ヒラセガメの特徴や生態と飼育|コアなファンに人気のカメ

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ヒラセガメはイシガメ科のハコガメ属に分類される亀です。

見た目は地味ですが、一部のファンにはとても人気があるカメです。

そんなヒラセガメの特徴や生態、そして飼育についてご紹介します。

その他のハコガメの仲間についてはこちら。

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ヒラセガメの特徴や生態

ヒラセガメ

  • 生息地:インド北西部、タイ北部、中国(雲南省、海南省、広東省、湖南省、広西チワン族自治区)、ベトナム北部と中部、ミャンマー北部、ラオス北部
  • 最大甲長:20,2cm
  • 食性:雑食性
  • 寿命:不明
  • 値段:5万円前後くらい

ヒラセガメの特徴

ヒラセガメの背甲の形は、上から見るとやや細長い形をしています。

椎甲板肋甲板に筋状のキール(盛り上がり)があり、縁甲板の外縁は鋸状に尖っており、特に後部の縁甲板でその特徴が顕著になっています。

背甲の色は褐色や赤褐色、黄褐色、暗褐色、キール(盛り上がり)の周辺や甲板のつなぎ目や外縁が暗色がかる個体もいます。

腹甲はやや大き目で、左右の喉甲板の間に浅く幅広い切れ込みがあり、左右の肛甲板の間は深くて狭い切れ込みが入っています。

腹甲の色は黄色や淡褐色をしており、甲板ごとに暗色の斑が入りますが、個体の変異が大きいです。

頭部の大きさはやや大型で、吻端は突出せず鉤状に尖っています。

頭部の色は褐色で、虫食い状の暗色の斑が入る個体が多く、側頭部に明色の斑点や細い縦じまや黒く縁取られた黄色くて太い縦じまが入る個体もいます。

四肢を覆うウロコは発達しており、前足の背面は丸みを帯びた大型のウロコで覆われ、指の間に水かきは発達せず。

後ろ足と尾の基部の間には短いトゲ状のウロコが並び、尾は長め。

四肢や尾の色は灰色や暗褐色、黒色をしています。

オスの腹甲の後部はわずかに凹むことがあり、虹彩が赤や赤褐色の個体が多いです。

幼体やメスの成体は虹彩が黄褐色をしています。

虹彩の色でオスやメスの成体の雌雄判別が出来ますね♬

さらに亜種ごとにも特徴があります。

亜種は2つあり、ムオヒラセガメは背甲が角ばっており、背甲の中央部より後部で最も幅が広くなっています。

腹甲は甲板を縁取るように暗色の斑が入っています。

亜種の2つ目はオプストヒラセガメで、背甲は丸みを帯びており、中央部で最も幅が広くなっています。

腹甲には放射状の暗色の斑が入ります。

背甲は丸みを帯び、中央部で最も幅広い[3]。腹甲に放射状の暗色斑が入る[3]

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ヒラセガメの生態

ヒラセガメの野性下での生態はあまり知られていないそうですが、丘陵などにある常緑広葉樹や落葉広葉樹林に生息し、湿度の高い河川の周辺などを好みますが、実は陸棲のカメでほとんど水には入らないようです。(入るのはごく稀)

野生下での食性はよくわかっていませんが、飼育下では昆虫類やミミズ、カタツムリ、ナメクジなどの土壌生物を好みますが、野菜や果実を好んで食べるので、植物食性が強い雑食性と思われています。

繁殖形態は卵生で、飼育下では6~9月に1回に1~5個の卵を産んだ例があり、卵は28℃の環境下で97~108日で孵化した例があります。

孵化した幼体は甲長が35~39㎜程の大きさで、腹甲が鮮やかなオレンジ色をしています。

ヒラセガメと人間との関係

生息地では食用とされることがあり、腹甲は薬用になると信じられています。

残念なことですが、開発による生息地の破壊や、食用や薬用の乱獲などによって生息数が激減し、2002年にサイテスⅡ類(ワシントン条約)に掲載されました。

ペット用として日本にも輸入されていますが、流通量は少ないです。

以前は輸送状態が悪く甲羅の潰瘍を患ったり寄生虫によって状態を崩していたり、低温にも高温にも弱いことから飼育は難しい種とされていました。

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ヒラセガメの飼育

ヒラセガメ

SPIN☆
SPIN☆

この画像、おチビちゃんで可愛いですね~♡

ここからはヒラセガメの飼育についてご紹介します。

ヒラセガメの飼育環境

室内で飼育する方法で説明します。

まずは水槽選びです。

陸棲種なので、水槽じゃなくても爬虫類の飼育ケージでOKです!

大きさの目安は甲長の約3倍の幅があるケージです。

成長によってケージの大きさを変えるのもいいです。

木製のオシャレな飼育ケージもあります。

飼育ケージ内には体甲の半分ほどの水深の水場を全身が浸かれるくらいの大きさの水入れにいれて設置します。

浅めで重さがあって安定する水入れがベストです。

水入れの水は毎日交換しましょう。

水入れもその都度洗いましょう。

さらに飼育ケージ内には高温になる場所と、そうでない場所を作ります。

高温になる場所とは日光浴をする場所でバスキングスポットと言います。

バスキングスポットにはバスキングライトをあてて温度を高くします。

バスキングスポットの温度は27~30℃に保ち、その他の場所の温度は22~27℃になるようにしっかりと温度管理をします。

コツとしては飼育ケージの左右どちらかにバスキングスポットを寄せてつくることです。

反対側には水入れや、隠れる場所をシェルターなどを設置して作ってあげると良いでしょう。

その他に紫外線ライトも必要です。

床材は保湿性のある素材を厚めに敷いてあげましょう。

1週間に1回ほどでよいので、床材や飼育ケージ内の壁面に霧吹きします。

乾燥する時期はもう少しまめに霧吹きしましょう。

その他はこちらの陸棲種の飼育方法を参考にしてください。

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ヒラセガメの餌

基本的に肉食傾向が強い雑食性なので、コオロギやミールワーム、ピンクマウス、陸棲ガメ用の人工フードなどをメインに与えます。

その他にイチゴやミカンなどの果実などもおやつ程度に与えます。

飼育下では人工フードに餌付く個体もいますが、餌の好みが個体によって大きく異なり、偏食する個体もいます。

動く獲物を捕らえることが苦手なので、生餌の場合は足をもいで与えるか、生餌じゃなくても餌付いてくれるようなら乾燥コオロギや人工フードを与えます。

生餌はちょっと手間がかかりますから人工フードや乾燥コオロギなどのほうが楽ちんです。

人工フードに限りませんが、メーカーによっても違いがあり、味も違ったりするようなので、初めのうちは何種類かの人工フードを与えて、好みのフードを2~3種類をローテーションを組んで与えるようにしましょう。

副菜的に野菜や果物なども与えます。

もちろんカルシウム剤なども必須です。

餌の種類や与え方などはこちらを参考にしてください。

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ヒラセガメのまとめ

 

カメまとめ

 

ヒラセガメはほぼ陸棲なので、飼育が比較的しやすいかと思います。

でも、初心者には難しいとも言われています(-_-;)

 

流通量がとても少ないので、もし飼育する機会がありましたら、飼育温度や湿度などはしっかりと管理し、終生可愛がってあげてくださいね♬

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SPIN☆

皆さまはじめまして♪
SPIN☆と申します。

爬虫類に興味を持ち始め、現在に至ります。
爬虫類の奥深さに日々勉強です♬
初心者でもわかりやすいようにご紹介できればと思います!

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