アルマジロトカゲは、その名の通り、動物の「アルマジロ」に関係しています。
動物のアルマジロと同じく、危険を感じるとコロンと丸くなり、体表にある鎧でに身を守ります♪
今回はそんな姿がいじらしいくらい可愛いアルマジロヨロイトカゲの特徴や生態、飼育についてご紹介していきます!
アルマジロトカゲの特徴や生態
- 【昼行性】【地上棲】
- 生息地:南アフリカ共和国西部
- 大きさ:17~20㎝ほど
- 寿命:平均10年くらい
- 値段:約30万円ほど
これから可愛くコロンと丸くなるアルマジロトカゲの特徴や生態をご紹介いたします!
アルマジロヨロイトカゲとも言いますよ~♬
アルマジロトカゲの特徴
アルマジロトカゲは最大で21㎝になる小型の部類のトカゲです。
体は扁平で、左右の鼻孔が開口するウロコが接しており、吻端を覆うウロコと額鼻板な接していません。
後頭部にはトゲ状の突起がある大型のウロコが6枚並び、頚部側面にはトゲ状のウロコが並んでいます。
胴体背面にもトゲ状の突起があるウロコが15~17枚並び、お腹部分は小型のウロコで覆われ、まさに全身がヨロイを纏ったかのような姿をしています。
体色は、背面が淡黄褐色、上唇を覆うウロコは暗褐色をしています。
腹部の色は黄色をしており、不規則な暗色の斑が入ります。
アルマジロトカゲの生態
アルマジロトカゲはアフリカ共和国の西部の岩が多い荒地に生息しており、昼行性のトカゲです。
他のヨロイトカゲと同じく、8~10頭からなる群れを形成して生活することもあります。
主に岩の隙間などで生活していますが、外敵から襲われると岩の隙間に逃げ込み、に画場がない場所で危険を感じると、尾を加えて体を丸める防御姿勢を取ります。
これが名前の由来になっています♪
食性は動物食性で、主に昆虫などを食します。
繁殖形態は胎生で、1~2頭の赤ちゃんを産みます。
性格はとても温厚♪
アルマジロトカゲが飼いやすいと言われる理由のひとつが温厚な性格なんですよ~。
とても残念なことに、ペット用としての乱獲により生息数は激減しています……….。
日本でもペットとして飼育下繁殖個体が流通していますが、流通は稀で値段も高価です。
約30万円ほどで流通していますが、10万円程度で流通している個体には注意が必要です。
それは密輸された個体の可能性があるからです。
密輸ではない個体には購入時に証明書をもらえますので、それがあれば密輸ではないという証拠になるかもしれません。
安いから密輸でもいいや!という考えはやめてください。
爬虫類ファンとしてのお願いです。
アルマジロトカゲの飼育
ここからはアルマジロトカゲに適した環境や飼育ポイント、餌についてご紹介していきます!
アルマジロトカゲに適した飼育環境とポイント
アルマジロトカゲはヨロイトカゲの基本的な飼育方法でOKです。
まずは飼育ケージの大きさ。
横幅が最低60㎝、できれば90㎝がベストになります。
爬虫類専用の飼育ケージがオススメです。
アルマジロトカゲは昼行性のトカゲなので、日向ぼっこ用のライトと紫外線ライトが必要になります。
日向ぼっこ用の場所をバスキングスポット(ホットスポット)と言い、その場所にバスキングライトを照らします。
バスキングスポット(ホットスポット)の温度は30~35℃くらいに設定し、そこで好きな時に体を温められるようにします。
バスキングスポット(ホットスポット)は飼育ケージの左右どちらかに寄せて作ってあげましょう。
そして、紫外線ライトとバスキングライトが一緒になったタイプもありますので、お好みで選んでください。
床材は必ず敷いてください。
床材を敷かないとツルツル滑ってケガの元です。
アルマジロトカゲに向いている床材は、ヤシガラや木材系チップ、乾燥した砂系になります。
その他にも見た目は悪いですが、新聞紙やキッチンペーパー、ペットシーツでもOKです。
排泄物は見つけたらすぐに取り除きます。
糞などの周りの床材も一緒にとり除き、床材が減ってきたらその都度足していきますが、2~3か月に1度は全ての床材を新しいものと交換してください。
ダニなどの予防になります!
そしてその時に飼育ケージ内全体も綺麗にすると良いですよ!
新聞紙やペットシーツ、キッチンペーパーなどは見た目は悪いですが、メンテナンスが楽だったりします(笑)
そして飼育ケージ内には水入れとシェルターも設置しましょう。
乾燥には強いですが、水分補給用です。
毎日新鮮な水と交換しましょう。
アルマジロトカゲは臆病なので隠れ家になるシェルターを設置してあげましょう。
市販のシェルターやコルクや流木、石などで全身が隠れるような場所が必要です。
ウェットシェルターだと湿度も保てますからオススメ。
シェルター設置には賛否両論あります。
設置すると、人間になかなか馴れてくれないから入れない、もしくは新しい環境に馴れたようならシェルターを取るなどいろいろですが、私はシェルター入れる派。
人に馴れてもらうなら、餌やりの時とか工夫すればいいと思ってます♪
でもその子の性格もあるので、そこは無理せずストレスを与えないようにしましょう!
馴れてもらうにはハンドリングの訓練をしてみてください。
ハンドリングについてはこちら
トカゲをペットにしなつくようにするには?目指せハンドリングへの道!
アルマジロトカゲの餌
アルマジロトカゲの餌はコオロギなどをメインに与えます。
ミールワームも好物ではありますが、たんぱく質が豊富で肥満になりやすいので月に数回くらいに抑えましょう。
そして餌昆虫にはカルシウム剤をまぶしてから与えてください。
個体によっては人工フードも食べてくれることがありますので、チャレンジしてみるのもおすすめ。
人工フードを食べてくれるようなら、楽ちんになります♪
その際に与える人工フードは、クラブパイかレオパフードになります。
フトアゴやイグアナフードは植物系も入っていますので向いていませんので与えないように。
生餌を与え際ですが、飼育ケージ内に生餌を放つと床材を誤飲したりコオロギが脱走したりするので、なるべくピンセットを使って与えるようにします。
給餌頻度ですが、2日1回1~2匹ほど与えてください♪
詳しいヨロイトカゲの飼育や餌についてはこちらを参考にしてください。
ヨロイトカゲの値段や飼育|小さな恐竜に適した環境などのまとめ
そして生餌を与えるなら、餌昆虫も生きたまま保存しないといけません。
昆虫って結構匂いがきついので、こちらの記事もオススメです。
【爬虫類がいると部屋が匂う?】今スグできる匂いの原因と対策&最強グッズ
アルマジロトカゲまとめ
とても高価なアルマジロトカゲですが、その魅力はその価値あり!!!
でも密猟などで生息数が激減しているのも悲しいですね。
もしアルマジロトカゲを飼育する機会があれば、大切に可愛がってあげてください♪
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