オオアオジタトカゲは名前の通り、アオジタトカゲの中でも最大種となります。
別名がアンボンアオジタトカゲと言い、比較的安価で初心者でも飼いやすいと言われるトカゲです。
今回はそんなオオアオジタトカゲの特徴や生態、人間との関係、飼育についてご紹介していきます!
オオアオジタトカゲの特徴や生態
- 別名:アンボンアオジタトカゲ
- 【昼行性】【地上棲】
- 生息地:インドネシア
- 大きさ:60㎝ほど(最大で70㎝)
- 寿命:15~20年
- 値段:5,000~10万円
これからオオアオジタトカゲの特徴や生態、人間との関係をご紹介していきます!
アオジタトカゲの特徴
見た目の特徴は、やや細長い体型をしており、四肢が黒い個体が多いことが挙げられます。
そして、基本的には目の後ろに黒いラインが細く入りますが不明瞭で、背面には明褐色から灰褐色の地色に黒~暗褐色、赤褐色バンド模様が入ります。
これらの体色ですが、変異があるため馴れないと見分けるのが難しいと言われています。
オオアオジタトカゲの生態
インドネシアからニューギニアに広く分布し、草原や森林など幅広い環境で生活をしています。
食性は雑食性で、昆虫類、カタツムリなどの陸生の貝類、小型哺乳類、動物の死骸、花、果実などを食します。
繁殖形態は卵胎生で、1回に5~25匹の赤ちゃんを産みます。
ちなみに卵胎生とは、動物のメス親が卵を体内で孵化させて子を産む繁殖形態を指します。
オオアオジタトカゲと人間との関係
オオアオジタトカゲはペットとしても飼育されm、日本にも輸入されいます。
以前は基亜種である本種が主に流通しましたが、近年では生息地で保護されるようになり、流通は激減。
最近では未記載の亜種または未記載種が流通し、別種のハスオビアオジタトカゲの基亜種であるヒガシアオジタトカゲの名前で流通することもあります。
本来のヒガシアオジタトカゲは野生動物の輸出を禁止しているオーストラリア産のトカゲなので流通は稀で高価になります。
オオアオジタトカゲの亜種のケイアオジタトカゲの流通は少ないですが、野性個体と飼育下繁殖個体が両方流通しています。
アオジタトカゲの種類についてはこちらを参考にしてください。
オオアオジタトカゲの飼育
ここからはオオアオジタトカゲに適した環境と餌、飼育ポイントをご紹介していきます!
オオアオジタトカゲに適した飼育環境
オオアオジタトカゲは底面を重視した大型の飼育ケージが必要です。
飼育ケージにも色々ありますが、上面が蒸れないように通気性が確保でき、脱走されないようにしっかりと蓋が理想的なので、爬虫類専用の飼育ケージがおすすめです。
こちらは上部の蓋がメッシュになっており、しっかりとロックでき、さらに前扉なので給餌や掃除などの管理がしやすいです。
飼育ケージ内の基本温度は25℃くらい、バスキングスポット(ホットスポット)の温度は32℃くらいを保ち、夜間は22℃くらいにしましょう。
バスキングスポット(ホットスポット)とは日光浴をする場所と覚えてください♪
昼行性のトカゲなので、紫外線照射も必要。
これらを踏まえると、飼育ケージの温度などを保つには保温器具とバスキングライト、紫外線ライトが必要になります。
夏場は必要なかったとしても、極度に低温に弱いので、飼育ケージに保温器具として飼育ケージ外側側面からシート状のヒーターで温めたり、保温球など使用しましょう!
そして飼育ケージの床部分には床材として表面が軽く湿ったヤシガラや腐葉土などやや厚めに敷きます。
ヤシガラは粉状のものになると、乾燥した際に目や呼吸器系に入り、疾患を及ぼす可能性があるのであまりお勧めできません(;’∀’)
飼育ケージ内には流木やコルクバーグなどを下に潜り込めるような隠れ家にします。
大きくなるので、ココナッツマットを筒状にしたり、少しお高いですがコルクチューブなどを使用するのもオススメです♬
その他の詳しい飼育方法はアオジタトカゲの記事をご覧ください。
餌
餌はコオロギ、果実、野菜などを与えますが、雑食の爬虫類用の人工フードも食べてくれる個体が多いので色々試してみて、食いつきが良いものを探しましょう。
人工飼料以外の餌にはカルシウム剤をまぶして栄養価をプラスしてあげる必要があります。
そしてコオロギなどの生餌ですが、餌昆虫が攻撃してきたり逃げたりするのを防ぐために、後ろ足を取ってから与えるとベストです。
虫が苦手な方は是非人工飼料を試してみて、何種類か食いつきの良いものを探して、野菜やおやつ程度に果実など与えるようにローテーションを組むことをオススメいたします♪
餌についてはこちらも参考にすることをオススメいたします。
オオアオジタトカゲ まとめ
いかがでしたか~???
比較的初心者でも飼いやすいトカゲなので、存在感のあるトカゲを飼育してみたい初心者の方にはピッタリかと思います。
オオアオジタトカゲに適した環境を上手に作ってあげて、是非お迎えしてあげてくださいね♪
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