黒い縞模様がシンプルでカッコいいヒガシウォータードラゴン。
ウォータードラゴンというとインドシナウォータードラゴン!!!
って思いますが、オーストラリアのウォータードラゴンも素敵なので特徴や飼育についてご紹介していきます!
ヒガシウォータードラゴンの特徴や飼育
- 【昼行性】【半樹上棲】
- 生息地:オーストラリア
- 大きさ:約70㎝(最大90㎝)
- 寿命:12~20年
- 値段:3~8万円
これからヒガシウォータードラゴンの特徴や生態、人間との関係についてご紹介していきます!
ヒガシウォータードラゴンの特徴
ヒガシウォータードラゴンは全長が約70㎝で、体色は灰色に黒い横縞が入ります。
目から頚部にかけて黒い筋模様が入り、体色をある程度変化させることが出来ます。
がっしりとした体形で、背面から尾にかけてヒゲ状のクレスト(ウロコ)が発達。
この特徴はオスのほうが顕著に表れます。
オスの成体は胸部が赤やオレンジ色になり、グレー×黒のBODYとのコントラストも楽しめます♪
ヒガシウォータードラゴンの生態
ヒガシウォータードラゴンは平地の水辺の森林に生息し、半樹上棲で樹上にいることが多く、ビックリすると水中に飛び込んで逃げます。
生息地のオーストラリアでも非常に警戒心が強いのですが、公園や庭園で普通に見かけるそうです。
捕食者に出会うと、植物の繁った場所に隠れたり水に飛び込んで逃げます。
泳ぎが得意で、浅い小川や湖の底に90分くらいまで潜っていられることが知られています。
凄いです!!!
天敵となるのは鳥やヘビ、猫、犬、キツネなどだそうです。
食性は動物食性が強い雑食性で、昆虫類、小型爬虫類、小型鳥類、小型哺乳類、果実などを食べます。
繁殖形態は卵生で、4~18個の卵を産みます。
ヒガシウォータードラゴンと人間との関係
ヒガシウォータードラゴンはペットとして流通されることもあり、日本にも輸入されています。
生息地であるオーストラリアは野生動物の輸出を禁止しているので、野性個体の流通はありませんが、過去に欧米へと流通した個体からの繁殖個体が流通します。
主に基亜種が流通しており、以前は価格が高価で流通自体も稀でしたが、最近は流通量も増えてきており、価格も落ち着いたように感じます。
飼育下では臆病な性格が災いして、驚いたりすると飼育ケージ内を走りまわり吻端(鼻先)をつぶしてしまうので、飼育には広いケージと落ち着いた環境が必要になります。
幼体からの飼育なら人や環境に馴れることもあり、個体によっては手から餌を食べてくれます。
場合により飼育ケージを暗幕などで覆うなどの対処をして外部から刺激を受けないようにしてあげることも大事です。
ヒガシウォータードラゴンは繁殖個体のみ流通するためなのか、同属のインドシナウォータードラゴンに比べて飼育ケージ内を走りまわることはないとも言われています。
水辺の高温多湿の環境を好むので、全身が浸かることのできる水入れが必要になります。
ヒガシウォータードラゴンの飼育
ここからはヒガシウォータードラゴンに適した環境と飼育ポイントをご紹介していきます!
ヒガシウォータードラゴンに適した飼育環境
体が小さいうちはなるべく個体のサイズに合わせた大きさの爬虫類専用の飼育ケージがおすすめです。
インドシナウォータードラゴンより樹上棲の傾向は低いですが、なるべくなら高さのある飼育ケージを選びましょう。
爬虫類専用の飼育ケージを使用する場合は問題ないですが、飼育ケージには通気性が良いものを使用するようにしましょう!
高温多湿な環境を好みますが、蒸れには弱いので…………。
飼育ケージ内の基本温度は26~28℃にして、バスキングスポット(ホットスポット)は35~40℃、夜間は22~25℃に設定してください。
基本温度は保温球や暖突などの保温器具を使用します。
夏場などの暖かい季節ならバスキングスポット(ホットスポット)の温度の影響があるので保温器具は必要ないかもしれませんが、冬場の寒い時期には必須になります。
バスキングスポット(ホットスポット)にはバスキングライトを当てます。
ここでよ~く観察して欲しいのですが、個体がバスキングスポット(ホットスポット)からなかなか離れない場合は飼育ケージ内の温度が低いか、保温できている範囲が狭いということになります。
その場合はバスキングライトのアワット数を上げるかライトをバスキングスポット(ホットスポット)に近づけるなどして対策を施す必要があります。
バスキングライトは高温になるので火傷には注意!!!
ヒガシウォータードラゴンは昼行性のトカゲなので、紫外線を照射しましょう。
紫外線ライトを使用するのですが、紫外線量が高めのタイプをバスキングスポット(ホットスポット)に照射してください。
床材はペットシーツ、キッチンペーパー、新聞紙、ヤシガラ土、バークチップなどを使用します。
ですが飼育ケージ内には大きな水容器や登り木を入れますので、ヤシガラ土やバークチップを使用する方が管理しやすいかと思います。
水が好きなので、全身が浸かることが出来る水容器を飼育ケージ内に設置してください。
容器は全身浸かることのできる大きさなら何でもOK!!!
飲み水にもなりますので、毎日水を交換しましょう!
詳しい飼育についてはこちらを参考にしてください。
【ウォータードラゴン】の特徴と飼育|泳ぎや潜水が上手なトカゲの魅力とは?!
ヒガシウォータードラゴンの餌
コオロギやデュビアなどの昆虫類をメインにして、補助的に野菜や果実を与えてください。
個体によっては人工飼料を食べてくれますので、試す価値はあります。
それらをローテーションを組んで与えるようにしましょう!
いつも同じ餌ばかり続けて与えないように(^_-)-☆
与える餌にはカルシウム剤を添加してください♪
カルシウムが不足すると、クル病という病気になります(;’∀’)
クル病についてはこちらを参考にしてください。
カルシウム剤には2種類あります。
カルシウムのみのタイプとビタミン入りのタイプです。
ビタミンはカルシウムの吸収を促す効果がありますが、与え過ぎるとクル病に似た症状を引き起こすので普段はカルシウムのみのタイプを餌にまぶして与え、たまにビタミン入りのタイプを添加するように。
餌に関する詳細はウォータードラゴンの記事を参考にしてください♪
ヒガシウォータードラゴン まとめ
いかがでしたか~???
どうしてもインドシナウォータードラゴンの陰に隠れてしまいがちなヒガシウォータードラゴンですが、インドシナにはない魅力もあります♪
飼育する際は是非、ヒガシウォータードラゴンに適した環境を作ってあげてください♪
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