【モエギハコガメ】東南アジアのハコガメの特徴や飼育ポイント

 

モエギハコガメはベトナムを中心とした東南アジアに生息する陸棲のハコガメです。

実は野生での生態などはあまり詳しくわかっていないようで、情報が少ないです(;’∀’)

それもあってか、飼育も非常に難しいと言われています。

ここではそんなモエギハコガメの特徴や生態、飼育ポイントをご紹介いたします。

 

その他のハコガメについてはこちらをご覧ください。

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モエギハコガメの特徴や生態

 

モエギハコガメ

Wikipediaより

  • 別名:クロハラモエギハコガメ、ベトナムモエギハコガメ
    生息地:中国南部(雲南省、海南省、広東省、広西チワン族自治区)、ラオス、カンボジア、ベトナム
    最大甲長:19,8cm
    食性:雑食性
    寿命:50年くらい
    値段:20万前後
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モエギハコガメは3亜種に分かれています。

それぞれの生息地や特徴も一緒にご紹介いたします!

モエギハコガメの特徴

 

モエギハコガメの最大甲長は19,8cmで、オスとメスでは甲長の差があまりありません。

背甲の形は、ドーム状で中央部より少し後ろ側で最も甲高が高くなり幅が広くなっています。

 

項甲板の大きさは小さめで、細長い楔型をしており、腹甲は大型になり、切れ込みが入りません。

左右の肛甲板のシーム(つなぎ目)ですが、摩耗することが多くて癒合したように見えます。

 

モエギハコガメは腹甲を折り曲げ背甲と腹甲の隙間を完全にふさぐことが出来ます。

頭部の大きさは中型~大型で、吻端はあまり出っ張ってなく、上顎の先端は鉤状に尖りますが、成体になると摩耗する個体もいます。

頭部の色は黄色や暗めな黄色、灰褐色をしており、緑がかった個体もいます。

「モエギ」とは黄緑色を指しますが、頭部の色が由来となっています。

 

孵化直後の幼体は甲長が4,5 ~5cmで、後ろ側の縁甲板の外縁が少し鋸状に尖っています。

幼体の椎甲板にはあまり発達しない筋状のキール(盛り上がり)が入り、キールや縁甲板の突起は成長するに従い消えていきます。

キールはわずかに残る個体もいます。

左右の肛甲板のシーム(つなぎ目)がハッキリとしています。

 

モエギハコガメは3つの亜種に分かれます。

それぞれの生息地や特徴をこれからご紹介していきます。

 

ベトナムモエギハコガメ

 

ベトナムモエギハコガメの生息地は、中国(雲南省、海南省、広東省、広西チワン族自治区)、ベトナム北部です。

 

特徴は、甲高が低く、背甲の色は黄色や黄褐色をしており、褐色の斑点や筋模様が入ります。

背甲の正中線上には暗褐色や褐色の太目な縦縞が入り、腹甲の色は黒色や暗褐色で、シーム(つなぎ目)沿いなどに不規則な明色の斑紋が入る個体もいます。

頭部の背面には黒い斑点が入る個体が多いのも特徴です。

 

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ラオスモエギハコガメ

 

ラオスモエギハコガメの生息地は、カンボジア北西部、ベトナム中部、ラオス南部です。

 

特徴は甲高が比較的高めで、背甲の色は灰褐色や黄褐色をしており、斑紋が入らない、または不定形な薄い暗褐色の斑紋が入ります。

 

背甲には正中線上に暗褐色や褐色の太目な縦縞が入り、腹甲の色は淡い黄色や薄い灰色で、甲板ごとに黒や暗褐色の斑紋が入ります。

頭部背面には斑紋が入らない個体が多いのも特徴です。

 

カンボジアモエギハコガメ

 

カンボジアモエギハコガメの生息地はカンボジア、ベトナム南部です。

 

特徴としては、甲高が高くて背甲の色は黄色や黄褐色の地色に褐色の筋模様が入ります。

背甲には正中線上に褐色の太目な縦縞が入り、背甲の外側が褐色になっている個体もいます。

 

腹甲の色は淡い黄色で、甲板ごとに黒や暗褐色の斑紋が入り、頭部背面には暗褐色の細かい虫食い状の斑紋が入るのが特徴的です。

 

モエギハコガメの生態

 

モエギハコガメは野生下での生態があまりよくわかっていません(;’∀’)

ですが、陸棲傾向が強く、あまり水には入りません。

 

山地や丘陵(海南島では低地にも)の森林や、低木や草が密生した藪地などに生息しています。

食性は肉食傾向が強い雑食性で、主に昆虫類やミミズ、カタツムリなどを食べます。

 

繁殖形態は卵生で、飼育下では1回に1~3個の卵を産んだ例があります。

卵は28~29℃の環境で65日~72日で孵化したという例があります。

 

モエギハコガメその他の情報

 

モエギハコガメは中国では食料や薬用として利用されます。

 

そして残念なことですが、開発による生息地の破壊やペット用、食用や薬用の乱獲などによって生息数が激減しています(-_-;)

生息地では保護の対象となっています。

 

ペットとしても飼育され、日本にも輸入されていますが、神経質な性格と輸送状態の悪さで、飼育何度が高い種と言わていました。

2000年にハコガメ属の全種がサイテス(ワシントン条約)Ⅱ類に掲載され、流通量が減っていきました。

 

とても嬉しいことに、日本国内で2004年に札幌の円山動物園で初めて飼育下繁殖に成功しました~♬

(私は北海道出身です)

 

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モエギハコガメの飼育ポイント

 

モエギハコガメ

Wikipediaより

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ここからはモエギハコガメの飼育環境や餌などのポイントをご紹介いたします!

モエギハコガメの飼育環境

 

モエギハコガメは最終的には60㎝ほどの幅の飼育ケージや衣装ケースを使用して飼育します。

ですが、意外と運動量が豊富で活発に動き回るので、なるべくなら90㎝は欲しいです。

ほぼ陸棲なので、陸棲のカメの飼育を基本とします。

 

飼育ケージ内には日光浴をする場所(バスキングスポット)を設け、バスキングスポットにはバスキングライトを照射します。

バスキングスポットの温度は27~30℃で、その他の場所の温度(クールスポット)は22~25℃にし、温度差を作るようにします。

 

バスキングライトはあまり強い光を放つものじゃないほうが良い気がします。

こちらは生体には見えにくい光を照射するタイプです。

 

その他に紫外線ライトも。

 

クリップライトはバスキングライトにも必要ですよ~。

 

ケージ内には保湿性のある床材を5㎝~10㎝ほど厚さに敷きます。

ヤシガラがオススメです。

 

そしてケージ内には全身が浸かることのできる大きさの水入れも設置します。

水深は体の半分くらいです。

 

水は毎日取り換えます。

床材は排泄物を見つけたら、その周りの床材も一緒に取り除き、床材が減ってきたらその分足し、1~2か月に1回は全ての床材を交換します。

その時に一緒に飼育ケージ内も清掃。

 

1日1回は飼育ケージ内の壁面や床材に霧吹きしてなるべく多湿になるようにします。

乾燥する季節なら回数を増やしましょう。

 

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モエギハコガメは高温にも低温にも弱いので、温度管理はしっかりと行いましょう。

その他にもシェルターを出来るなら2か所に設置します。

 

他にも必要な道具などありますし、その他の詳細はこちらの陸棲のカメの情報を参考にしてください。

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モエギハコガメの餌

 

モエギハコガメは雑食性。

肉食傾向が強いので、コオロギなどの昆虫類をメインに与え、野菜や果物なども添えて与えます。

個体差にもよりますが、人工フードを食べてくれる子もいますので、何種類か試してみるのもオススメです。

 

コオロギなどの生餌だと管理が大変なので(-_-;)

 

餌の種類や選び方、与え方などはこちらを参考にしてください♪

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モエギハコガメのまとめ

 

カメまとめ

 

いかがでしたか?

モエギハコガメは初心者には少しハードルが高いので、カメちゃんの飼育スキルが上がってからにして欲しいな~と思います♪

 

飼育する機会がありましたら、終生可愛がってあげてください!

カメ
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SPIN☆

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SPIN☆と申します。

爬虫類に興味を持ち始め、現在に至ります。
爬虫類の奥深さに日々勉強です♬
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