カメの餌には人工飼料など種類が豊富にあります。
では、どんなエサを与えれば良いのか迷いますよね。
ここでは亀に必要な栄養素や選び方のポイント、おすすめの餌、与えてはいけない餌などご紹介していきます!
カメの餌に必要な栄養素や選び方のポイント
ここでは亀に必要な栄養素や選び方のポイントをご紹介します。
カメの餌についての基本となりますのでしっかりと学びましょう♪
カメに必要な栄養素とは?!
可愛いペットの亀ちゃんには元気で長生きしてほしいですよね~。
そのためにもカメが生きていくのに必要な栄養素をご紹介します。
種類によっても違いはありますし、どの栄養素がどれくらい必要かなどは詳しくは判明していなかったりしますが、こんな栄養素が必要なんだな~と思ってください♪
ビタミン
まずはビタミン。
ビタミンB₁が不足しがちな種類もいますしビタミンDの欠如も問題だったりします。
カメを含む爬虫類の飼育において重要な問題がビタミンDの欠如。
ビタミンDは甲羅や骨の形成には欠かせないビタミンで、餌から摂取する以外に紫外線を浴びて体内でビタミンDを作ったりもします。
ビタミンDが欠乏すると、甲羅が柔らかくなったり手足が曲がったりする「クル病」などの病気になってしまう可能性があります。
ビタミンD不足を予防するには、餌だけでなくしっかりと紫外線を浴びることが重要になります。
そして見た民Aの欠乏も結構問題になったりします。
こちらが欠乏すると、まぶたが腫れて眼球が飛び出したり、目が開かなくなる「ハーダー氏腺炎」と言う病気になってしまいます(-_-;)
ビタミンはレバーなどに多く含まれていますが、ビタミンを補給するには爬虫類専用のサプリメントがあります。
ですが、ビタミンの与え過ぎはクル病に似た症状を引き起こしたりしますので注意が必要です。
ミネラル
ミネラルはビタミンと同じくかだらの機能の維持や調節に役立つ栄養素の1つです。
ミネラルは体の構成成分となるのでそこはビタミンとは異なります。
爬虫類飼育においては、骨や歯の形成に重要な役割を果たす「カルシウム」「リン」が大事になってきます。
カルシウム不足は時間をかけてカメの体に影響を与え、甲羅が柔らかくなったり手足が曲がったりなどクル病の原因にもなります。
そして「亜鉛」は精子の働きに重要な役割があると言われますので、繁殖を考えている方は頭に入れておいてください♪
たんぱく質
たんぱく質は血液や筋肉などの体に必要な成分で、生命の維持に欠かせない酵素などにもなりますし。、エネルギー源としても使われます。
カメなどの爬虫類の餌はたんぱく質が主成分となります。
脂肪と食物繊維
脂肪は主にエネルギー源になります。
そして体の中で作れない必須脂肪酸が含まれており、体内ホルモンの材料などになります。
さらにはビタミンA・D・E・Kなどの脂溶性ビタミンの吸収にも役立ちます。
食物繊維は整腸作用があります。
市販の餌にはこの食物繊維を多く含んでいるものもあります。
カメの栄養素の豆知識
ほぼほぼ人間と同じだったりしますが、あれ?炭水化物は?
って思いませんでしたか?
カメは変温動物なのでエネルギー源となる炭水化物はあまり必要ないんです!
なのでカメ専用の人工飼料などにもあまり炭水化物は含まれていなかったりします。
特に与える必要はありません!と言うか与えないようにしましょう!
餌の選び方のポイント
カメの種類によって合う餌が変わりますので、餌を購入する前にしっかりと把握しておきましょう!
ポイント1、カメの種類に合わせる
これが一番重要かもしれません。
カメには大きく分けると陸棲種と水棲種がおり、食性に違いがあります。
陸棲の亀は野菜などを好む草食性で、水棲の亀は昆虫や魚類などの肉食性の傾向があり、半水棲の亀は肉食、草食どちらも食べる雑食性と幅広いのが特徴です。
市販されているカメの餌には対象となるカメの種類が記載されてますので、購入前にしっかりと確認しましょう!
ポイント2、カメの大きさに合わせる
こちらは亀に限らずですが、カメの大きさに合わせた餌選びも重要なポイントで、幼体のカメに大人用の餌は大きすぎて食べにくいので小さなものを選んだり大きさを程よくカットしたり調整しましょう。
もし可愛い亀ちゃんが餌を食べにくそうにしていたら細かく砕いたりカットしたり水でふやかしたり、工夫することが大事です。
全ていおいて臨機応変に対応しましょう。
もうお分かりかと思いますが、大きなカメには大粒の餌を選ぶと食べやすいです♬
ポイント3、製造年月日・賞味期限をチェック
人間の食べ物なら気にするかもしれませんが(笑)
意外とおろそかになりがちなのが製造年月日や賞味期限。
賞味期限は人間もそうですが、厳密に言うと期限を過ぎたものをカメに与えても命の危険はありません。
ですが、長期間経過した餌はビタミンや油分の酸化や害虫の侵入、カビや細菌の繁殖などが起こる場合があります(;^ω^)
大事なカメちゃんにこのような餌を与えてしまうと、成長不良や体調不良の原因になりえます。
特に幼体は体調が安定しませんので賞味期限はしっかりと守り、開封後は早めに使い切るようにしてください。
やりがちなのが、容量の多い餌を(まとめ買いも)購入して賞味期限内に食べきれないこともあるはず。
特に幼体など体の小さいカメには容量の少ない餌をこまめに購入することをおすすめします。
そして注意しなければいけないのが、市販されているカメの餌の中には賞味期限が記載されていないものもありますので、そこらへんも購入前にしっかりと確認しましょう!
ポイント4、水棲種には水を汚さないもの
半水棲種や水棲種を飼育している場合気になるのが飼育水の汚れ。
水棲の亀は餌や排泄を水中で行うため、水がすぐに汚れてしまいがち(;^ω^)
水が汚れた状態は匂いもしますし、カメの健康にも影響を及ぼします。
毎日水槽の水を取り換えるのが理想的ではありますが、それだとかなり大変(-_-;)
ほとんどの方はフィルターを使用していると思いますが、なるべく善玉菌などの成分を配合した亀の餌なら水質が汚れるのを軽減することが出来ますから併用すると良いですよ~♬
カメの餌の種類
ここからは亀の餌の種類をご紹介していきます♪
カメの餌の種類1、生餌
肉食系のカメの場合は生餌があります。
カメの種類にもよりますが、主にイトミミズ、アカムシ、小魚(メダカ・金魚など)、甲殻類(ザリガニ、川エビ)、昆虫類(コオロギ、ミールワームなど)があります。
カメの個体差や種類にもよりますが、これらの生餌は嗜好性が高くて多くの種類の亀が喜んで食べてくれます。
野生で採集した個体の餌付けにも最適です♬
普段から数種類を用意しておけば栄養バランスも良いのですが、餌は生きてますから、これらの生餌も飼育しないといけなくなり、管理が面倒で大変です(-_-;)
生餌は主食と言うよりか、たま~に与えるおやつ的な使い方がおすすめです。
カメの餌の種類2、生エサ
こちらも肉食系のカメに当てはまります。
生エサはスーパーなどで手軽に購入出来、餌付きも良いので使いたくなりますが、これらを主食や餌の中心として与えると、脂肪やたんぱく質が多くなり、カメちゃんが肥満になり甲羅の成長に支障が出る場合があります(;’∀’)
主食としては正直に言うと向いていません。
ですが、冬眠から覚めた後の食が細いときに一時的に与えるには役立ちます。
生餌を使用する際には、食べ残しによって飼育水の悪化が早まりますので、生エサの脂肪を取り除き一口サイズにカットして与えましょう。
そしてシラスですが、塩分が多いので真水に浸けて塩分を出してから与えますが、鮮度が落ちるのでおすすめできません(;’∀’)
と言いますか、生エサは基本的にリンを多く含みますので長期的に使用するのはやめたほうがいいでしょう。
カメの餌の種類3、野菜・果物
草食性の亀だけでなく、水棲の亀も成長に伴い雑食傾向が強くなる場合があります。
もちろん個体差はあります。
リクガメちゃんを飼育している方の中には野草を採集して与えている方もいらっしゃいますが、野草採集には排気ガスや殺虫剤、犬のおしっこなどに汚染されている場合がありますので注意が必要です。
与える野菜や果物ですが、小松菜、チンゲン菜、葉大根、リンゴ、バナナ、アボカドなどになります。
これらを主食にとなると野菜も高いですから大きく成長するカメちゃんだと大変です(;^_^A
その場合は人工フードなどと併用しておかず程度に与えると良いですよ~♬
カメの餌の種類4、乾燥餌
これらには乾燥エビなどありますが、乾燥エビは人間用だと塩分が含まれているため、必ずカメ専用の乾燥エビを与えましょう!
甲殻類を乾燥したものはカルシウムが多く含まれ、嗜好性も高いです。
こちらも主食としてではなく、副菜的な使い方をするとよいでしょう。
エビ以外にコオロギなどもあります。
もちろん爬虫類専用でネットでも気軽に購入出来ます。
カメの餌の種類5、人工フード
カメ専用の人工飼料があります。
水棲用の亀専用やリクガメ専用なども豊富にあります。
人工飼料は栄養バランスが良いので主食として使います。
後でオススメの餌をご紹介しますね~。
カメの餌の種類6、その他
パンやごはんですが、人によく馴れたカメちゃんはこれらを与えると食べることがありますが、カメは変温動物なのでエネルギー源となる炭水化物をあまり必要としませんので、与える必要はありません。
コスト的には嬉しい食材ですが、栄養素やカルシウム、たんぱく質が不足しちゃいます(;’∀’)
カメの餌おすすめ10選
ここからはオススメの亀の餌10選をご紹介いたします♪
カメと言っても、ミドリガメ、イシガメ、ゼニガメなどいろいろな種類がいますので、生息環境が異なると必要な栄養素も変わってきます。
購入する際は成分表をしっかりと確認して対象の亀の餌かチェックしましょう!
必要のない栄養素が含まれていると、体調不良を起こす場合もありますので注意しましょう!
カメの餌おすすめ1、テトラレプトミンスーパー
こちらは水棲ガメの嗜好性と健康を徹底的にこだわったプレミアムフードになります。
嗜好性の高い天然エビを贅沢に配合し、変色傾向の強いカメの主食として最適になっています。
カルシウムやビタミンD₃が強化配合され、丈夫で美し甲羅の形成助けます。
その他にもビタミンAが強化配合。
水分が9%以下と少ないのですが、水槽の水に入れると水分を吸収し細かく分離しますので、小型の亀でも摂取することが出来ます。
カメの餌おすすめ2、カメのごはん納豆菌
こちらはミドリガメ、ゼニガメなどの水棲ガメ専用の総合栄養フードになります。
3つの善玉菌でカメのお腹の調子を整える作用があります。
南極の自然の中で育った栄養価の高いオキアミを瞬間冷凍乾燥したものを使用。
カルシウム以外にもカメに必要なビタミン・ミネラルを豊富に含んでますのでこれだけでもカメの健康を維持することが出来ます♪
バチルス菌の1種である納豆菌と、乳酸菌と酵母菌を配合し、プロバイオティクス効果でカメの腸内細菌のバランスを改善、消化吸収を助け排泄物の分解を早める効果があります。
継続的に与え続けることによって飼育水の汚れを軽減し、臭いの発生を抑えてくれるという嬉しい効果もあります。
カメが食べやすい浮上棲のごはんになります。
カメの餌おすすめ3、リクガメの栄養バランスフード
こちらはホシガメやギリシャリクガメ、ロシアリクガメなどの陸棲の亀の健康を考えて作られた総合栄養フードになります。
リクガメ専用の全成長期を対象に、トウモロコシ、大豆ミール、麦芽、ミネラルなどが主成分に含まれており、陸上で生活するリクガメが必要としている必須栄養素を網羅しています。
ペレットタイプで与えやすく、臭いを軽減する善玉菌も配合されています。
見た目はカラフルでどことなくフルーティーな香りがする嗜好性の高い餌で、食欲不振の亀にもオススメです。
また、子ガメなど小さな個体が食べにくいと感じた場合は、水や果汁100%のジュースでふやかして与えると食べやすくなり、しっかりと食べてくれます♪
カメの餌おすすめ4、ハープクラフト トータスフード リクガメ専用
こちらは草食性のリクガメの健康に必要なビタミン・ミネラルが配合された総合栄養フードになります。
甲羅や骨格形成に必要不可欠なカルシウムを強化しながら、着色料や甘味料も使われていません。
草の爽やかな自然の香り♪
小さなカメには大きくて食べにくい場合はふやかして与えてくださいね~。
カメの餌おすすめ5、ビバリア リクガメフード
リクガメ専用のフードです。
アメリカが原産国で、草食性のリクガメが必要とする栄養素を全て含んでいるフードになります。
カメと飼育者の為に飼育給餌テストを重ねて開発された完全フードで、幼体時から与えることが可能です。
カルシウムとビタミンD3 を配合しており、腸内環境を整え健康を維持できます。
カメの餌おすすめ6、カメプロス
カメプロスは特殊技術によって開発されたひかり菌と、茶葉の効果で飼育水の汚れやニオイを抑える水棲カメの総合栄養フードになります。
ひかり菌のプロバイオティクス効果で腸内バランスを整え、4種のハーブエキスが消化吸収をサポートしてくれます。
糞の量が減り消臭効果も高まりますよ~♬
こちらのフードは適度な硬さのスティック状になっており、カメが食事する時に散らばりにくく、餌の食べ残しを予防し水質の低下を軽減してくれます。
カメが吸収しやすい乳酸カルシウムが配合されているので甲羅の成長を促してくれ、さらにカルシウムの吸収を促進するビタミンDを強化配合されています。
抗酸化作用のあるビタミンEとビタミンCが大事なカメのストレスを軽減しますよ~。
カメプロスは長期的な飼育と繁殖試験に基づいて、カメに必要な栄養成分をバランス良く配合された、カメの健康と甲羅の成長をサポートしてくれるフードです。
カメの餌おすすめ7、テトラ レプトミン
こちらは人気NO1と言ってもいいほど人気があるフード。
ミドリガメやゼニガメなど含む水棲ガメ専用のフードで、水棲ガメ定番商品!
栄養バランスがよくて信頼性の高い商品で、余分なたんぱく質と脂肪分を抑えて作られていて、消化吸収に優れたレプトミンは子ガメから大人の亀にまで幅広く与えることが出来ます。
レプトミンの特徴としては、甲羅を丈夫に保つためのカルシウムとリンがバランスよく配合され、カルシウムの吸収を促すビタミンDも配合されています。
免疫力を維持するバイオアクティブ製法で各種ビタミンも強化されており、オメガ3脂肪酸・βーグルカンなどでカメの健康を強力サポート。
さらに天然成分のユッカが気になる臭いや水の汚れを軽減してくれます♪
ここでご紹介したのはラージスティックタイプですが、成長段階に合わせて小粒、小スティック、特大スティックなど全部で4タイプあります。
「Super」タイプもありますが、カメにとって味が違うのか、嗜好性が分かれます。
カメの餌おすすめ8、おおきなカメのエサ
こちらは亀に必要なビタミン・ミネラルを配合されたカメの甲長12㎝以上の亀が食べやすい特大サイズの総合栄養フードになります。
甲羅の成長に欠かせないカルシウムを豊富に含まれ、ビタミンAやDが目の粘膜を強化、ビタミンEがカメの体力をサポートします。
大きなカメは飼育水をすぐに汚してしまいますが、こちらは配合されている納豆菌、乳酸菌、酵母菌の効果で水の汚れや気になる臭いを軽減してくれます。
こちらの商品は甲長12cm以上の亀用ですが、甲長が3~8㎝までの子ガメ用小粒タイプや、甲長8~12㎝までの亀が食べやすい大粒タイプなど成長段階に合わせて種類が選べるのも嬉しいですね♪
カメの餌おすすめ9、コメット カメの主食 中・大型用
こちらは水棲ガメ用になります。
ニンジンエキスを配合し、ビタミンAを効率よく摂取することが出来るフードとなっています。
甲羅や骨を丈夫にするカルシウムが強化配合されており、納豆菌・乳酸菌も配合されているので気になる臭いや飼育水が汚れにくい効果があります。
カメの餌おすすめ10、その他
こちらはカメの餌の種類でご紹介した乾燥エビのおやつです。
この商品は原産国が日本なの安心ですね♬
甲長(甲羅の長さ)が10㎝以上の個体に適している大きさのおやつになります。
天然川エビ100%で、乾燥させているだけなので風味も強くて嗜好性抜群!
あくまでおやつ程度に与えるタイプになります。
甲羅や爪などを丈夫にしてくれるサプリ感覚で与えましょう。
こちらもカルシウムサプリ感覚で与えて!
堅いので水槽の中与えると、バリバリと砕けた破片が散らばるのでなるべくなら水槽の外で与えると良いかもしれません(笑)
カメの餌おすすめのまとめ
いかがでしたか?
これはあくまで参考まで!
飼育するカメの種類によっても違いますし、個体差での嗜好の好みもあります。
そして主食とするフードは1種類だけでなく、食いつきの良いものを最低でも2種類用意しておくと良いですよ~。
是非、楽しいカメライフを送ってくださいませ~♬
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