爬虫類飼育初心者にはハッキリ言うとイグアナの飼育は難しいと思います。
ですが、しっかりと爬虫類の特徴、トカゲの特徴などもしっかりと知識を得て、イグアナの事を勉強して心づもりをするのであれば、可能になると思います!
ここではイグアナの基本的な飼育方法やしつけ、種類や餌などを必要な飼育道具とともに説明したいと思います!
イグアナの種類や特徴とは?!小型の種類もいるのか?値段は?
ここではまず、イグアナの代表的な種類や値段、そして大型のイメージのあるイグアナにも小型の種類はいるのかをご紹介いたします!
代表的なイグアナの種類とは?
イグアナと言えば爬虫類初心者の方が思い浮かべるのは、間違いなくグリーンイグアナでしょう!
だから他のイグアナもどことなく似たような感じなんだろうな~と思うでしょうが、実は違うんです!!!
イグアナはトカゲの仲間ですが、普通のトカゲのように見える種類やカメレオンに似たような種類まで実に様々。
いままでこのサイトでご紹介したイグアナはイグアナの中でも比較的代表的なイグアナです。
中にはイグアナと名前についていない種類もあり、初心者にとっては普通のトカゲと区別がつきにくいかもしれません!
私もいまだに把握しきれていません(;’∀’)
それではイグアナの種類をざっとご紹介!
- グリーンイグアナ
- ツナギトゲオイグアナ
- サンエステバントゲオイグアナ
- ウミイグアナ
- サイイグアナ
- ガラパゴスリクイグアナ
- ナイトノアール
- スベヒタイヘルメットイグアナ
- ヒロオビフィジーイグアナ
こちらの種類の基本情報はこちら
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- レッドイグアナ
- ブルーイグアナ
- クシトゲオイグアナ
- グリーンバシリスク
- コーンヘッドイグアナ
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- ノギハラハシリスク
- ハガクレカメレオンイグアナ
- マダガスカルミツメイグアナ
- トゲチャクワラ
- サバクイグアナ
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イグアナで小型の種類は?
イグアナと言えばグリーンイグアナですが、グリーンイグアナはかなり大きくなる種類で、1m超えします。
最大で2mにもなりますので、イグアナで小型となると、1m以下のものが当てはまるのと思います。
1m以下のイグアナの種類
- サバクイグアナ:30~40㎝
- グリーンバシリスク:60~70㎝
- ノギハラバシリスク:60~70㎝
- コーンヘッドイグアナ:50~60㎝
- ハガクレカメレオンイグアナ:50㎝ほど
- マダガスカルミツメイグアナ:30~40㎝
- ナイトノアール:30~50㎝
- トゲチャクワラ:~60㎝
- スベヒタイヘルメットイグアナ:30~40㎝
- ヒロオビフィジーイグアナ:60~70㎝
初心者でもわかる飼育環境や道具
ここでは飼育環境に必要な道具とともに、基本的な飼育方法をご紹介いたします!
飼育ケージ
飼育ケージの大きさの基本は体長の約2倍以上の幅か、樹上棲なら高さが必要になります。
大型の種類の大多数が成長するに従い樹上棲から地上棲の傾向が強くなったりします。
大型であれば最終的に放し飼いにする方がいいでしょう!
というか、放し飼いにするしかない!!!
グリーンバシリスク、ノギハラバシリスクなどのバシリスクの仲間は樹上棲で、その他はコーンヘッドイグアナ、ハガクレカメレオンイグアナ、ナイトノアール、スベヒタイヘルメットイグアナなど飼育できる樹上棲タイプは、飼育ケージは高さが必要ですし、飼育ケージは必須。
その他のほとんどの種類は大人になるにつれて地上性が強まるので、アダルト前はある程度の幅と高さのある飼育ケージが必要に。
完全な樹上棲タイプや、アダルト前のイグアナにおススメの飼育ケージはこちら。
全長が50㎝以下の場合はいいのですが、飼育ケージの高さは1m弱は欲しいところ。
前面金網状なので、飼育ケージ内の温度を保てないようなら、後ろや側面の3面をビニールか何かで覆うなどアレンジすると良いでしょう♪
紫外線ライト
イグアナを飼育するには紫外線ライトが必須。
バスキングライト・保温球など
イグアナの生息地は暖かい地域なので寒さに弱い傾向があります。
飼育するイグアナの種類にもよりますが、飼育ケージ内は30℃くらいを保ち、飼育ケージ内に温度の高低差を付け、バスキングスポット(日向ぼっこ用の場所)は40℃近く必要です。
夜間はバスキングライトは消灯し、飼育ケージ内の温度もすこし下げます。
ですが飼育ケージ内の温度が低くなりすぎてしまうようなら、夜間用のバスキングライトもありますので一応夜間用も用意しておくのも良いでしょう。
こちらも飼育するイグアナの種類によって違いますので、飼育するイグアナに適した温度に設定するようにしましょう!
バスキングライトの設置場所とバスキングスポットの距離により、温度が違うので温度を測りながらバスキングスポットの位置や、ライトのワット数をけると良いでしょう。
飼育する地域や部屋の温度などによっても違いがあるので、こればっかりはとりあえず用意してみて、その都度工夫したりワット数の違うライトを購入したりしないといけません(;’∀’)
その分お金もかかりますが、それは可愛いイグアナのため。
生き物を飼うのは何かしらのリスクは必要!
夜用のライトはこちら
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どちらの交換球も4~6か月が使用目安となります。
紫外線ライトとバスキングライトで光を当てますので、一応飼育ケージ内には木陰になるような場所も作ってあげましょうね♪
飼育ケージ内の温度同様に湿度管理も重要です。
湿度は種類によっても違いますが、60%を目安に湿度を保ちましょう。
霧吹きなどで飼育ケージ内を1日1~2回。
真夏の温度や湿度管理は割と大丈夫かもしれませんが、飼育ケージ内の温度は常に高いので意外と乾燥しやすいので注意!
冬場は特にそうですね!
乾燥した空気で長期間飼育すると、呼吸器系の疾患を発症したり、脱皮不全を起こしたりします。
呼吸器系の疾患の場合は、鼻水のようなものが鼻から出たりくしゃみしたりします。
肺に負担をかけないように生息地にちかい湿度環境を作りましょう!
大型のイグアナの場合、最終的に部屋に放し飼いになるかと思います。
その場合馴れた方だとイグアナちゃんに直接霧吹きしてあげたりしているようです♪
飼育ケージ内に置く加湿器を使用されている方もいらっしゃるようです!
バスキングスポットは放し飼いにしたとしても部屋の一部に作ってあげましょう!
床材
これも飼育するイグアナの種類によってベストな床材は変わってきますが、大人になるにつれて地上性が強まるタイプはキッチンペーパーやペットシーツが安価で、しかも取り換えも簡単だったりします。
いずれは放し飼いですから(笑)
イグアナはトイレの場所を覚えると言われますが、個体差あるみたいです(笑)
幼体時や樹上棲のイグアナにはヤシガラが無難かな~。
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止まり木
大型タイプだといずれは放し飼いですが、そうだとしても止まり木は用意してあげましょうね~♬
流木や木の枝など使いましょう!
樹上棲の場合は飼育ケージ内にフェイクでもいいので、葉っぱなど巻き付けて木陰を作ってあげましょう!
樹上棲は木などで木陰やバスキングスポットを行き来できるようにしましょう!
水入れ
体が浸かれるくらいの大きさのものが理想的♪
水入れから水を飲む子もいますし、そうでない子もいます(;’∀’)
さらには爬虫類は水入れの中に排泄する子も多かったりします(笑)
大人のイグアナ(特に大型)は力が強いので、ひっくり返さないような重さのあるものがベスト。
出入りが難しくならないように、背の高い水入れは避けてください。
安価で出がるなものだと、ホームセンターなどでコンテナに近い大きさのタッパーのようなものがありますので、水の主さで重量も出ますし扱いやすかったりします♪
放し飼いにする方の中には、お風呂タイムを設けたりして大き目の水入れを常にセットする必要がない方もいます。
その場合は普通の猫ちゃんやワンちゃん用の水入れに水を入れておくのも良いでしょう♪
サーモスタット
サーモスタットとは本器具や照明器具を自動で管理してくれる便利なアイテム。
ぜひ導入して!!!
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温・湿度計
変温動物の爬虫類飼育には欠かせないアイテム。
飼育ケージ内に設置して温度と湿度をしっかりと管理します。
温度計と湿度計が一つになったものがありますので、そちらを1つと、温度計のみのタイプを1つ。
計2点用意しましょう。
理由は、温度計と湿度計が一つになったものは通常の温度の場所に設置。
温度計のみのタイプはバスキングスポットに設置します。
それぞれの温度が必要なので2つになってしまいます。
温度と湿度計が一つになったものはこちら
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温度計のみはこちら
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初心者でもわかるイグアナのえさの種類や与え方
イグアナは主に草食です。
果物や野菜が大好き♪
一部昆虫も食べる種類がいますので、種類によって与える餌を変えてくださいね♪
イグアナは餌を丸のみにして食べるそうなので、野菜はちぎって、リンゴなど少し硬い果物などは食べやすい大きさにカットして与えましょう。
そしてイグアナは鮮やかな色の区別がつくので、カラフルな色の野菜や果物を与えてみてください。
色だけで好き嫌いの見分けがつくかもしれません(笑)
体調や個体によってはイグアナ専用の人工フードも栄養バランスが優れているのでおすすめ。
野菜から採れない栄養素を補うサプリなんかも必要になります。
イグアナのえさの種類とは
グリーンイグアナなどの代表的なイグアナは、
- ケール
- タンポポ
- パセリ
- ほうれん草
- 白菜
- カブ、大根、タンポポの葉
- もやし
その他に小松菜やチンゲン菜もOK!
でもお値段高いので、大根の葉などでも良いかと。
タンポポなどはそこらへんに咲いているものでいいでしょ!!!
って思っちゃいますが、排気ガスや除草剤など付着しているかもしれないのでNG!!!
それでも与えるときは自然豊かな環境のものを、与える前にしっかりと水洗いしましょ!
葉野菜だけでなく混載や豆類、果物も少しだけ与えましょう♪
ニンジンやカボチャを薄くスライスしたものや、大豆などを葉野菜に5%ほど混ぜて与えてください。
リンゴなど果物も食べますが、糖質が多いので与え過ぎには注意が必要です。
果物はおやつ程度にたまに与えましょう♪
昆虫を食べる肉食系のイグアナの場合は、コオロギなど中心に、与えましょう!
イグアナ専用の人口餌も販売されており、なるべく餌代を抑えたい方や毎回エサを用意する時間がない方などは、イグアナフードで飼育する方法もあります。
栄養バランスも考えられているので便利ですよ!
ですが個体によっては全く食べない場合もあります(;’∀’)
昆虫を食べる種類は当てはまりません。
ペットショップでイグアナフードになれている個体であればいいのですが、馴れていない場合はなかなか食べてくれなかったりしますのでその場合は野菜を与えて!
イグアナをショップで買う場合は餌は何を食べているのかしっかりと聞いておくといいですよ!
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カルシウムとビタミンD₃配合タイプなので1種類だけでOK!!!
野菜に振りかけて与えます。
与え過ぎは過剰摂取になりますので注意!
週に1~2回の頻度でOK。
餌はず~っと同じでは飽きてしまうので、ローテーションを組んで与えましょう♪
餌の与え方と頻度
イグアナに野菜を与えるときは、カラフルに彩を付けてあげましょう♪
色を理解しているので食欲を増したり、好みがわかったりします。
そしてイグアナは食べ物を噛まずに丸呑みしますので、餌が大きすぎると喉に詰まってしまうので、小さく切って与えましょう!
与える餌の頻度は、1日2回。
個体にもよりますが、餌を与えて食いつき具合など観察して量を調節しましょう!
1回につき腹八分目が最終目標(笑)
そして時々おやつ~!!!
イグアナのしつけ方法とは?!
グリーンイグアナなど大型になるタイプは、いずれ放し飼いにしないといけません。
よっぽど部屋が余っている、家が広いのであれば別ですが(笑)
なので、一緒に暮らすうえである程度はしつけが必要になります。
でもあまりストレスにならないように気を付けて、根気よく長い目でみてしつけましょう!
しつけポイントごとにご紹介しますね~♬
トイレを覚えさせる
いずれ放し飼いにしたら、トイレの場所を覚えてもらわないと大変です(;^_^A
完全に放し飼いを始める前から、少しづつ覚えさせるのもおすすめ。
ですがかなり根気が必要!
短気を起こさないようにして下さい!!!
根気よくしつけると覚えるそうです♬
方法は、よくトイレをする場所にペットシーツなどを設置。
別のところにトイレしてしまったら、よく排泄する場所に排泄物を持っていき匂いを付けると効果的です。
それは犬のトイレのしつけと同じですね♪
もう一つの方法は、トイレにしたい場所に連れていき、尾の付け根などをさすって排泄を促すこと。
その子の排泄するタイミングを観察しておくと、ベストタイミングで促すことが出来ますよ~♬
そしてイグアナは綺麗好きと言われ、尾や足が汚れないようにしてあげると、その場所を好んでトイレにするようです。
とにかく根気が必要!!!
ストレスを与えない
どの動物でもそうなのですが(笑)
イグアナも同様。
ストレスの原因で失敗しやすいのが掃除のときなど、イグアナちゃんが邪魔で動かしたいときに鷲掴みのように掴んでしまうこと。
爬虫類は上から掴まれると本能的に敵に襲われた!!!
と感じ恐怖におびえます。
あまりの恐怖に尻尾で攻撃されたり咬まれたりすることもあります(;’∀’)
その場合は自業自得です( ̄ー ̄)
大型のイグアナに尾でたたかれると、ムチに打たれたように痛いようで、みみずばれになったりするみたい(;’∀’)
イグアナちゃんを移動させい時は、話しかけながらゆ~っくりと下から救うように持ち上げて接してください。
夜は部屋を暗くしましょう!
生息環境と同じ状態にすることもと~っても大事!!!
そうすることで生活リズムをつかむことが出来、健康にも良いので必ずそうしましょう!
人間も同じですよね(笑)
子供のころから飼うのがおすすめ
小さいころから飼育したほうがしつけもしやすく、人にも環境にも馴れやすいのでおすすめです。
どの動物もそうですが、小さい子供のころから飼うほうが人に馴れやすいです。
ある程度大きくなったイグアナは、流通の経路や店舗でも扱い方によって人間不信になっているケースが多く、警戒心を解くのが難しくなります。
当たり前ですよね。
それだけ辛い思いしてきたのですから。
もしあなたのイグアナちゃんが当てはまるなら、より根気強く愛情たっぷり、イグアナちゃんのペースで愛してあげてください!
なるべく話しかけて接する
なるべくなら見つめながら優しく話しかけて!!!
愛情を注いでくれる人を飼い主だとしっかりと覚えてくれるイグアナ。
人の気持ちも敏感に感じ取るとも言われています。
イグアナに触れるときは気持ちを穏やかに、愛情をこめて接しましょう♪
毎日「おはよう」「おやすみ」「いってきます」「ごはんだよ」など目を見て優しく話しかけるように心がけましょう!
その時名前も一緒に呼びかけると自分の名前も覚えるでしょう♪
こうした日々の積み重ねは意外と大事!
徐々に信頼関係が生まれ、呼んだらこちらに来てくれたりできたら、ハーネスを付けてお散歩できるみたいです~(´艸`*)
イグアナの基本的な飼育方法などのまとめ
いかがでしたか?
名前を呼んできてくれるようになったら、もうたまらないですよね~!!!
愛おしさ倍増間違いなし!!!
あくまで基本的なことなので、イグアナの種類や個体に合わせて飼育してあげましょう♪
飼育する前も勉強が必要ですが、飼育してからも日々その子を観察し、試行錯誤を繰り返すなど努力とそしてたくさんの愛情が必要ですよ!!!
ぜひイグアナを飼育する前に、爬虫類の事やトカゲの事など知識を取り入れましょう!!!
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