日本を代表するトカゲのニホントカゲ。
日本の本州西部から大隅諸島に生息していますが、年々個体数が減少傾向にあり、ペットショップでの取り扱いも非常に少ない状態です。
とても愛らしい顔をしており、身近なトカゲなので飼育してみたい方は自力で捕まえたいところですね~。
今回はそんなニホントカゲの捕まえ方をご紹介いたします。
ニホントカゲの捕まえ方
- 【昼行性】【地上棲】
- 生息地:本州西部、四国、九州、大隅諸島
- 大きさ:16~25㎝
- 寿命:5~10年(10年以上生きることもある)
- 餌:昆虫類、クモ、ワラジムシなどの陸棲節足動物やミミズ
- 値段:1500円程度
これからニホントカゲの捕まえ方だけでなく、捕まえやすい時期や生息場所を知っておくとさらに便利ですのでそちらも一緒にご紹介いたします♪
ニホントカゲの捕獲時期
ニホントカゲは肌寒くなる10~11月には土に潜り冬眠してしまうので、ベストな捕獲時期は4~9月下旬までとなります。
昼行性のトカゲなので明るい時間に活動しますが、午前中から昼間までの日光浴している時以外は隠れ家の中で過ごすので、時間的に言うと10時~2時の間がベストな時間となります。
もちろんお天気の良い日がGOOD!
やみくもに探し回るよりも、比較的見つけやすくなります。
ニホントカゲの生息場所
ニホントカゲが潜んでいる場所は草地や山地の斜面、岩場や石垣、墓地などに隠れて生活しています。
とにかく遮蔽物の多い場所や野原、清流沿いの日当たりの良い場所などです。
ニホントカゲを見つけるには、日当たりの良い場所のすぐそばに、身を隠す場所があるところ。
日光浴をしているときに敵に襲われてもすぐに逃げて隠れることのできる場所ってことですね♪
その他には、地表徘徊性の昆虫やクモ類などの無脊椎動物が多い落ち葉などが堪っている場所を餌場とすることが多いようなので、そのような場所も事前に探して何か所か目星を付けておくと良いですよ~。
ニホントカゲとニホンカナヘビの見分け方
いざ捕まえてみたものの、ニホンカナヘビと見分けがつくのか???
関東ではニホンカナヘビの事を「トカゲ」と呼び、ニホントカゲの事を「シマヘビ・カナヘビ」などと呼ぶ地域もあるそう(-_-;)
さらに成体のニホントカゲとニホンカナヘビの見た目は凄くよく似ているので、区別がつきにくいと思われますが、何点か違う点があり、そこを抑えると意外とわかりやすかったりしますので、是非参考にしてみて!
- ニホントカゲ
- 体表がツルッとしており光沢がある
- 繁殖期である4~5月のニホントカゲのオスは顔周辺が赤みを帯びる
- 体型はずんぐりしており、あまり尾が長くない
- 舌先は二又に分かれておらず、カナヘビよりも動きが素早く捕まえにくい
- ニホンカナヘビ
- 体表は光沢がなくざらついている
- 比較的スリム体型で、尾が体長の三分の二を占める
- 二又に分かれた舌先と、5本指のうち1本だけ指が長い
ニホントカゲの捕まえ方
この画像のように岩などの上で日光浴していたりしますので、それも見つけるヒントかもしれませんね~♬
餌を捕獲するところを狙うか日光浴を狙うかです!
ニホントカゲの捕獲方法は何種類かご用意しました!
ニホントカゲの捕まえ方1、手で摑まえる
これかなり原始的(笑)
ニホントカゲは隠れ家となる石や枯れ木などの近くにいることが多いので、昆虫採集網などでは捕まえにくかったりしますので、基本は手で捕獲となります。
噛みついたり毒などあるのか心配かと思いますが、ニホントカゲは毒なないですし、発達した歯がなく噛む力も弱いので素手で捕獲しても大丈夫ですが、動きがとても素早いため、焦って潰さないように注意が必要で、さらには尾を掴んでしまい、自切されて逃げられることもあります。
自切とは簡単に言うと尾を自分で切って本体は逃げることがあります。
もし運よく自切したトカゲを捕まえたら、尾はちゃんと再生してきますのでご安心を。
でも少し歪な尾になりますが(;’∀’)
初めて自切を見たら、結構衝撃的ですし、トカゲちゃんにとってもかなりのストレスかと思うので、捕まえるときはなるべく自切させないよう注意が必要。
発見したら手のひらをドーム状にしてトカゲを覆うように動きを封じて指で優しく掴んでください。
トカゲは動きは素早いですが、基本的にはどこ間に止まってじっとしているので、トカゲに気づかれないようにそっと近づいて捕獲します。
もし逃げられても慌てず諦めないで!
時間を置いて同じ場所に戻ってくることがありますよ~。
でも、これは非常時にして欲しいかな~。
自切させちゃう可能性もありますし。
あくまで、捕まえようと思っていない時に出会った時にしてくださいね~。
ニホントカゲの捕まえ方2、トラップ
定期的に見回りい行ける場所にニホントカゲがいそうなところがあればトラップを仕掛けて捕獲するのがオススメです。
罠を仕掛ける場所は、地上を徘徊する虫やクモが多い落ち葉などです。
餌を捕獲に来たトカゲを狙う形になります。
もしくは日光浴する場所と隠れ家となる場所の動線上にトラップを仕掛ます。
ただし、直射日光が当たるような場所は避けてください!
もしトラップにはまったトカゲが直射日光の当たる場所に放置しておくと、弱ってしまいます(;’∀’)
用意するものは、広い口のガラス瓶や小さめのポリバケツなど、一度は言ったら滑って登れない筒状のものを地中に埋めて、その名かに完熟した果実や肉など餌になるようなものを入れてトカゲの餌となる虫を誘い出します。
その虫を狙ったトカゲが罠に落ちるのを待ちます。
無視を誘い出すのではなく、最初からトカゲ用の餌を使用すると効率が良いかもしれません。
ある程度トカゲの個体数がいる場所がベストですが、そんなのわかんないですから、気にせず気長にチャレンジすることも大切!
トカゲ専用の餌と言っても、植物食性のトカゲ用ではないものを選んで!
レオパ用を選べばわかりやすいですよ~。
ニホントカゲの捕まえ方3、トカゲ釣り
トカゲを釣る???って感じですが、これは大人の大型になったニホントカゲの捕獲に向いている方法です。
小さな個体なら普通に手で摑まえることが出来ますが(それでも難しいかな)、成長したトカゲは外敵から身を守り生き抜いてきた強者です。
かなり警戒心が強くて簡単に掴まってくれないです(;^_^A
必要なアイテムは割りばしや木の枝などの棒に、タコ糸や手芸用の糸など。
棒は釣り竿とします。
そして餌はニホントカゲの口に入るサイズの小さなミミズ、バッタ、コオロギなど。
ミミズはニホントカゲがいそうな場所の意思をひっくり返したら直ぐに見つかります。
2~3匹捕まえておきましょう。
ミミズなどの体の真ん中にタコ糸を結びます。
場所のポイントはコンクリートの擁壁にあいた水抜き穴や、土手にあいたニホントカゲの巣穴です。
春先や秋の五山中の気温が低い時間帯はこのような穴から半身だけ出して日光浴しているニホントカゲの姿を観察することが出来ます。
それを狙って、ミミズの頭をトカゲの10㎝ほどて前にそっと置きます。
巣穴に逃げる個体もいますが数分したらまた外に出てくることが多いので、そのまま穴の近くに餌を移動して待ちます。
餌に食いついたらミミズを飲み込むまで待ちます。
慌ててすぐに引きあげたらダメ!!!
少し待ちすぎたかな?くらいの気持ちで待ち、餌を飲み込んだらそっと竿になる割りばしや枝を立ててニホントカゲを巣穴から取り出します。
素早くバケツなどに落として捕獲!!!
竿となる棒は長いほうが警戒されにくいです。
乱暴に扱うと餌を吐き出してしまいますし、ゆっくり過ぎても穴に潜ろうとして出てこなくなったりしますので、これについては何度か経験して感覚を掴むしかありません。
是非、何度か試してみて!!!
捕獲したトカゲは通気性の良いネットや小型の虫か後プラケースに入れて、移動中は蒸れや直射日光、衝撃などに気を付けて家に連れ帰りましょう。
捕まえる前にちゃんと飼育できるように準備を整えて置いてくださいね~!!!
トカゲは犬や猫と比べて臭わないと言われますが、掃除をさぼったり種類によっては糞尿の臭いがきつかったりしますのでこちらも参考にしてみてください♪
ニホントカゲの捕まえ方 まとめ
いかがでしたか?
捕まえる時期は4~9月の午前中~午後2時の間。
捕まえる前にちゃんと飼育できるようにトカゲの家を準備しておく。
捕まえたトカゲはニホントカゲかニホンカナヘビか一応見分けておいた方が良いかも。
飼育の仕方は同じ見たいですが(笑)
知っておいて損はありませんよ~♬
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