東南アジアからオセアニアにかけて生息するマングローブモニター。
半水棲、半樹上棲、半地上棲と色々な環境に適応しているオオトカゲです、
今回はこのマングローブモニターについて寿命などの特徴や値段、飼い方までご紹介いたします♪
マングローブモニターの特徴とは?!
ここではマングローブモニターの特徴などの基本情報をご紹介していきますよ~♬
マングローブモニターの寿命などの基本情報
和名:マングローブオオトカゲ
全長が120㎝ほどですが地域によっても異なり、飼育では160㎝を超える個体も確認されています!
色は黒く、背面には白や黄色の斑点が点在します。
四肢は長く、指には鉤状になった爪があり、尾は扁平で水中で尾を使い泳ぐこともできます。
分布地域が広くすべてが大小様々な島のため。体色や斑紋、全長、体型の地域さが大きくなっています。
マングローブモニターの地域個体群から独立種となった種もおおく、現在も本種にはいまだ記載されていない種や亜種があると考えられています。
和名や英名でもわかる通り、マングローブ林をはじめとする水辺や海岸にある森林に生息します。
水に入ることを好み泳ぎも上手です♬
繁殖形態は卵生。
- 【昼行性】【半樹上棲】【半地上棲】
- 生息地:インドネシア、オーストラリア、ソロモン諸島、パプアニューギニア、パラオ、グアム島など
- 大きさ:90~100㎝ほど(160㎝も報告されています)
- 寿命:10~20年
- 性格:臆病
- 値段:15,000~30,000円ほど
人間とのかかわり
マングローブモニターはペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されています。
性質は臆病で、飼育ケージは高さのある大型のケージが必要となります。
これだけ聞くと難しそうですが、意外と飼育は難しくないようで、中型の大戸k替えの中では飼育入門種として紹介されることもあります。
地域変異が豊富なので、産地名が付いて販売されたり地域別に飼育されることもあるそうです。
攻撃的な個体は少ないようですが、臆病ゆえにバタバタする個体が多く、ハンドリングには向いているとは言えません(;’∀’)
ですが、ハンドリング出来ないと日々のケアやメンテが難しくなるので、飼育する際はある程度ハンドリング出来るように訓練しましょう!
ハンドリングの方法についてはこちらを参考にしてください♪
トカゲをペットにしなつくようにするには?目指せハンドリングへの道!
マングローブモニターの飼い方
これからマングローブモニターの飼育方法を必要な飼育道具とともにご紹介いたします!
飼育ケージ
個体のサイズにもよりますが、最低でも120×45×60㎝で、ベストは150×90×60㎝以上の超特大飼育ケージが必要となります。
そしてマングローブモニターは半樹上棲なので、高さも60㎝ほどは欲しいところ(-_-;)
ですが、ベビーのうちは体の大きさに比べてやや小さめの飼育ケージで飼育することをオススメします。
ベビーの頃は特に臆病でバタバタしてしまうことが多いのですが、あえて小さめの飼育ケージで飼育することによって、人間から隠れる場所をなくし強制的に人間に馴れるしかない状況になるから。
助走もつけることが出来ないので顔のケガも抑制出来ますよ~♬
ベビーの頃から人に馴れさせる訓練をしておくとあとあと楽になります!
温度管理
飼育ケージ内の基本温度は28~30℃、バスキングスポット(ホットスポット)は35~40℃にします。
飼育ケージ内の全体の基本温度はプレートヒーターや暖突や保温球、バスキングスポット(ホットスポット)はバスキングライトを使用します。
そして昼行性のトカゲなので紫外線の出るライトが必要になります。
バスキングライトと紫外線ライトの両方を兼ね備えたライトもありますので、その際は1つ分ライトを減らすこともできます♪
そしてマングローブモニターは大きな水場が必要となるので、水が跳ねたりしてもいいようにバスキングライトや紫外線ライトなどは水場から離れた場所に設置すると良いですよ~!
注意点
ベビーや入荷したばかりの個体はなるべく少し温度を高く設定し、体を冷やさないように気を付けましょう!
ライトの大きさが小さかったり、ワット数が小さいと体がなかなか温まらず、バスキングスポット(ホットスポット)から生体が離れなくなることがあります。
その状態が続くと低温火傷になる恐れがありますので、バスキングライトを複数設置したり、ライトのワット数を上げたりして色々と工夫しましょう!
湿度管理
マングローブモニターは多湿を好むオオトカゲですが、全身を浸かることのできる水場を用意してあげれば、それ以外の場所は乾燥していても大丈夫なので、しっかりと水場を設けましょう!
水浴びが非常に好きなトカゲなので、大き目のタッパーや衣装ケースなど用意して設置してあげてください。
水は彼らの飲み水や水浴びやトイレにもなりますので、なるべく汚れに気が付いたらすぐに取り換え、水は毎日交換して下さい。
そして水温も気温より低すぎると問題!
向い量が少ないのであれば飼育ケージの外側からパネルヒータで温め、水の量が多ければ熱帯魚用ヒーターで直接保温してあげましょう!
水温は24℃前後が理想的です♬
そして湿度管理には床材の種類によって違ってきます。
マングローブモニターの場合は霧吹きなどで湿らせたバークチップやヤシガラなどを薄めに敷いてください。
ですが、成体になると体も大きくなり排泄量も増え床材の管理が大変になります( ゚Д゚)
その場合は人工芝やペットシーツでもOKです♬
最低でも1日1回は飼育ケージ内を霧吹きしましょう!
餌
マングローブモニターにはコオロギ、デュビア、ジャイアントミールワーム、ささみ肉、ウズラ、マウスなどをバランスよく与えます。
餌にはカルシウム剤をまぶしてから与えてください。
ピンクマウスは栄養価が高すぎるので肥満の原因になります( ゚Д゚)
時々与える程度にしましょう♪
餌を与える頻度
幼体時は毎日食べるだけ与え、亜成体以降は2~3日に1度、満腹手前くらいまで与えましょう。
あくまで目安なので、個体にあった給餌頻度やサイズ、量を観察して探し当てましょう!
マウスはメインにはしないように!
肥満になりますよ~( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
餌は就寝より3時間以上前にあげてください。
食べた後、体を温められないと消化不良などの原因になります!
餌は野外で採集したものは与えないように!
病原菌や寄生虫がいる可能性があります((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
トカゲの餌についてはこちらも参考になります♪
マングローブモニター まとめ
いかがでしたか~?
マングローブモニターは飼育スペースと環境作りをしっかりできれば比較的飼いやすいモニターです。
水場を綺麗に保ったり、温度や湿度管理なども大変ですが、それ以上に魅力あふれるトカゲですよ~♬
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