ギザギザバシリスクって聞いただけでは架空の動物なのかと思っちゃいますが、爬虫類でトカゲの仲間です。
もちろんこちらをご覧くださった方はご存知かと思いますが(笑)
実はあまり情報がなくって困っちゃいましたが、なるべく情報を集めて特徴や生態、飼育についてご紹介していきます‼
ギザギザバシリスクの特徴や生態など
- 別名:西洋バシリスク
- 【昼行性】【樹上棲】
- 生息地:コロンビア西部~エクアドル西部
- 大きさ:60~77㎝
- 寿命:7~10年
これからギザギザバシリスクの特徴や生態、人間との関係についてご紹介していきます!
ギザギザバシリスクの特徴
ギザギザバシリスクはオスのほうが大きく成長します。
全身はオリーブグリーンという落ち着いた緑色をしており、グリーンバシリスクほど鮮やかではありません。
そしてギザギザバシリスクの一番の特徴が頭頂部にあるクレスト(トサカみたいなところ)。
他のバシリスクと違い、見事に丸い特徴的な形をしています。
このクレストはオスのみになりますのでメスは少し地味かも(;’∀’)
他のバシリスクと区別しやすいですね♬
バシリスクの仲間は樹上棲なので四肢や尾が長くてスリムな体型をしています。
メスと幼体時には特徴的なクレストはありません。
バシリスクの特技は水上を走ること!
まるで忍者のようです( *´艸`)
そんなバシリスク属には指の間にヒダがあり、これを広げて水上を走ります。
水の抵抗を増やし、エアポケット(空気の膜)を作り出すことにより、水上走行が可能なんです♬
属名の「バシリスク」は空想の怪物「バジリスク」が由来となっていますが、空想の怪物のように毒は持ってませんのでご安心を。
ギザギザバシリスクの生態
ギザギザバシリスクは水辺の森林に生息し、水上に張り出した木の上にいることが多いです。
もちろん泳ぎや潜水が上手で、驚いたり敵から逃げるために水中に飛び込んだり、後ろ足だけで立ち上がって走って逃げたりします。
餌場を変えるため岸から岸へと移動する際にも水上を走ります。
走行距離は短いですが、確実に水上を走っています( ゚Д゚)
なにやらイエス・キリストが水の上を歩いたと聖書に記されていることから現地では「キリストトカゲ」とも呼ばれているそうです。
水上走行はバシリスク特有の行動ではなく、同じくイグアナ科の「マユダカトカゲ」やアガマ科のホカケトカゲ属も行います。
水上では長い尾を使って上手にバランスを取り、方向転換することもできるそうです。
食性は動物食性が強い雑食で、昆虫類、節足動物、小型爬虫類、小型の鳥類、小型哺乳類、果実などを食します。
繁殖形態は卵生です。
ギザギザバシリスクと人間との関係
ペットとしても輸入されることがありますが、残念ながらギザギザバシリスクが流通することはごく稀で、主に流通するのはバシリスク属のグリーンバシリスクかノギハラバシリスクで、少ないながらもスベヒタイヘルメットイグアナとナミカンムリトカゲが流通します。
ギザギザバシリスクの飼育
残念ながら流通することはごく稀なので、あまり飼育方法の情報がありませんが、その他のバシリスクとほぼ同様の方法でOK!
ギザギザバシリスクに適した飼育環境
ギザギザバシリスクは臆病なため、ビックリすると飼育ケージ内を走りまわって鼻先をぶつけてつぶしてしまうことがありますので、飼育には広いケージと樹上棲なのである程度高さも必要になり、落ち着いた環境で飼育することが重要になります。
幼体から飼育すれば人や環境に馴れることもありますが、無理なようなら飼育ケージを暗幕で覆うなど対処し、外部からの刺激をなるべく与えないように配慮することも必要です。
そして水辺の高温多湿の環境を好むので、全身が浸かることのできる水容器や湿度と温度管理がポイントになります。
詳しい飼育方法についてはこちらの記事を参考にしてください。
グリーンバシリスクはハンドリングできる?飼育・寿命・販売価格・飼育ケージなどをご紹介!
餌について
食性は動物食性が強い雑食性なので、コオロギをメインに、デュビア、ミールワーム、ピンクマウスなどを上手にローテーションを組んで与えましょう!
ピンクマウスやミールワームの与え過ぎには注意してください。
肥満の原因になります。
果実も食べると言われていますが、個体差もあると思うので、無理しなくても良いです。
一応色んな果物を試してみるのもいいです。
雑食性のトカゲでも成長するに従い、徐々に植物系のものを好む種もいたりします。
参考まで(笑)
この餌についてもグリーンバシリスクの記事に詳しく説明がありますので、参考にしてください♪
ギザギザバシリスク まとめ
あまりギザギザバシリスクのみの情報がありませんが、飼育方法やポイントなどはグリーンバシリスクとほぼ同様で問題ありません。
なんせ、流通量が少ないので飼育者の数も少なくさらに発信される情報も少ないのですが、グリーンバシリスクとほぼ同様でOKだから省略されている可能性もあるかもしれませんね~。
もし出会いがあれば、適した環境を上手に作って、お迎えしてあげてください♪
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