ヌマヨコクビガメは、ヨコクビガメ科アフリカヨコクビガメ亜科ヌマヨコクビガメ属の亀です。
アフリカに広く分布しているので、身体的特徴も幅が広いカメちゃんです。
今回はそんなヌマヨコクビガメの特徴や生態、飼育についてご紹介していきます!
ヨコクビガメの他の種類はこちら
ヌマヨコクビガメの特徴や生態
- 別名:亜種として、エリトリアヌマヨコクビガメ、アフリカヌマヨコクビガメ、クロヌマヨコクビガメ
- 生息地:アフリカ大陸、イエメン、サウジアラビア、マダガスカル、ユーラシア大陸
- 最大甲長:32.5㎝
- 寿命:30年くらい
- 食性:ほぼ動物食性
- 値段:3,500円くらい~
ヌマヨコクビガメの特徴
ヌマヨコクビガメは主に3つの亜種に分けられます。それぞれ生息地や特徴が微妙に違います♪
ヌマヨコクビガメは広い地域に分布しているので、亜種によってだけでなく個体差もあります。
ほぼほぼ共通している特徴が、オスの方がメスよりも大きくなり、メスの最大甲長は29.3㎝になります。
頭は大きく若干扁平をしており、喉にはヒゲのような突起が2本あります。
手足はがっしりとしていて、指の間には水かきがあります。
次は亜種ごとに生息地や特徴を紹介していきます!
1,エリトリアヌマヨコクビガメ
エリトリアヌマヨコクビガメの生息地はこちら
- イエメン西部、エチオピア、エリトリア、カメルーン、ガンビア、ギニア、ギニアビサウ、コートジボワール、サウジアラビア南西部、シエラレオネ、ジブチ、スーダン、セネガル、中央アフリカ共和国、ナイジェリア北部、ブルキナファソ、マリ共和国南部、リベリア
かなり広範囲に生息していますね♪
エリトリアヌマヨコクビガメの背甲の色が暗い黄色や灰褐色で、腹甲に色が暗褐色、褐色と地味ですが、甲板のつなぎ目であるシームの周辺は黄褐色や緑褐色をしています。
2,クロヌマヨコクビガメ
クロヌマヨコクビガメの生息地はこちら
- 南アフリカ共和国(クワズール・ナタール州、東ケープ州、フリーステイト州)の固有種
ヌマヨコクビガメの亜種の中では最大種で、背甲の色が黒や黒褐色と地味で、腹甲の色も黒や黒褐色と全体的に黒っぽい色彩をしています。
3,アフリカヌマヨコクビガメ
アフリカヌマヨコクビガメの生息地はこちら
- アンゴラ、ウガンダ、ガーナ、カメルーン南部、ケニア、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、ザンビア、ジンバブエ、スーダン南部、エスワティニ、赤道ギニア、ソマリア、タンザニア、トーゴ、ナイジェリア南部、ナミビア、ブルンジ、ベナン、ボツワナ、マダガスカル南部と西部、マラウイ、南アフリカ共和国北部と西部、モザンビーク、ルワンダ
こちらもかなり広範囲に生息していますね♪
最大甲長が20㎝、背甲(背中の甲羅)の色が褐色や暗褐色と地味で、腹甲(お腹の甲羅)の色が黄色や黄褐色、薄い黄色、そこにランダムに暗色の斑紋が入る個体が多いのが特徴です。
ヌマヨコクビガメの生態
ヌマヨコクビガメは平均して小さな規模の水のある環境で生活をしています。乾季に水がなくなるような環境にも多く生息しているのでかなりタフな亀ちゃんです。
色んな生き物を捕食していますが、ほぼほぼ動物食性なので主に昆虫や甲殻類、魚類、両生類、小型爬虫類、小型哺乳類、動物の死骸などを食べ、果実も食べることがあるそうです。
さらに驚くのが、集団で水鳥を襲って食べたり、水浴びに来たクロサイやシロサイなどの大型哺乳類の体についている寄生虫などもよく食べるようです( ゚Д゚)
何が驚くって、集団で水鳥を襲うのがビックリですよね!連係プレーするんだ!!!って感じです(笑)
生息地での生息数も目立った減少はないみたいで、日本国内にも流通しています。
初心者にも飼いやすいカメと言われているのですが、主に流通しているのが野性個体なので、野性個体を家に連れ帰ってから環境に馴れてもらうまで、とても大変なんですね(;’∀’)
餌を食べてくれなかったりして、徐々に衰弱してしまったり……..。
そこは初心者にはちと難しいと私は思ったりします(;^_^A
まあ、そこらへんは爬虫類の飼育についての記事を読んでいただければと思います♪
爬虫類をペットにするなら選び方や日常管理やケアを知ってからでも遅くない!
爬虫類をペットにしたら1年を通しての管理や注意点ってあるの?【まとめ】
ヌマヨコクビガメの飼育
必要な道具などはモンキヨコクビガメとほぼ同じなので、モンキヨコクビガメと違う所を主にご紹介していきます!
- 水槽
- バスキングライト
- 紫外線ライト
- ヒーター
- ろ過フィルター
- 陸場
- 温度計・水温計
- サーモスタット
- 餌
ヌマヨコクビガメの飼育環境
ほぼほぼモンキヨコクビガメと同じでなので簡単にご紹介します。
まず水槽ですがベビーの頃はせいぜい大きくても60㎝あれば十分ですが、最終的に90~120㎝の水槽になります。
かなりアグレッシブに動き回るので、その姿を見たいなら大き目を選ぶと良いです。
水槽には首を伸ばせば呼吸できるくらい(甲長くらい)の水深になるように水を入れます。
カルキは抜いてくださいね。
飼育水にこちらを入れるとカルキ抜きになるのでオススメです。
水温は23~28℃を保ち、それより水温が下がらないようにします。
底砂などは特に必要なく、その他には陸場をレンガや流木などで作ってあげ、そこにバスキングライトを当てます。
陸場の温度は30℃くらいに保つようにしましょう。
ヌマヨコクビガメの餌
ヌマヨコクビガメの餌はモンキヨコクビガメとは違ってきます。
モンキヨコクビガメはほぼ植物食性なのですが、ヌマヨコクビガメは動物食性です。
カメ専用の人工フードにも餌付いてくれますが、もし食べてくれないようならメダカや金魚などの生餌や乾燥エビなども与え徐々に人工フードに馴らしていきます。
人工フードをメインに、乾燥エビを少し与えることが出来ればベストですね♪
生餌は与えるまで死なせるわけにいきませんから(;’∀’)
カメ専用フードは体の大きさに合わせたサイズや種類を選んで!
さらに水棲ガメ専用のフードは、水に浮く浮上性のタイプと、沈む沈下性がありますが、浮上性を選んでくださいね♪
それ以外の飼育に関してはモンキヨコクビガメと同じで大丈夫なので、そちらを参考にしてくださいね♪
ヌマヨコクビガメのまとめ
飼育に関してはモンキヨコクビガメに詳しく書いているので、こちらではヌマヨコクビガメに適した飼育情報のみ記載しました~。
省略してすいません(;’∀’)
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