【モリイシガメ】入手が困難なカメの飼育方法と特徴や生態

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陸棲が強いヌマガメ科のイシガメであるモリイシガメ

野生個体が激減し、入手が困難なカメです。

今回はそんなモリイシガメの特徴や生態、飼育方法をご紹介していきます!

 

その他のイシガメはこちら。

 

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モリイシガメの特徴や生態

モリイシガメ

Wikipediaより

 

  • 生息地:アメリカ合衆国北東部、カナダ南東部の固有種
  • 最大甲長:23,4cm
  • 食性:雑食性
  • 寿命:野生下で40年くらい、飼育下で58年くらい
  • 値段:10万円前後くらい

 

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これからモリイシガメの特徴や生態をご紹介していきます!

飼育の参考になりますので見ておくと良いですよ~♬

 

モリイシガメの特徴

 

モリイシガメの最大甲長は23,4cmで、メスよりもオスのほうが大型になり、メスの最大甲長は20,4cmです。

背甲は扁平で上から見ると後ろに行くにつれて幅が広くなります。

 

背甲の後部には浅く切れ込みが入り、背甲の甲板は成長輪がハッキリとわかり、放射状にしわが入ります。

実はこのしわが学名の由来となっています。

 

甲羅の縁甲板の外縁は少し反りあがっており、後部の縁甲板の外縁は鋸状に尖っています。

背甲の色は褐色や灰褐色、暗褐色で、黄色や黒の斑や破線状の筋模様や放射状の斑岩が入る個体もいます。

 

腹甲は大型で、背甲と腹甲の橋(つなぎ目)や腹甲の色は黄色や黄褐色、薄橙色をしており、孵化直後から甲板周辺に黒や暗褐色の不鮮明な斑が1つずつ入ります。

 

頭部はやや大きく、四肢は頑丈、尾は長く、頭部の色は黒くて首や四肢や尾の色は暗褐色。

オスは頸部や四肢の基部が赤や橙色、淡黄色で、メスは淡黄色がかった色合いになる傾向があります。

 

 

 

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モリイシガメの生態

 

モリイシガメは落葉広葉樹林内の水場や湿地林、沼沢地、湿原、湿性草原などに生息しますが、乾燥した草原や河川、湖、池沼などにも生息しています。

特に森林を好むことから和名のモリイシガメや英名の「wood=森」の由来になっています。

 

半陸棲(半水棲)で地域により変異がありますが、湿度の高い水場の周辺に生息し、昼行性で夜間は水中や陸上の穴などで休んでいます。

冬は水中で冬眠。

 

食性は雑食性で、両生類の幼生やミミズ、動物の死骸、植物の葉、果実、藻類などを食します。

前足や腹甲を地面に打ち付けてミミズが巣穴から出てきたところを食べることもあります。

地面をたたくことで、ミミズが雨音と勘違いして誘い出されると考えられています。

そうだとしたらモリイシガメは頭が良いですね~。

 

繁殖形態は卵生で、3~10月主に春季と秋季になると、オスはメスを発見すると周囲を徘徊したり、メスの体の各部に頭部を近づけたり、メスの前で頭部を上下に動かします。

 

メスがオスを受け入れると、オスは爪をメスの甲羅に引っ掛けながらメスの上に登り、腹甲を押し付けたり叩きつけたり、メスの頭部や首に噛みついたりして交尾を迫ります。

人間なら確実にアウトです(笑)

 

さらに腹甲を押し付けて、メスを完全に水没させて交尾を迫ることもあるのだとか(*_*)

交尾は水中で午後から夜間にかけて行います。

 

ちなみに、発情したオスは非常に凶暴になるそうで、オス同士で殺し合いになるほど争ったり、メスに対しても激しい交尾を迫った結果、殺してしまうこともあるので、基本的に飼育は単独飼育がベストです。

これが人間だったら、アウトとどころじゃないですね(;’∀’)

 

5~7月の間に1回につき3~20個の卵を年に1回だけ産みます。

卵は42~82日で孵化し、オスは甲長19~20㎝、メスは16~18,5cm、大体生後14~18年で性成熟します。

 

モリイシガメは学習能力があり、迷路などを用いた実験では、何回か繰り返すと1回でクリアするようになったという報告があります。

丈夫で飼いやすいと言われています。

 

 

モリイシガメと人間との関係

 

悲しいことに、開発による生息地の破壊や人為的に移入された植物による植生の変化、ペット用の乱獲などにより生息数が激減しています(-_-;)

 

アメリカ合衆国では分布する多くの州で法的に保護の対象となっており、密猟されることもあるのだとか。

1992年にサイテスⅡ類に掲載されました。

 

ペットとして飼育されることもあり日本にも輸入されていますが、元々輸入量が少なかったにもかかわらず、サイテスに掲載以降の流通量はさらに激減。

 

アメリカ合衆国からの輸出はほぼ停止状態で、ヨーロッパや日本国内で飼育下での繁殖個体が少量ではありますが流通しています。

 

 

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モリイシガメの飼育について

モリイシガメ

Wikipediaより

 

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ここからはモリイシガメの飼育方法についてご紹介していきます!

 

モリイシガメの飼育環境

 

モリイシガメはよく動き回りますので、大きい水槽が必要になります。

モリイシガメは最大でも23㎝位なので、甲羅の約3倍の幅がある水槽が必要です。

 

幼体の頃は簡易なものでもOK。

水深の浅くて大丈夫です。

成体になると少し深めの水深に、陸場を設けます。

 

陸場にはバスキングライトを当てます。

日光浴する場所=バスキングスポットです。

 

水場ですが、幼体時は背甲の高さの約2倍の孵化さの水場を広く設け、成体は陸棲が強くなるので全身が入る程度の水場を設置します。

 

モリイシガメに適した温度は18~32℃と言われています。

バスキングスポットを28~32℃くらいに設定すると良いでしょう。

水温はそれより少し低い23~25℃くらいを保つようにすれば問題ないでしょう。

 

個体差や飼育者の住居環境、季節などで微調整が必要かと思いますので、カメをよく観察してアレンジしましょう。

18~32℃の間で。

 

水槽で飼育しますが、プラケースなどでもOK。

でも脱走に注意しなければいけませんので、必ず蓋(金網など)をしっかりとしましょう!

 

その他はこちらの半水棲の飼育方法やイシガメの飼育方法を参考にしてください。

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モリイシガメの餌

 

モリイシガメは自然下でミミズや昆虫類など生きたものを中心に食べていますので、野性個体であるなら人工飼料になかなか馴れてくれないかもしれません。

 

理想は亀専用の人工飼料を主食として与えたいので、少しずつ慣れさせます。

始めはミミズなどの生餌をメインに、人工飼料を少量あたえ、その量を徐々に増やしていきます。

人工飼料やその他の餌についてはこちらを参考にしてください。

 

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モリイシガメのまとめ

 

カメまとめ

 

いかがでしたか?

モリイシガメは比較的飼育しやすいと言われますが、なにせ値段が高い(-_-;)

初心者にはなかなか手が出せませんが、もし飼育する機会があれば、終生可愛がってあげてください♪

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皆さまはじめまして♪
SPIN☆と申します。

爬虫類に興味を持ち始め、現在に至ります。
爬虫類の奥深さに日々勉強です♬
初心者でもわかりやすいようにご紹介できればと思います!

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