ペットが餌を食べない、痩せてきたなど異変があると病気かも!と心配ですよね(;’∀’)
それだけでなくペットに咬まれたり、脱走してしまったりと言ったトラブルも。
ここではレオパを飼育する際に起こりうるであろうトラブルを7つのケースや解決策などご紹介していきます!
これって病気なの?レオパの異変について
ここではレオパがなんかいつもと違う?!もしかして病気?!な~んて思われるケースをご紹介します!
可愛いレオパの異変に気が付けるように普段からよく観察しておくことが大切ですよ~♬
レオパの異変1、痩せてきている
レオパが痩せてきていると感じたら、と~っても不安ですよね(-_-;)
レオパが痩せたというと、尾を見て判断することになります。
レオパは栄養分を尾に蓄えているので、尾が痩せてきたら異変のサインだったりします。
レオパが痩せてきているのであれば、何らかの兆候があったはず。
餌が十分に与えられていない(少なかった)ために痩せ気味になるのは当然ですが、給餌間隔を短くして食べたいだけ与えてるのに痩せてきた、または食べたものを吐き戻ししてしまうなどが見られた場合は消化器官のトラブルや寄生虫感染の可能性もあるので注意!
温度不足による消化不良であれば、飼育ケージにヒーターをつけるなどして飼育温度をあげれば済むのですが、寄生虫感染によるものだと、そう単純にはいきません。
レオパ(レオパードゲッコー)で多いのはクリプトスポリジウム症という原生動物の感染によって起きる症状で、これにかかると下痢や嘔吐を繰り返し、目に見えて体全体が痩せてきます。
排泄物に注目し、食べたものが吐き出されていたり、粉状に散っている場合はこの感染症を疑う必要があります。
残念ながら決定的な治療法はなく、症状を抑えて免疫力を上げる対処療法が中心となります。
体力があり、高温で飼育して胃腸に負担をかけにくい環境を作ってあげれば、感染しても悪化したりしないように保つこのも可能です。
この症状が脅威なのは、他個体に糞などを媒介して感染すること(;’∀’)
感染が疑われた個体は速やかに隔離し、飼育道具などは他個体と共有しないようにします。
対処法
まずは原因を調べましょう。
餌の下痢や吐き戻しがあるのかどうか、食欲に変化はないか、ないなら餌の量を増やしてみる、飼育ケージ内の温度をチェックして少し温度を上げてみるなど対処しましょう。
もし疑わしい症状が見られた場合はすぐに爬虫類の診療に定評のある動物病院に連れていきましょう。
レオパを飼育する前にそのような病院をチェックしておくと安心です。
動物病院では爬虫類を診察できる医師が知るとか限りません(;^_^A
まずは落ち着いて電話で確認をし、しっかりと爬虫類を診療できる病院を選ぶことが大事です。
レオパの異変2、餌を食べない
レオパは保湿道具などはあまり必要ではないとされており、確かにそれは間違ったことではありませんが、意外なほど高めの温度を好むことを忘れてはいけません。
飼育温度が20℃くらいまで下がると食欲が落ちてきますが、人間にとってはそう肌寒いと感じる温度帯ではないため、「温度は低くないのに食欲がない」と言ったような状況になりがちです。
特に爬虫類飼育初心者は。
食欲が低下している場合はまず飼育ケージ内の温度をチェックし、少なくとも25℃以上、できれば30℃くらいまで飼育温度を上げてください。
特に幼体は、成体よりも高めの温度で飼育します。
温度が十分なのに餌を食べない時は、その個体がメスであれば産卵が近い可能性もあります。
産卵直z戦になるとメスの食欲は一時停止状態になります。
個体を家にお迎えしたばかりの場合は、飼育環境の変化やそれまで与えられていた餌と違う場合は、まだ餌に馴れていない可能性もあります。
爬虫類は環境の変化に敏感です。
爬虫類を家族として迎えて一番の難関は、家に連れ帰って新しい環境で餌を食べてくれるかどうか。
それがとても重要なのがわかる記事はこちら。
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一部のアメリカのブリーダーは餌にワーム類を使用していることがあり、そうした個体は輸入直後ではコオロギを餌と認識しないこともあるそうです。
ただし、これはしばらくすると認識するようになる事がほとんどなので、体力のある太った個体であれば焦らずに、可愛いレオパちゃんがお腹を減らすのを待つことも必要です。
対処法
まずは何が原因かチェック。
- 飼育ケージ内の温度
- 餌がいつも同じものが続いている
- メスかどうか
飼育ケージの温度を確認しましょう。
飼育ケージ内に設置している温度計を毎日最低2回はチェックする習慣をつけましょう。
餌がず~っと同じモノばかりだったりすると、さすがに飽きてしまったりしますので、コオロギを主体として与えていたならデュビアを与えてみる、人工飼料も加えてみるなど変化をつけて様子を見ましょう!
単独飼育のメスで、家に連れ帰ってそんなに日数がないなら、お腹に卵がある子をお迎えした可能性もありますよ~♬
餌を食べないなどの問題について詳しくこちらで解説していますのでご覧ください!
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レオパの異変3、体が変形している
これはカルシウム不足からなる骨代謝障害(クル病)で、体の一部が変形してしまうことがあります。
最も多いのが前足が内側に歪んでしまうもので、これはその後に起きる、より深刻な骨代謝障害の前触れともいえます。
酷くなると、頭部の骨、特に下あごが突き出たように変形し(こちらが先のことも)、さらには餌を噛めなくなってしまいます。
また、重症化すると背骨や腰骨、尾などが曲がってしまうこともあります。
これは慢性的なカルシウム不足で生じます。
単にカルシウム不足と言っても、その原因主に3つ挙げられます。
- 純粋にカルシウムが不足している場合
- カルシウムは与えられているがそれを吸収するためのビタミンDが不足している場合
- 餌の成分でリンとカルシウムのバランスが悪く、相対的に不足している場合
また、メスが卵を形成する際に一気に体内のカルシウム分が奪われ、その結果骨代謝障害を起こすこともあります。
対処法
いずれも、常日頃から継続的にカルシウムをはじめとしたミネラル群を摂取させましょう。
現在では市販されているカルシウム剤に総合的にビタミンや他の微量ミネラルを含むものなどがあるので、こうしたサプリを利用したり、いくつか組み合わせたものを餌昆虫にまぶして与えます。
初期症状のレベルのものであれば、歪んだ部分が適切なカルシウム摂取によって、元に戻ることも多いです。
でもちゃんと病院で診察してもらいましょ!!!
爬虫類がかかる主な病気についてはこちらも参考にしてください。
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レオパその他のトラブル
ここではその他のトラブル、咬まれた!脱走した!などについてご紹介しますよ~!もしかしたらそのような事が起こるかもしれないので覚えておくといいですよ♪
その他のトラブル1、レオパに咬まれた!
レオパードゲッコーは大人しくて滅多に噛みついてくることはありません。
臆病な幼体気や目の悪い品種などは、周囲に敏感で口を大きく開けたり尾を上げて震わしたり、鳴き声を上げるなど防御行動をとりがちですが、実際に咬んでくることはなかなかありません。
ですが、生き物ですから噛みつかれる可能性はあります!
有毒動物ではないので、咬まれたことによる精神的なショックがあるかもしれませんし、軽い痛みがあるくらいです。
成体に咬まれれま少し血がにじむこともあるかも(;^_^A
もし噛まれた場合は、傷口をよく洗い念のために消毒すればOK!
それよりも気にすべきことは、咬まれた人のレオパちゃんの扱いに問題があったということ!
急に目の前に指を持っていく、力加減をせずにレオパちゃんを掴む、コオロギなどの餌の臭いが付いた手で触れようとするなど誤ったアプローチによって起こることがほとんど。
騒いだりせず冷静に反省しましょう!
噛んだ方のレオパちゃんの顎にもダメージが出ている可能性もあることを忘れずに!!!
その他のトラブル2、脱走してしまった!
立体的な活動をあまり行わないレオパことヒョウモントカゲモドキですが、蓋のない高さの低い飼育ケージだと当然脱走することもあり得ます。
どこにもとっかかりのないような場所、具体的に言うとレイアウト物だけでなくガラス水槽の場合、角のシリコン部分も立派なとっかかりです。
そう言った場所がないことを確認し、高さは少なくとも全長の倍以上あるか、ない場合は蓋がちゃんと閉まるのか、閉め忘れがないか気をつけましょう!
出来れば飼育部屋もドアなどで屋内の他の区間から区切られているとなお良いです!
万が一脱走してしまったら、まずは家から出ていないかを第一優先にして捜索。
カーテンなどをよじ登って思わぬ高所にいることもあります。
また、物陰を好むので、机や冷蔵庫の下、たたんだ衣類の中などにいることも。
家の中だけでなく、周囲もくまなく探して必ず見つけてください。
脱走した個体が爬虫類飼育者でない近隣の人に見つかっては大ごとになることも( ゚Д゚)
いくら実際に無害で、飼育者にとっては可愛いレオパちゃんでも、知らない人から見れば不快に感じることもあります。
脅かすようですが、さらに大ごとになれば、それをきっかけに飼育規制などが行われ、他の飼育者に多大な迷惑をかける可能性すらあり、これは決して大げさな話ではありません。
爬虫類飼育者が最も気にすべきことはペットの脱走だったりします!
必ず蓋のある飼育ケージで飼育し、蓋を閉め忘れたりしないよう心がけましょう!
それが他の人への迷惑になる事を防ぎ、さらには大事なペットの命を守ることにつながります!
その他のトラブル3、尾が切れた!
トカゲモドキの仲間の尾は、身に危険を感じると自ら尾を切断できる仕組みになっています。
それを自切といいます。
累代飼育が進み、野性の本能が少なくなってきているレオパですが、敏感な個体などはまれにこの自切を行うことがあります。
危機が迫ったと感じて尾を切り落とすようなことは滅多になく、自切の原因の大半は、幼体期の複数飼育時に何らかのきっかけでかみ合いをして切ってしまうか、飼育者が尾を強く掴むなどして自切を誘発してしまうことがほとんど(;^_^A
自切しても尾は再び生えてきますが、エネルギー源を貯蔵しておく役割も果たしているので、切ってしまった個体には餌切れを起こさないように注意し、切断面が汚れないよう床材などは清潔に保ちましょう。
まあ、床材は常に清潔に保つべきなので、より綺麗にですね♬
再生尾の個体はやや外見が変わりますが、それはそれで魅力的な容姿ともいえますね( *´艸`)
健康や繁殖には支障がないので、再生尾の個体を敬遠する必要はありません( ̄ー ̄)
その他のトラブル4、脱皮が上手くいかない
飼育環境のうち、特に湿度が不足していると脱皮の殻が残ってしまうことがあります。
通常、レオパは脱皮の殻を口で剥がしながら食べてしまいますが、湿度不足などによって脱皮殻に十分な柔軟性がないと、指先や尾先などに残ったものは血行不良の原因となり、次回以降の脱皮殻もその場所に重なったりして最終的に先端部分が壊死してしまうことになりかねません(;’∀’)
脱皮殻の残りを先端部に見つけたら、その部分を濡らしてティッシュなどでしばらく包んでから殻を柔らかくし、ピンセットなどを使って丁寧に取り除きます。
脱皮不全の予防の為に、脱皮前で全身が白く濁ってきたら飼育ケージ内壁面などに霧吹きを行うようにし、水入れは大き目なものを用意して体全体を浸けられるようにしてやりましょう!
また、素焼きのシェルターなど表面がざらついたレイアウト物を飼育ケージ内に入れてやると、体をこすりつけて脱皮の補助にすることが出来ますよ~♬
湿度を好まないレオパではありますが、脱皮の為にある程度の湿度は必要になります。
浅めの体が浸かれる水入れと、さらにシェルターは素焼きで上部に窪みがあるウェットシェルターをオススメします!
レオパの病気やトラブルについてのまとめ
トラブルについては、ほとんどが飼育者のミスによるものだったりしますね~。
愛情をもって接してお世話していても、ほんの少しのミスで命取りになることもあります(;^ω^)
小さいとはいえ大事な命を預かりますし、ここは十分に注意したいところ。
なるべく多くの知識を知り、それを生かして可愛いレオパちゃんを大事にしましょうね♬
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