サンドフィッシュという名前だけ聞くと、魚?な~んて思いますがれっきとしたトカゲの仲間です♬
砂の中を泳ぐように潜る、変わったトカゲの特徴や生態、飼育についてご紹介していきます!
サンドフィッシュの特徴や生態
- 別名:サンドスキンク
- 【昼行性】【地上棲】
- 生息地:アラビア半島、アフリカ北部、中東など
- 大きさ:12~20㎝
- 寿命:6年以上
- 値段:3,000~6,000円ほど
砂の中を自由自在に移動するサンドフィッシュの特徴や生態をこれからご紹介していきます!
サンドフィッシュの特徴
サンドフィッシュはアラビア半島やサハラ砂漠に生息するスキンクの仲間です♬
スキンク科に属するScincus属は、砂の中を泳ぐように潜り移動することから「サンドフィッシュ」と飛ばれています。
体色や斑紋などは種や亜種によっても様々で、基本的にはバンド模様をしており体側に暗色で大型のスポットが並ぶタイプの個体も見られるそうです。
形態はまさに砂に潜って巧みに移動するためという感じで、特にしゃばるのように反りかえった鼻先(吻端)や滑らかで艶やかな体表が特徴的です。
サンドフィッシュの生態
サンドフィッシュは砂漠性で、オアシスの周辺など水が供給出来てまばらに草が生えているような場所の近くに生息しています。
昼行性で特に朝夕の時間帯に表層に近い細かい砂の中を、魚が水の中を華麗に泳ぐようにして移動し、砂の表面を移動している昆虫などの小動物を捕食しています。
そして、植物の実などの植物質の餌も食べることがあるそうです。
繁殖形態は胎生と言われますが、実は卵生で6月後半に6個前後の卵を産むという情報もあります(;^ω^)
一体どっちなんだ?!
でも繁殖は難しいみたいですね(;’∀’)
だからはっきりしないのかな~(笑)
サンドフィッシュは飼育自体はそんなに難しくないそうで、比較的流通量も多くて安価なので入手しやすいトカゲでもあります。
ですが、産地が不明だと種類や亜種がわからないため注意が必要だとも言われています。
サンドフィッシュの飼育
比較的飼育しやすいと言われていますが、実際どうなんでしょうか?
これからサンドフィッシュに適した環境や飼育ポイントなどをご紹介していきます!
飼育ケージ
何やらサンドフィッシュは協調性があるそうで、飼育スペースさえ確保できれば同じ飼育ケージで他当該が出来るそうです。
ですが、初心者の方はまず1匹飼いから始めましょう!
まずは飼育ケージ選びから。
2~3匹くらいまでなら幅60㎝×奥行30㎝ほどで飼育が可能です。
1匹ならこれくらいでOK!
飼育ケージには衣装ケースや熱帯魚用ガラス水槽、爬虫類用飼育ケージなどがありますが、爬虫類専用の飼育ケージがオススメ。
上でご紹介した飼育ケージは観音開きでメンテがしやすいですが、飼育ケージのバックに雰囲気のある岩のようなディスプレイがあり、床との間に若干隙間があるので、そこに入り込まれたりすると危ないので、隙間を埋めてから床材を投入するか、ディスプレイを取っ払うかしましょう。
温度管理・照明
サンドフィッシュは砂漠のトカゲなので昼夜の温度差が大事になります。
というか、爬虫類飼育において温度管理と湿度管理はかなり重要な要素。
サンドフィッシュに適した環境ですが、飼育ケージ内の基本温度は26~28℃、バスキングスポット(ホットスポット)の温度は35~45℃、夜間は18~20℃前後に設定します。
この温度管理に必要なアイテムは保温器具とバスキングライトになります。
そして照明ですが昼行性のトカゲなので紫外線の照射も必須なので紫外線ライトも必要になります。
飼育ケージ内の基本温度は暖突などの保温器具で作り出します。
暖突はプレートヒーターで飼育ケージ内の蓋部分に取り付けるタイプです。
そしてジェックスのソーラーグローUVはバスキングライトと紫外線ライトが一緒になったライトなので一石二鳥です。
バスキングスポット(ホットスポット)は飼育ケージ内の左右どちらかに寄せて作り、バスキングライト自体は夜間消灯します。
サンドフィッシュは繁殖個体が少ないので、流通するのは野生個体がほとんど。
そうなるとより生息地の環境に近づけてあげないと飼育は難しいかと思います(;^ω^)
その他
その他にもより良い環境をる来るのに必要なアイテムがあります。
サンドフィッシュなので床材も重要!!!
これサンドフィッシュにはかなり重要です。
細かい砂漠系の砂を飼育ケージ内に10㎝ほど厚めに敷きましょう。
爬虫類専用の飼育ケージだとギリギリかな~。
次に必要なのが水入れ。
浅い水入れを飼育ケージ内に設置します。
これは飲み水なので毎日新鮮な水と交換してください。
そして、砂漠は朝晩の温度差が激しいので朝方は夜露で濡れています。
それを再現するために数日に1回は朝に霧吹きで水を飼育ケージ内全体にかけてあげます。
ですが多湿にならないように注意しましょう!
そして温度管理には飼育ケージの温度をチェックする習慣をつけます。
その際に温度計が必要になります。
こちらは温度計と湿度計が一緒になったタイプです。
湿度が高くなるようであれば水槽用ファンを取り付けましょう。
温度計はバスキングスポット(ホットスポット)の近くに1つ、反対側の基本温度を測るために1つ、計2つ必要です!
温度管理や照明の管理が便利になる爬虫類用のサーモスタットも是非導入しましょう。
こちらは温度や時間を設定するだけで保温器具や照明器具を簡単にコントロール出来ます。
昼間と夜間の温度2つの温度設定が可能なのでオススメです。
そしてサンドフィッシュにはシェルターが必要ではないようですが、インテリアにこういうアイテムはいかがでしょうか?
雰囲気出ますね~♬
このほかにも流木など入れてもいいかもしれませんね~。
餌
サンドフィッシュには生餌のコオロギやデュビアがベストです。
飼育ケージ内に生餌を入れると、砂の上を歩く餌を地中からひょっこり現れてハントする姿が見られます。
この光景を楽しめるのはサンドフィッシュならではですね♪
そして植物質の餌も少量食べる個体もいますので、フトアゴやイグアナフードや野菜、果物などもも与えて食いつきが良いものを探してみてください。
毎回同じ餌ばかりではなく、ある程度バリエーションを持たせ、ローテーションを組んで与えましょう。
給餌頻度ですが、ベビー時には毎日食べるだけ与え、成体には週に3~4日腹八分目を与えましょう。
腹八分目がどのくらいの量なのかは、しばらく様子を見て模索しましょう。
そして生餌にはカルシウム剤をまぶして与えます。
カルシウムが不足するとクル病などの病気になる可能性があります。
クル病に関してはこちらを参考にしてください。
カルシウム剤には主に2種類あり、カルシウムのみのタイプとビタミン入りのタイプがあります。
これらは2つ用意しましょう。
通常はカルシウムのみのタイプを生餌にまぶして与え、週に1度ビタミン入りをまぶして与えるくらいになります。
ビタミンの取りすぎはクル病に似た症状を引き起こす恐れがあるので、与える頻度を少なくする必要がありますので注意しましょう!
カルシウム剤も色々種類がありますが、ジェックスのカルシウム剤はきめが細かいので餌昆虫にまぶしやすいのでオススメです。
そして生餌を与えるなら匂い対策も必要かと思います。
気になる方はこちらも参考にしてください。
【爬虫類がいると部屋が匂う?】今スグできる匂いの原因と対策&最強グッズ
餌についてはこちらも参考にすることをオススメします。
サンドフィッシュのまとめ
いかがでしたか?
サンドフィッシュは他のトカゲと違う特徴があるので、特に生餌を捕食する場面なんかは必見かと思います。
サンドフィッシュに適した環境を上手に作って、長生きしてもらいましょう!
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