一時期日本でもペットブームになったイグアナ。
恐竜のミニチュアのようなビジュアルと、人の顔が判別できると言われる頭の良さから、ペットとしても人気で飼いやすいと言われています。
そんなイグアナにも種類がたくさんいます!
今回は9種類のイグアナの名前と寿命、値段や簡単な飼育に必要なポイントなどをまとめてみました!
イグアナ9種類の名前と寿命、値段や飼育ポイント
グリーンイグアナが有名ですが、他にも種類がたくさんいますので、ここでは厳選して9種類のイグアナの名前や寿命、値段飼育ポイントをまとめてみました~♬
飼育ポイントとは、あくまでその種類に適した温度や餌は何を食べるのかのみに絞っています。
イグアナの基本的な飼育方法はこちら
イグアナを飼育したい!初心者でもわかるえさや環境・しつけをご紹介!
イグアナの種類1、グリーンイグアナ
爬虫類の中でも知名度もあるグリーンイグアナ。
草食なので虫が苦手な方も安心♪
ですがかなり大きくなるので飼育ケージも大変(;’∀’)家の中で放し飼いにする方もいらっしゃいますが、ちゃんとしつけしないといけません。
個体によってはトイレの場所も覚えるみたいなので、そこがまたなんとも愛おしいですね♪
大人になるにつれて樹上棲から地上棲が強まる傾向にあります。
- 【樹上棲】【昼行性】
- 生息地:ガイアナ、コスタリカ、コロンビア、スリナム、トリニダード・トバゴ、ニカラグア、パナマ、パラグアイ、ブラジル、フランス領ギアナ、ペルー、ボリビア、メキシコ、西インド諸島
- 大きさ:~180㎝(最大200㎝にもなるかも)
- 寿命:10~20年(最長29年!)
- 性格:頭が良い、トイレのしつけが出来る
- 餌:植物、葉野菜、野菜、葉、果物、マメ、花、ノリなど
- 適温:28~30℃、HOT35~40℃、夜間26~27℃
- 湿度:約80%
- 値段:幼体で3,000~5,000円
グリーンイグアナの詳細はこちら
イグアナの種類2、ツナギトゲオイグアナ
成体は灰褐色で黒い横じまが入ります。
幼体は体色が鮮やかな緑色で、成長に伴い褐色に。
背面にはヒゲ状のウロコのクレストがあり、尾まで途切れず繋がることが和名の由来となっています。
尾にはトゲ状のウロコが並びその間には1列の小型のウロコがあります。
森林に生息しますが、幼体の頃は樹上棲で成長に伴い地上棲の経口が強くなります。
危険を感じると岩の隙間などに逃げ込んだり素早く走って逃げます。
餌は植物食傾向が強い雑食。
植物の葉や果実、昆虫類、節足動物などを食べます。
成長するに従い、植物食傾向が強まります。
飼育は難しいです(;^_^A
- 【樹上棲】【昼行性】
- 生息地:エルサルバドル、グアテマラ、コスタリカ、コロンビア、ニカラグア、パナマ、ベリーズ、ホンジュラス、メキシコ
- 大きさ:90~120㎝
- 寿命:20年以上
- 性格:臆病で気が荒い
- 餌:植物の葉や野菜、果物、昆虫類など
- 適温:24~28℃、夜間20~23℃、HOT33~38℃
- 値段:1~2万円ほど
イグアナの種類3、サンエステバントゲオイグアナ
体色は灰白色の地色に黒く太いバンド模様が入ります。
特に前腕から背中、胸元のバンドは大きく目立ちます。
胴体には黒色の斑が霜降り上に入っています。
乾燥した岩場に生息しています。
トゲオイグアナの中で最も流通量が少なく、ファンにとっては垂涎の的!
以前は荒い性格で非常に扱いにくいと言われていましたが、少ないながらも流通する幼体から飼育すると、比較的温和な性格に育つと言われています。(個体差によります)
- 【樹上棲】【昼行性】
- 生息地:メキシコのカリフォルニア湾のサンエステバン島のみ
- 大きさ:~100㎝ほど
- 性格:気性が荒い、CB個体は意外と穏やかで人に馴れる
- 餌:植物、野菜などの植物食
- 適温:28~35℃、夜間25~28℃、HOT40℃くらいを保つ
- 湿度:60%前後
- 値段:30~60万
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イグアナの種類4、ウミイグアナ
他のイグアナと違い、少しはなぺちゃなウミイグアナ。
頭部や頸部は太くて短く、頭部背面はこぶ状に隆起しています。
頸部背面には12~20枚のトゲ状のウロコ(クレスト)が並び、胴体背面から尾の先端にかけて頸部ほどではないが、クレストが並んでいます。
尾の形状は側扁しており、これにより海中で大きな推進力を得ることが出来ます。
体色は緑がかった灰褐色で気温が高いと明色、気温が低いと暗色になる傾向があります。
暗色だと体温を上げるのに役立ったり、周囲の岩礁に似た色、保護色になると考えられています。
目と鼻孔の間に体内に溜まった塩分を排出する腺を持っています。
四肢などは頑丈で指には長く鋭い爪が生えています。
これによって改定の岩に爪を引っ掛け体を固定し、流れの強い海流内でも採食を行うことが出来ます。
- 【地上棲】【昼行性】
- 生息地:ガラパゴス諸島
- 大きさ:120~150㎝
- 寿命:野生化で5~12年
- 餌:海藻、カニ、アシカのフンなど主に草食
- 性格:大人しい
- 値段など:絶滅危惧種により飼育不可
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イグアナの種類5、サイイグアナ
北海道の円山動物園にいるんですが、この画像もそこで私が撮りました~♬
なんかのんびりしていて可愛いんですよね~♡
和名の由来は額のあたりに小さな角のようになっていえることから付けられたそうです。
幼体はクレストが発達しておらず、体色は黒色が強く不鮮明な横じまが入ります。
横じまは成長するに従い消失します。
海岸や岩場、断崖、それらに隣接した乾燥林に生息。
オスは縄張り意識が強く縄張りに侵入すると口を大きく開け、互いに押し合って争います。
こういったところもサイと似てますね♪
危険を感じると岩の隙間に逃げ込んだり、水中に飛び込んで逃げます。
食性は植物食の強い雑食で、所億物の葉や花、果実、昆虫類などを食べます。
生息地では食用とされることもあり、開発による生息地の破壊や食用の乱獲、人為的に移入されたノイヌ、ノネコ、マングース、ブタによる、食害によって生息数は激減しています。
- 【地上棲?】【昼行性】
- 生息地:アメリカ(ナヴァッサ島)、ハイチ(イスパニョーラ島)、ドミニカ共和国(イスパニョーラ島)
- 大きさ:~130㎝ほど
- 寿命:不明
- 性格:不明
- 餌:植物食の強い雑食、植物の葉や花、果実、昆虫類など
- 適温:35℃前後、夜間25℃、HOT40℃前後
- 値段:サイテス載っているので日本では販売なし。アメリカのEXPOでは売られているらしい….。
サイテスとはこちら
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イグアナの種類6、ガラパゴスリクイグアナ
こちらもウミイグアナと同様、少しはなぺちゃが可愛らしいですね♪
体の特徴としては、背面は赤味や黄色味を帯びた暗褐色で、頸部から喉にかけて白い個体が多いです。
オスのほうが大きくて淡色。
主にウチワサボテン類や花、果実を食べますが、昆虫やカニ、鳥類の死骸を食べた例もあります。
ウチワサボテンの茎を棘があるまま食べ、消化できない棘はそのまま排泄します。
なんかオチリが痛そうですが(笑)
近年は地球温暖化による藻類の減少により、ウミイグアナが生息地に進出してくる例が増え、それによる交雑も発生。
以前はサンチャゴ島やバルトラ島にも分布していましたが、前者はヤギによる植生の破壊、後者は第二次世界大戦中の狩猟により絶滅しています(´;ω;`)
- 【地表棲?】【昼行性】
- 生息地:ガラパゴス諸島のサウス・プラザ島、サンタ・クルス島、セイモア・ノルテ島、フェルナンデス島
- 大きさ:100~120㎝
- 寿命:60年以上らしい….。
- 性格:大人しい
- 餌:ウチワサボテン類、花、果実、昆虫類、カニなど
- 適温や値段など:不明
ガラパゴスリクイグアナの特徴とハイブリッドイグアナとの関係は?!
イグアナの種類7、ナイトアノール
顔の大きさに比べ目がとても大きいですね♪
ナイトノアールは、アノールトカゲ属の中でも大型で、メスよりオスのほうが大きくなります。
環境や体調、気分により体色を黄緑色や深緑、褐色などに変色させることが出来ます。
頭部は大きくで口は細長くとがっており、頭部は骨質化し大型であることから兜を連想させます。
和名や英名のナイト(knight)は「騎士」の意味があり、兜のような頭部から由来します。
尾はやや側扁。
幼体の頭部は丸みを帯びて目が大きいのが特徴的。
森林や果樹園などに生息します。
樹上棲で昼行性ですが、昼間でも木陰でじっとしていることが多く、
外敵に襲われると素早く逃げるか口を大きく開けて威嚇し噛みつきます。
- 【樹上棲】【昼行性】
- 生息地:アメリカ(フロリダ州)
- 大きさ:30~50㎝
- 寿命:不明
- 性格:不明
- 餌:昆虫類や節足動物など
- 温度や値段など:2008年特定外来生物に指定され、無許可での飼育、繁殖、譲渡、遺棄は禁止されている
イグアナの種類8、スベヒタイヘルメットイグアナ
なんかSF映画に出てくる何かのキャラみたいな可愛さですね♪
体色は個体により褐色やオレンジ、赤、黄緑色と様々で、黒い斑紋が入ることもあります。
ある程度体色を変化させることもできます。
頭部は大きく頭頂部から後頭部にかけてトサカ(クレスト)が伸び、背面のクレストとつながります。
熱帯雨林に生息し、樹上棲で野性ではめったに地上に降りないとされています。
外敵に襲われると頭部のクレストを膨らませて威嚇します。
食性は動物食で、昆虫類や節足動物を食べます。
ペット用として流通されることがあり、日本にも輸入されていますがほぼ野性個体のみ。
飼育は高さのある飼育ケージに観葉植物や止まり木などを組み合わせて飼育する。
飼育下では同じ場所に動かずジッとしていることが多い。
森林に生息するため極端な明るさを嫌う傾向があり、止まり木や観葉植物などで飼育ケージ内に日陰を多く作る必要があります。
また高温にも弱いため日本の夏季の飼育は、エアコンなどの冷房器具が必要。
- 【樹上棲】【昼行性】
- 生息地:エルサルバドル、コスタリカ、コロンビア北部、ニカラグア、パナマ、ベリーズ、ホンジュラス、メキシコ
- 大きさ:30~40㎝
- 寿命:不明
- 餌:昆虫類、節足動物など
- 適温:26~30℃、夜間20℃以上、HOT35℃前後
- 値段:不明
イグアナの種類9、ヒロオビフィジーイグアナ
イグアナの仲間にしてはと~っても優しいお顔立ちですね♪
世界一美しいイグアナと呼ばれるフィジーイグアナは、IUCNのレッドリストでも絶滅危惧種とされており、サイテスⅠ類にも含まれ国際商業取引を禁じられています。
全身鮮やかなグリーン色で、体から尾にかけて数本の白いバンドが入ります。
樹上棲で森林に生息し、ハイビスカスなどの植物を食べています。
1979年に発見され1981年に新種と記載されましたが、その分布の狭さから直後にサイテスⅠ類に記載されます。
なので流通はしません!!!
ですがその美しさからファン垂涎の的でもあります。
大きさも程よく、大人しく植物食なので飼育してみたい方は多いかもしれません。
残念な話ですが、現地では移入されたヤギに植物の食害で生息環境が減少していることが大きな問題に。
- 【樹上棲】【昼行性】
- 生息地:フィジー諸島北西部
- 大きさ:60~70㎝
- 寿命:不明
- 性格:大人しい
- 餌:植物食が強いが昆虫類も同様に食べる
- 適温や値段:当たり前だが不明(笑)
イグアナの種類 まとめ
いかがでしたか?
イグアナと言えば小さな恐竜のようなビジュアルをイメージしますが、最後のフィジーイグアナのように美しく優しい顔立ちのイグアナや、トサカのようなものを持ったものまで、かなり幅広いことがわかりましたね~。
名前にイグアナとつかない種類もいて、もうわけわからん!!!!!
な~んて初めは思っちゃいました(笑)
イグアナが気になる方は、色んなイグアナがいますので、まずはどんな種類がいてどんな特徴なのかを知ることから始めてみてくださいね♬
比較的大型や寿命が長いタイプが多いので、その辺も考慮に入れながら考えてみてください!
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