クサガメは日本人にとってはとても馴染みのあるカメ。
でも実は外来種だったりします(笑)
日本固有種のイシガメとクサガメのハーフであるウンキュウと言うカメも存在します。
これからクサガメはなつくのか、特徴や生態、人間との関係、飼育についてご紹介していきます!
クサガメはなつく?特徴や生態など
- 別名:リーブスクサガメ、キンセンガメ、ゼニガメ(幼体)
- 生息地:韓国、中国(東部~南東部)、香港。日本(北海道南西部、本州、四国、九州、佐渡島、淡路島、壱岐、隠岐、対馬。、五島列島、奄美大島、沖縄島、久米島、諏訪之瀬島など)、台湾などに移入
- 最大甲長:30㎝
- 寿命:約30年
- 値段:1,000~2,000円
クサガメはなつくのか?気になりますが、結論から言うと爬虫類全体が人間になつくことはありません。
種類によっては人に馴れるくらいです…………。
これからクサガメの性格や特徴や生態、人間との関係についてご紹介いたします!
クサガメはなつく?性格
クサガメは人になつくことはありませんが、人に馴れやすい種類になります。
残念ですが、爬虫類事体が犬や猫のように人間になつきません。
クサガメは人に馴れやすく、性格はとても穏やかだと言われます。
多頭飼育しても喧嘩することは稀だそうです。
ただ少し臆病なところはあるみたいなので、その辺は個体差も大きいかと思います。
自分の子の性格を把握し、その子にあった接し方をしてあげましょう!
クサガメの特徴
クサガメの最大甲長は30㎝でオスよりもメスのほうが大きくなります。
オスの最大甲長は19,9cmと言われていますが、日本で好調が21㎝の発見例もあります。
日本に生息しているクサガメの個体群は大型になると言われ、中国の個体群はメスの最大甲長が23,6cmでオスの最大甲長は14,6cm。
背甲はやや扁平な形をしており、上から見た時にやや細長くて角ばったような楕円形をしています。
背甲(甲羅の背中部分)には縦方向にキール(盛り上がり)がスジ状に3本入っていて、色は主に褐色、灰褐色、暗褐色、黒色になります。
腹甲の色は暗褐色や黒色で、白色系の模様が入っている個体もいます。
頭部はやや大型かと~っても大きくて、大型の個体で特にメスでは頭部が巨大化する個体もいるんだとか。
吻端は若干ですが突出しており、顔や首などは暗褐色、濃灰褐色、褐色、黒色で、黄色や薄黄緑色の不規則な斑紋などの模様が入ります。
若い個体は背甲のつなぎ目(シーム)が黄色い個体が多くて、その特徴が別名である「キンセンガメ」の由来となっています。
オスは性成熟すると全身が黒化(メラニスティック)して斑紋などが消えます。
メスも成長するに従い体色が暗くなりますが、斑紋が消えることはごく稀という感じです。
そして!!!クサガメの「クサ」って「草」だと思ってませんか?
実は「臭い」のクサなんです( ゚Д゚)
四肢の付け根にある臭腺からくっさいニオイをだすのでクサガメと言うんです~( *´艸`)
クサガメはいつもクサいわけではなく、危険を感じると匂いを出すんです。
それはくっさい雑巾のようなにおいだそうです(笑)
なので大事に飼っているクサガメちゃんを驚かせないように気を付けましょう!
クサガメの生態
クサガメは流れの緩やかな河川や湖、池沼、湿原、水田などに生息し、昼行性で夏季は薄明薄暮性になり夜行性の傾向が強くなる個体も存在します。
普段は日光浴をこのmに、陸づたいに水場を移動したりします。
食性は雑食性で、大型の個体などは貝類や大型の甲殻類などもかみ砕いで食べます。
陸場での採食は苦手で、主に水中で餌を食べます。
繁殖形態は卵生で、オスは水中でメスの吻端に頭部や前足を摺り寄せるように行動したり、頭をふったり頭突きしたりします。
産卵は水辺から離れた場所の地面を掘って、日本では6~8月の間に1回に1~14個の卵を1~3回に分けて産みます。
卵は約2か月で孵化し、幼体は孵化後に地中で越冬して翌年の春に地表へと姿を現しますが、夏季から初秋にかけて地表に出てくる個体もいます。
クサガメと人間との関係
これはどの生き物でも多いのですが、開発による生息地の破壊や食用や薬用、ペット用の乱獲などによって生息数が激減しているそうです。
韓国や中国、台湾などでは保護対象とされていますが、日本では生息数が多いと言われ、それらの要因として日本の国外から移入された個体、もしくは個体による遺伝子汚染を受けている可能性があるそうです。
日本の個体群では化石の発見例がなく、最も古い文献でも200年前に江戸時代中期以前にクサガメに関するハッキリとした記録がありません。
江戸時代や明治時代ではクサガメはとても希少で、西日本や南日本のみ分布するという記録が存在することから、朝鮮半島から人為的に移入されたと考えられています。
台湾の個体群も中国の個体群と遺伝子的な違いがないため、人為的に移入されたと考えられているそうです。
ペットとしても飼育され、日本にも輸入されています。
輸入されなくても自然下でよく見かけますが(-_-;)
日本国内の野性個体や飼育下での繁殖個体、中国からの飼育か繁殖個体が流通しています。
ニホンイシガメと交雑した種は、関西地方や中国地方の一部で「ウンキュウ」と呼ばれ、この名で流通され販売されることもあるそうです。
さらにはこのハーフの存在が日本国内で野生下で誕生したりしており、日本固有種であるニホンイシガメの絶滅危惧が懸念されていたりします(-_-;)
ニホンイシガメについてはこちら
クサガメの飼育や餌
ここからはクサガメの飼育に必要な道具と合わせて飼育方法をご紹介していきます!
クサガメの飼育
まずは飼育ケージです。
クサガメは半水棲なので、水槽がベストですが子ガメの場合はプラケースなどの簡易なものでもOK。
その他にもトロ舟や衣装ケースをカスタマイズするのもアリ。
そして水槽には脱走することもあるので蓋をしましょう。
陸場もレンガや流木、水棲のカメ専用の陸場などもあります。
陸場は日向ぼっこしますので、太陽の熱の代わりにバスキングライトというものを当てます。
バスキングスポットを当てる場所(日光浴する場所)の事をバスキングスポットと言います。
そこの温度は30~35℃になるようにライトの位置を調整します。
紫外線も必要なので、紫外線ライトも用意しますが、バスキングライトと紫外線ライトが一緒になったタイプもあります。
その他にも色々ありますが、結果から言いうと~。
イシガメと同じなのでイシガメこちらの記事を参考にしてみて下さい。
こちらもイシガメの記事には書いていないポイントが載ってますので是非参考にしてください。
クサガメの餌について
こちらもイシガメと同じです~。
さらにこれらの記事も参考にすると良いですよ~。
クサガメはなつく?まとめ
クサガメはなつくのか?
結果は残念ですが、「なつく」の捉え方次第なので、人間に馴れやすいクサガメはなつくと判断してもいいかもしれません。
是非、終生可愛がってあげてください♪
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