大事なカメちゃんを観察し、「あれ?」っと思ったら、すぐに調べて対処しましょう!
亀は意外とデリケートなのでしっかりと亀の飼育で注意すべき病気を種類別にご紹介します!
亀の飼育で注意すべきこと1、甲羅の病気
ここでは亀の甲羅について3種類ご紹介します!
甲羅が柔らかい、デコボコ、ボロボロ変形している、はがれる
甲羅が柔らかいと、この種類はそうなのかな~なんてのんびりしてちゃダメ!
そしてもし甲羅がはがれたら………….。Σ(゚∀゚ノ)ノキャー
これは主に生後1年未満の亀や、カルシウム不足の亀がかかりやすく、代謝性骨疾患(クル病)の病気の可能性があります。
クル病とは爬虫類全般に広く見られる病気で、主な症状としては背骨が曲がったり、甲羅が軟らかくなったり、四肢が曲がり歩行に支障をきたしたり、体型が寸詰まりになる場合もあります。
成長期の幼体によく発病しますが、成体になってからでも発病します。
亀の場合は、孵化後にある程度時間がたっても甲羅が柔らかかったり(大人になってからも)、甲羅がデコボコしたりボロボロになってはがれる病気で、甲羅以外にも手足が曲がったり(変形)といった症状もあります。
重症になると甲羅が成長不良になり歪んだりもします。
甲羅が剥がれた時に脱皮の可能性と考えてしまうかもしれませんが、脱皮の時ははがれた部分には既に新しい綺麗な甲羅が出来ています。
ですが、クル病や何かの病気の場合は剥がれた個所が綺麗な甲羅ではなくボロボロした感じになります。
主な原因
主な原因はカルシウム、ビタミンD3、紫外線量の不足。
対処法
対処法としてはカルシウムの多い餌を主食にするか、爬虫類専用のカルシウム剤とビタミン剤を餌にまぶして与え、しっかりと紫外線(日光浴)を照射。
日光浴が出来ない環境の場合は紫外線ライトのワット数を高いものと交換するか、ライト自体を増やすかして対処します。
日光浴の場合は、暖かくよく晴れた日に甲羅干しをさせ、紫外線に当たるようにします。
日光浴させるなら午前中の2~3時間ほどが理想だと言われています。
日光浴はガラスやプラスチック、アクリル越しだと必要な紫外線の約90%もカットされてしまうので、日光浴させるなら水槽ごと外に出すなど直接日光が当たるように工夫しましょう!
できるだけ毎日日光浴をさせることが大切ですが、お天気が悪いなどそう上手くいかないもの(;’∀’)
なので紫外線ライトもワット数を高くするか数を増やすなどの対処も必ずしましょう!
とにかく大事なのはカルシウムを多く与えることと、紫外線を当てること!
亀ちゃんの餌をカルシウムが多く栄養価の高いものに替えるのもありですし、爬虫類専用のカルシウム剤や
乾燥川エビなども加えると良いですよ~。
でもこれは主食にしないこと!
半水棲、水棲の亀ならこちらがオススメ。
主食を変えたり乾燥エビなどおやつを少し多めに与えたり。
陸棲ならこちらがオススメ。
いつもの餌にまぶして与えるだけなので簡単です♬
残念なことに甲羅や骨は一度変形してしまうと元に戻りません(;’∀’)
カルシウム剤にはビタミンが含まれたタイプもあります。
ビタミンの与え過ぎはクル病に似た症状を引き起こす恐れがあるので、容量をちゃんと守って与えましょう!
少しでも異常が見られたら早めの対処が必要です。
まずは日光とカルシウムとビタミンD3。
そして病院にも必ず連れていきましょう!
甲羅が剥がれる・めくれる、白い・赤い部分がある
甲羅に白や赤い部分があるとは、元々のものではない場合です。
こちらのような症状がある場合は、シェルロット(潰瘍)もしくは細菌性感染症による甲羅の潰瘍の可能性があります。
主な症状は甲羅が剥がれる、めくれる、甲羅が部分的に白い(赤い)、白い(赤い)部分が広がった、穴が開くなどです。
これらは亀の甲羅が何らかの原因で潰瘍を起こし、壊死が始まりどんどん白くなるの場合はシェルロットの可能性が高いです。
何もしないでいると白い部分が甲羅全体へと広がり、進行すると甲羅に大きな穴が開くことも(;’∀’)
甲羅のつなぎ目から細菌が体内に入ってしまうと、そのまま死に至ることもある病気です。
ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)などアメリカ産のスライダーガメの仲間に多い病気と言われています。
主な原因
主な原因としては、先天性の疾患や細菌による感染などになりますが、一部原因不明の場合もあります。
ミシシッピアカミミガメなどはあ特に飼育環境が悪くない場合でも原因不明で発症することもあるのだとか。
対処法
こちらは「あれ?」と思ったらすぐに病院へGO!!!
病院でしか対処できませんので、すぐに病院へ連れていきましょう!
治療方法としては、症状が軽い初期のころは、甲羅が軟らかくなった白い部分を全て取り除いて患部を消毒します。
これは自分ではやらないように!
必ず病院で処置してもらいましょう!
完治するまでは毎日消毒をして日光浴をさせ患部を乾かす治療をしなければなりません。
甲羅に穴が開いている、プツプツした小さな細かい穴がある
これらの症状が見られる場合は、アエロモナス感染症、アエロモナス菌やその他の細菌感染症の疑いがあります。
主にアメリカ産の亀のミシシッピアカミミガメやチズガメなどのスライダーガメ類に多いと言われています。
アエロモナス感染症を例にあげますが、主な症状としては亀の甲羅に軽石やスポンジのような細かい穴が開いていることです。
亀の甲羅に穴を空ける菌である「アエロモナス」は、金魚の「穴あき病」を引き起こす病原菌です。
これは亀も感染する危険な病気なので異変に気が付いたら要注意!!!
軽石やスポンジのように細かい穴は、進行するとだんだんボロボロになり浸食され甲羅がもろくなってきます。
主な原因
主な原因ですが、最近による感染症としか言えません(;’∀’)
原因や感染経路などが不明な場合があるからです……………………..。
もしかしたらショップでの感染、またはそれ以前に感染している場合もあり、ちょっとした傷などから菌が体内に入り込みます。
対処法
これはもう、すぐに病院へGO!!!
まず甲羅にスポンジや軽石のような細かい穴を見つけたらすぐにケージ(水槽)やレイアウト品などの飼育道具を全て消毒してください。
多頭飼いの場合は他の亀ちゃんへの感染を防ぐためすぐに感染の疑いのある亀を隔離します。
そしてすぐに病院へ連れていきましょう!
飼育者の中にはイソジンでの治療を自分で施したりするようですが、これは私的におすすめではありません。
亀の飼育初心者ならなおさらです。
きちんと病院で診察をし、お薬を注射してもらいましょう!
まずは動物病院で診察を受け、専用の薬を注射するという治療方法になります。
亀の飼育で注意すべきこと2、目・鼻・口・耳の病気
ここでは亀の目や鼻、口に関する注意すべき症状や病気をご紹介します!
目が腫れる、開かない、膿が堪っている、まぶたが白いなど
眼が腫れる、開かない、膿がある、目の周りや目蓋が白い、ぐったりしているなどの症状が見られた場合は、ハーダー氏腺炎の可能性があります。
目の異常なので、多分辛いのか目を閉じたままじっと動かなくなったりします(-_-;)
酷いときは餌を食べなくなったりして、そのまま衰弱し生命の危険もあります。
恐ろしいですが、意外とカメのかかる病気で最も多いと言われており、生後1年の亀がかかりや酸かったりします。
主な原因
主な原因はビタミンA欠乏症と日光浴不足や水質悪化などが挙げられます。
亀の栄養状態が悪いということが原因で、特にビタミンAが不足している、日光(紫外線)にあたっていない、水質が悪い(汚い)などといった飼育環境も要因の一つです。
こういった飼育環境が悪いとその他の病気の原因にもなり、それにより体力が落ちてしまった子ガメちゃんなどは、目に細菌が入ってハーダー氏腺炎になってしまったりします。
対処法
対処法ですが、まずはビタミンAを補給してあげることと、飼育環境を改善すること!!!
多頭飼いの場合は、他の亀に感染しないように隔離。
そして治療するカメ専用のケージ(水槽)を用意します。
ビタミンAの補給ですが、カメ(爬虫類)専用のビタミン剤をいつも与える餌に添加します。
亀の種類にもよりますが、ニンジンやレバーといったビタミンAが豊富な食材を加えたりもOK!
こちらは爬虫類の総合ビタミン剤です。
液体なので飲み水に入れたり、餌に振りかけたり、弱っているときは直接口に入れてあげることもできるのでかなり重宝します♪
ビタミンAの補給以外には飼育環境の改善が必須ですが、水棲や半水棲の亀ちゃんがなかなか陸場に上がってこなくて日光浴してくれない場合もあります。
これは仕方ないので強制的に日光浴させます。
無理して外に出して日光浴させなくても、バケツなどに入れて(水は入れない)そこに紫外線ライトを照射します。
1~2時間くらいでOKです。
なるべくなら、バスキングライトにUV(紫外線)を照射するタイプがあるので、バスキングライトをこのタイプに変えるのもアリです。
もしかしたら、カメの種類によってはバスキングライトや紫外線ライトを使わない方もいるかもしれませんが、その場合はこれらを準備することをオススメします。
鼻水が出ている、くしゃみをする、傾いて泳ぐ、水に傾いて浮いている
鼻水やくしゃみ、鼻ちょうちん、口を開けている、口呼吸する、傾いて泳ぐ、水に傾いた状態で浮いている、水に潜ろうとしても潜れないなどの症状がある場合は風邪がもしくは肺炎(呼吸器感染症)の可能性があります。
鼻水とかは人間と同じなので気が付きやすいかもしれませんね~。
こちらはミシシッピアカミミガメが特にかかりやすい病気です。
主な原因
一番の原因は飼育環境が悪いということ!!!
これは飼育者が怠慢でしかないですヽ(`Д´)ノプンプン
そして体力落ちている、栄養不足も原因となりえます。
風邪や肺炎のウイルスなどの菌ですが、実は空気中にたくさん存在します。
ですが、飼育ケージ(水槽)が不潔、餌の栄養バランスが悪い、飼育温度が適温ではない、カメと飼育環境が合っていない、それらのストレスなどによってカメちゃんの抵抗力が落ち発症してしまいます。
半水棲の亀は水中と陸場を行き来していますので水が汚れやすく、水が汚れると雑菌が繁殖して様々な病気にかかったりします。
体力のない子ガメなどは特に25℃以下の低温にはとても弱く、元気なカメであっても20℃前後しかない水温などで飼育すると、餌をうまく消化吸収できず体調を崩します。
対処法
これはとても根気のいる作業になります!
実は亀の肺炎は完治するのに一番時間がかかると言われています。
子ガメなんかは特にです!!!
ですが、異変に気が付いたらすぐに病院へ行ってください。
それからの治療という感じになりますので誤解なきように。
根気が必要となりますが、しっかりと覚えて丁寧に実践してくださいね♬
それでは説明していきます!
その1、多頭飼いの場合は隔離する
同じケージ(水槽)で多頭飼育している場合は他の亀ちゃんへの感染を防ぐために、すぐに隔離してください!
飼育ケージ(水槽)は健康なカメちゃんの為にもすぎに綺麗に清掃すること!
病気の亀ちゃんには治療用のケージ(水槽)を別に用意してください。
完治するまでは別々に飼育すること!
その2、毎日朝晩2回温浴。
タッパーや洗面器などの容器に35~40℃のお湯を水温計でしっかりと測って入れます。
そのお湯に5分間カメちゃんを浸してしっかりと体を温めてあげます。
ポイントは甲羅全体をしっかりとお湯につけてあげること!
5分以上は温浴させないでくださいね!きっかり5分です!!!
その3、水温または室温(ケージ内)の温度
半水棲は水棲の亀の場合は水槽の水を28~30℃に保つ。
寒い時期などは水温が25℃以下にならないように注意しましょう。
水温を高くしていると汚れやすくなりますので、こまめに水を交換しましょう!
陸棲の亀ちゃんの場合は飼育ケージ内を28~30℃に保ちましょう!
そして25℃以下にならないように注意!!!
ですが、ですが、飼育しているカメちゃんの種類によってはこれより温度が高いほうが良いこともあります(;’∀’)
飼育するのに適温が亀の種類によって違ったりします。
室温(ケージ内)の場合になりますが、30℃より高い温度だった場合はその温度に設定しましょう。
その4、栄養のある餌を与える
餌を問題なく食べてくれるのなら良いですが、もし餌を食べてくれない、量がいつもより少ない場合は栄養剤をプラスします。
ですが、ビタミン剤などの与え過ぎは逆によくありませんので、容量を守って与えるようにしましょう!
口を開けている、口に白いチーズのようなものがある
口を開けている(開けっ放し)、口呼吸している、前足で口を気にしてひっかくようなそぶりをする、食欲がない、口に白いチーズのような(膿)塊があるなどの症状がある場合は、マウスロットと言う口内炎の可能性があります。
通常カメの口の中は綺麗なピンク色をしていますが、口の中に白いチーズのようなものが見られ宇場合は口内炎が悪化して膿になっている可能性があり、炎症で口が臭かったり、ねばねばした液を出すこともあります。
主な原因
直接の原因となるのは、エアロモナス、ヒドロフィラ菌の感染によるものですが、誘因としてはビタミンCの欠乏、口内の損傷が考えられます。
ですがこれらの基となる主な原因は、飼育環境が悪い、栄養不足などになります。
それらにより体力が低下します。
ビタミンA不足による体調不良や、汚い飼育水などで最近に感染したことが要因と考えられます。
これもまた飼育者が悪い部分がありますね(;’∀’)
さらに、細菌に感染すると、胃や食道などが炎症を起こす場合もあります。
対処法
対処法ですが、まずはビタミン剤を与えて様子を見る!
それでも改善しない場合はすぐに病院へ!!!
半水棲、水棲の亀ちゃんの場合はまず飼育ケージ(水槽)内を清掃して清潔にし、水の温度を25℃以上に保温して下さい。
飼育水は水温が高いと雑菌が繁殖しやすくなるので、こまめに飼育ケージ(水槽)の清掃と水を交換。
陸棲の亀ちゃんは、飼育ケージ(水槽)を清掃し清潔に。
床材も全て新しいものにします。
ケージ(水槽)内の温度は高めに、カメの種類に合わせて設定します。
餌には爬虫類専用のビタミン剤を添加して与えるか、上でご紹介している液体のビタミン剤なら飲み水に入れたり、直接カメの口に数的垂らすなどします。
口内炎は風邪や肺炎などの病気が原因の場合もありますので、これらの処置をしても改善しない、直りが遅いと感じたらすぐに病院へ連れていきましょう!
片側もしくは両側の耳が腫れている
このような症状が見られる場合は中耳炎かもしれません。
主な原因
亀の中耳炎は水棲種や半水棲種に多い病気で、主な原因は水質悪化による細菌感染です。
片側もしくは両側の鼓膜が隆起しますが、多くの場合は活動や食欲低下は見られません。
対処法
中耳炎の治療は内科治療では改善しない場合が多いそうで、外科的に鼓膜切開を行い膿を取り除く必要があります。
すぐに病院へ診察を受けましょう!
そして飼育ケージ(水槽)を綺麗に清掃し、常に飼育水が清潔である状態を保つ努力をしてください!
亀の飼育で注意すべきこと3、皮膚の病気
ここからは皮膚に関する病気です。
飼育するうえでしっかりと注意しましょうね~♬
皮膚が白っぽくカビのようなものがある
体の一部がふやけたように白くなっている、ふわふわ綿のようなものが付いているなどの異変が見られたら、水カビ病かもしれません。
悪化してしまうと皮膚が剥がれたり炎症を起こしただれてしまいます(;’∀’)
水カビ病の症状は発症する部位によって少し見た目の症状が違ってきます。
皮膚の場合は皮膚が白っぽくてふわふわ、モヤモヤした白いカビのようなものが生え、悪化すると皮膚がただれて炎症を起こします。
発症しやすい部位は手足や首の付け根です。
皮膚に発症した水カビ病は重度の場合死に至ることもあります。
甲羅の水カビ病は甲羅が白っぽく変色しますが、皮膚の場合とは違い多くは命にかかわるようなものではありません。
主な原因
主な原因は水質の悪化、日光浴不足、ストレスなどでカメちゃんの免疫力が低下しているときに、ちょっとした傷などから菌が入り込み繁殖することです。
この病気は健康な個体では感染症を引き起こすものではなく、原因となる菌も日常的にカメの飼育環境内に存在しています。
対処法
水カビ病の治療は飼育環境の改善と患部の除去、消毒となります。
これらをしっかりと実践すれば、重症でなければ治癒します。
まず飼育環境の改善ですが、水温を28~30℃まで上げます。カメの種類によっては高温に弱いものもいますので、カメの種類に合わせてアレンジしてください。
水カビ病の原因となる菌は高温に弱く28℃以上では水カビ病は発症しないと言われています。
水温をあげるのは半水棲の亀なら水深が浅いのでパネルヒーターなど水槽の外から飼育水を温める方法を取り、水棲の亀は水中用のヒーターを使用します。
もし陸棲の亀なら飼育ケージ内の温度になります。
どこを調べても水棲、半水棲の亀しか対処法がありません。
もしかしたら陸棲の亀はなりにくいのかな???
そして飼育水が綺麗な状態を保つように注意してくださいね。
日光浴不足も水カビ病の原因となりますので、紫外線をしっかりと照射しましょう。
紫外線ライトが古くなっていないか、もしくは紫外線量が足りない場合もあるので紫外線ライトのワット数を高いものに替えるか設置数を増やすかしましょう。
そしてバスキングスポットの温度が適切なのかも再度確認。
もし多頭飼育していていじめられているような様子があるならストレスかもしれませんので、単独飼育に切り替えてください。
その他にもストレスの要因がないか調べて対処してください。
これ、意外と重要。
そして次は患部の除去です。
水カビ病になった甲羅はもう治りません。
そのままにしておくと病原菌の温床となりますので出来る範囲除去します。
甲羅の場合は柔らかい歯ブラシなどで患部をこすると、患部の大部分gな剥がれてしまいますが、この時無理にこすらないようにしてください!
健康な部分の甲羅もはがれてしまいます(;’∀’)
始めからすべての患部を取り除くことはできませんので、薬浴(消毒)を繰り返して水カビ病を治療していきます。
皮膚なら白いカビをピンセットなどで取り除いてください。
くれぐれも皮膚を傷つけないように!
水カビ病の治療法として最も効果があるとされているのがイソジンを使った消毒方法です。
やり方は、まず甲羅や皮膚を乾燥させますが、ただ乾燥させるのではなく紫外線を浴びられるような環境で行います。
暖かくお天気が良い日なら外でもOKですし、家の中でならしっかりと紫外線ライトが当たるようにして乾燥させます。
注意したいのがカメちゃんが熱中症にならないように、日陰も作ってあげることがポイント。
15~30分すれば乾燥します。
次にイソジンのキズ薬タイプを水で10倍に薄めます。
うがい薬や軟膏タイプではありませんのでご注意を。
水で薄めた液をスポンジに含ませ、患部に塗ります。
患部の周辺も塗布し、鳴るべく広めの範囲に塗り、目や口に入らないように注意しましょう!
そして、また乾かします。
この時の乾燥時間は1~2時間程度ですが、あまりやりすぎると熱中症の危険もありますので、ようすを見ながら判断しましょう。
これらを毎日1回以上行いますが、1日に複数回になるとカメちゃんへの負担にもなるので、カメちゃんの様子を見ながら焦らずにゆっくりと治しましょう。
この他にはイソジンを10倍に薄めた温水で温浴させる方法もありますが、誤って飲んでしまたりしますので注意が必要なので、今回ご紹介した方法がベストかと思います♪
ですが、すぐに病院で見てもらったほうが確実!
分厚い白い皮膚がめくれる、皮膚の下に膿がある
亀の皮膚に膿がたまったり、分厚い皮膚がめくれるなどの症状が見られたら皮膚病の可能性があります。
悪化すると炎症を起こした皮膚がめくれて患部が赤くなったり化膿したりすることがあります。
また、チーズのような膿が出来るのは、ミシシッピアカミミガメなどのアメリカ産の亀類に多く、分厚い皮膚がめくれるのはニホンイシガメの幼体などイシガメの仲間に多く見られます。
主な原因
こちらの主な原因は、水質が悪い、日光浴不足、体力の低下です。
対処法
対処法は、上でご紹介したイソジンを薄めた液体で患部を消毒して、1~2時間ほど紫外線も含めしっかりと乾燥させます。
水の中に入らないように、いつもの水槽ではなくて水がない環境で乾燥させます。
紫外線ライトとバスキングライトが一緒になったタイプもありますので、そちらの光を浴びさせると効率が良いですよ~。
そして、飼育ケージ(水槽)を清潔に清掃し、飼育水も綺麗な状態を保つようにしましょう!
完治までは時間がかかりますので、急がず焦らずじっくりと根気よく治療に励みましょう。
ですが、病院へ連れて行けばより安心です!
亀が餌を食べない原因とは?!対処法をご紹介!【食欲がない亀専用】
その他
ここからは飼育で注意すべき病気のその他をご紹介します。
中には耳が痛い人間でも気になる病気があります( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
肥満
カメちゃんが可愛すぎてついつい餌など与え過ぎちゃいますよね~♬
でも~、カメも人間と同じく肥満になるんです( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
一体カメの肥満って何が基準???って思いますが、判断基準としては「甲羅に手足をひっこめた時ちゃんと入りきる」かどうかです。
カメの種類によっては当てはまりませんが(-_-;)
太った亀は手足が入りきらずにはみ出すそうです。
人間もはみ出したお腹が………………………….(笑)
手足の付け根に余分な肉がついているので、甲羅をひっこめたとき以外は気が付きにくいので、注意して観察しましょう。
対処法
もうダイエット!!!!
餌を野菜などの低カロリーに物に変える、量を増やす、ごはん以外の時間におやつなど与えない、広い水槽などにするか散歩させたりとにかく運動させる、餌の量を減らす、または回数を減らすなどなど、人間とほとんど一緒( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
大きくならない、痩せている、目がくぼんでいる、食欲がないなど
これらの症状が見られる場合はチアミン欠乏症の可能性があります。
ミドリガメやクサガメなどの半水棲、水棲種の亀の大好物である「お刺身」ですが、生の魚がとにかく大好物なので非常に喜んで食べますが、これには注意が必要です!
もし亀が餌をしっかりと食べているのに痩せている???
なんか目が落ちくぼんできてるし肉付きが良くないような状態が続く場合に、もしかしたらお刺身など魚介類を頻繁に与えていませんか?
特に冷凍のお刺身や魚介類は要注意が必要です!
お刺身は亀に必要な栄養素が少なく、ビタミンや鉄分などが少ないです。
冷凍の魚介類にはチアミナーゼという物質が含まれていおり、大切な栄養素であるチアミン(ビタミンB1)を壊してしまう物質なんです(;^_^A
一度冷凍した魚介類をそのままカメちゃんに与えると、体の中のチアミンが分解されて↑で上げた症状が出始めます。
チアミナーゼは煮るとすぐに壊れてしまうそうなので、一度冷凍した魚介類を与えるときは軽く煮てから与えるなどし、与える量などはおやつ程度にし、カメ専用の栄養バランスが良いフードを主食にして与えましょう!!!!
動きが鈍い、ぐったりしている、意識がない、泡を吹く、吐く
この症状は熱中症!
夏場の亀ちゃんの飼育において、一番注意が必要なのが熱中症のこと。
亀はとても熱中症にかかりやすいので、暑さで死んでしまう亀もいます。
亀は変温動物なので、外気温に体温が大きく影響を受けます。
わかりやすく言うと、気温に合わせて体温も上下するんです。
人間と比べると、人間は暑いときは汗をかいて自分で体温を調節しますが、カメにはできません。
対処法
カメちゃんの熱中症対策は、カメの種類にもよっても違います。
クサガメやミドリガメ、イシガメなどが生活するうえで快適な温度(適温)が25~30℃。
それを超えた温度になると熱中症の危険があります。
カメの種類で適温が違いますので、ちゃんと調べておきましょう!
夏場は必ず日陰で涼しく風通しの良い場所に水槽を置く、日陰を作る、水槽に直射日光を当てないなど対処しましょう。
もし大事なカメちゃんが熱中症になったら、日陰の涼しい場所に移動させて水道水をかけてゆっくりと体温を下げていきましょう。
その際に冷たすぎる水は避けて、常温に近い水で冷やしてください。
症状が重い、判断が出来ない、などとにかく間違いないのはすぐに病院へ行く!
その際は水で濡らしたタオルにカメちゃんをくるんで(ちゃんと呼吸できるように)病院へ連れていきましょう!
- NG行動
- 日光浴で水槽を外に出したまま。
- 締め切ったクーラーもつけていない場所に水槽を置く
- 暑いときに散歩させる
このNG行動、詳しく説明しなくてもわかると思います。
コレやっちゃう人、生き物飼う資格ないよね………………………….。
亀の飼育で注意すべき病気などのまとめ
いかがでしたか?
なんか、見ているとほとんどが飼い主の怠慢が多いですよね(;^ω^)
飼育環境が悪いって。
特に飼育ケージ(水槽)が汚いとか特に。
忙しくて……………。
という方もいらっしゃるかもしれませんし、気を付けていても飼育になれていなかったりすると仕方ない場合もありますので、とにかく焦らずにちゃんと対処しましょうね~♬
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