同著者のテキサス大学オースティン校クリストファー・ベル教授は、「コモドドラゴンの幼体は多くの時間を樹上で過ごし、成体になるにつれて他のコモドドラゴンと争い始める。このころになると、他の個体から身を守るため『皮骨』の鎧が役に立つようになるのだろう」と述べています。
確かにコモドドラゴンの生息地ではコモドドラゴンの外敵となる生き物が人間以外に居ませんので、攻撃されて身を守る必要があるとなると、同じコモドドラゴンしかいないですよね(;^_^A
そして、研究に使われた成体のコモドドラゴンは、これまで確認されているものの中でも最も長寿のコモドドラゴンだったそうで、研究論文の筆頭著者であるテキサス大学オースティン校ジェシカ・マイサノ博士は「老化に伴い死に至るまで、トカゲの骨が骨化し続けるのではないか」との見解を示しています。
コモドドラゴンの鎧は4種類?!
実は、この鎧のような「皮骨」はコモドドラゴンだけではありません。
ワニやその他のトカゲといった爬虫類やカエルなどの両生類、アルマジロのような哺乳類でも確認されているそうですが、コモドドラゴンの成体にある「皮骨」は、形状が多様で体全体を覆っているのが特徴なんだとか。
研究チームでは、トゲオオオトカゲ、サバンナオオトカゲなどの7種類のトカゲの頭部とコモドドラゴンを比較したそうです。
これら7種のトカゲの「皮骨」の形状は1~2種類に対し、コモドドラゴンの「皮骨」には4種類あり、目の周り、鼻孔、口、光を受容する松果体を除いて頭部がほぼ完全に「皮骨」で包み込まれていたそうです。
マイサノ博士は「オオトカゲ科に属するトカゲの多くは蠕虫状(ぜんちゅうじょう)の『皮骨』を持っているのみだが、コモドドラゴンはトカゲの中では珍しく、4種類もの『皮骨』を持っている」と述べており、コモドドラゴンの「皮骨」を見た時は本当に感動したそうです(笑)
ちなみに「蠕虫状」の」「蠕虫」とは、体が細長く蠕動により移動する虫(小動物)の総称なのだとか。
形が似ているということなんでしょうね~。(私の勝手な想像です)
こうした研究結果から、コモドドラゴンの「皮骨」は別格だと素人の私たちにもわかりますね~。
コモドドラゴンって、毒性を持っているし、血液は治癒効果があるし、単為生殖はするし、まだまだこれから色々なことが判明しそうな謎の多い爬虫類ですね!!!
コモドドラゴンの単為生殖についてはこちらをご覧ください。
コモドドラゴン最強伝説のまとめ
コモドドラゴンってどんだけ凄いんだ!!!
って感じです( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
屈強で頑健なBODYと能力だけでなく、毒、血、骨…………………。
今後は一体コモドドラゴンから何が判明するのやら、思わず期待しちゃいますね~♬
これからも目が離せないコモドドラゴンです( ̄ー ̄)
コメント