ジュエリーの修理がしたい。
リフォームがしたい。
でもどこに持っていけばよいのか、
どんなことをやってくれるのか。
わからないことだらけですよね。
しかも自分のものを預けるわけですから、
紛失されたら……。
すり替えられたら…………..。
不安もあるでしょう。
ジュエリーリフォームといっても、
お店によって様々。
どんなお店が良いのか。
それは私でもここ!っていうところはありません。
どこも一長一短。
ポイントとしては、
まずは相談だけしてもらうこと。
その日にお願いしない!
ほとんどのお店は無料で査定してくれますので、
不安なら一人ではなく誰かと一緒に行くと良いですよ!
そしてリフォームと修理は別物。
意外とみんな知らなかったりします。
修理はリペアと呼んでいるお店もあります。
リフォームは受けているけど修理はやらないところもあります。
まずは気になるお店に連絡しましょう!
でもお店に問い合わせるときに、
なんと説明してよいのかも困ると思います。
私も電話での問い合わせで、
お客様が何をおっしゃりたいのか、
でもなんと説明してよいのかわからない…….。
そんな方が結構多くて、
お店側としても理解しがたく、
「結局はお品を拝見させていただいてから」
なんて返答になってしまいます。
こればっかりは仕方ないと思います。
一応最低限押さえておきたいポイントはあります。
私は以前とある百貨店に入っているリフォームコーナーで、
約10年にわたり受付業務を行ってきました。
その経験も踏まえてジュエリーの修理とリフォームの違いと、
どんなことをしてくれるのか、
電話での問い合わせの際に、
最低限何をどのように説明したらよいか、
お店選びのポイント、仕組みなどを詳しく解説したいと思います♬
これらを参考にジュエリーの修理やリフォームを考えてみてください!
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ジュエリーの修理とリフォームの違いとは?
私は経験上、
ほとんどの方が修理をリフォームと間違えているな~と感じます。
お客様からしてみれば、
リフォームコーナーと名がついているお店なら、
なんでもリフォームと思ってしまっても仕方ありませんよね。
修理を行っていないお店もあったりしますし、
逆にリフォームをしていないお店もあったり色々です。
そこで修理とリフォームの違いを知りましょう。
ジュエリーの修理とは
修理とはお手持ちの品が壊れたなどした場合、
その品をもとの状態に戻すことを言います。
リングのサイズ直しは例外ではありますが、
修理になります。
主な修理
● リングのサイズ直し
● チェーン切れ
● パールなど糸で組んでいるネックレスの糸替え
● 石ゆるみ
● 触ると衣服に引っ掛かり痛い
● ジュエリーのどこかが壊れた(ちぎれた)
● チェーンの長さを長く(短く)したい
大まかにいうとこんな感じです。
修理の価格や修理内容は、
お店により様々です。
そして修理ではあるけれども、
微妙なのが石が欠けた、割れたです。
その場合は、
もう石を交換するしかありません。
その場合は同じような石を探すのですが、
同じ宝石(例えばエメラルド)でも色味などがそれぞれ違います。
そしてカットや大きさ。
宝石はシャトンと呼ばれるものにはめて固定するのですが、
その石のカットや大きさに合わせているので、
全く同じカットや大きさ(縦横の比率など)のものは、
なかなかありません。
そうなるとその時にもし見つかっても、
かなり石の金額が高額(新しいものを買ったほうが…)
になったりしてしまいます。
そしてパールのネックレスの糸替えの時、
少し短くしてほしいとの依頼があります。
その場合はパールの玉を何玉か抜いて糸を組み替えます。
余ったパールの玉は、
他のジュエリーに作り変えることができます。
リングにペンダントトップに、
イヤリングやピアス、ブローチなどです。
どう加工するのかは、
受付してくれる担当の方のセンスや知識にも左右されるかもしれません。
その場合は慌ててお願いせず、
自分に合う店員さんを選びましょう。
ジュエリーリフォームとは?
ジュエリーリフォームとは、
持っているジュエリーにはまっている石をそこから外して、
新しいデザインのジュエリーに使用することを言います。
デザインを作り直すという感じ。
リフォームの一例
● もうリングを付けなくなったから、
この石を使ってネックレスにして欲しい。
● 母からもらった立爪のダイヤモンドをもらったけど、
デザインが古いのでこのダイヤモンドを使ってデザインを変えたい。
リフォームをする背景は人それぞれですが、
結婚するとき自分の,または相手のお母さまの、
婚約指輪を譲られそれをリフォームするなどもあります。
リフォームをするときは、
お店にもよりますが、
1か月~2か月かかると思ってください。
リフォームして使いたい予定がある場合は、
そこも考慮に入れないと間に合わないことがありますよ。
ジュエリーの修理やリフォームはどの店が良いの?
お店選びもどこが良いのかわからなくて困りますよね。
大事なものを預けるからこそこだわりたい、
そして用心したいところです。
百貨店に入ってるお店なら安心!
と思うかもしれませんが、
一概にそうとは言い切れません………..。
なにせ私がいたお店(会社)かなりいい加減でした………。
詳しいことは言えませんが……。
すり替えたりはしませんよ!もちろん!
店員さんはとてもちゃんとしていても、
実際に修理やリフォームの加工をする側(会社)がいい加減だったり………。
もし何かあった時にどう対処してくれるのかなど、
もし大切なもので心配なら聞いてみてください。
納得できるまでは決して預けてはいけません!
まずは電話で問い合わせしましょう!電話での問い合わせでのポイント
まずはリフォームなのか修理なのかを伝えましょう。
リフォームなら何の宝石がはまったリング(ネックレスなど)を、
何に作り変えたいのかを伝えます。
修理ならサイズ直しなのかチェーンが切れたのか、
修理内容を伝えてください。
修理だと実はジュエリーの素材(金属部分)が、
修理内容によってお預かりできない場合があります。
その加工とはロー付けです。
ロー付けとは、
簡単に言うと溶接のことです。
リングのサイズ直しの場合やチェーン切れがそれにあたります。
なのでここでのポイントは、
素材が金なのかプラチナなのかそれ以外なのかを伝えること。
では素材が何でできているのかどこで判断するのか?
ですが、
リングなら内側に刻印が入っています。
Pt900、K18、750などです。
判断できなければ刻印の文字を店員さんに伝えましょう!
ただ金やプラチナでなくても修理できる加工もあります。
※リングサイズ直し、チェーン切れ以外
あとは店員に直接見てもらわないと、
修理可能かどうか料金はどれくらいかなどわかりませんので、
もし電話での内容が感じの良いもの、
自分の条件に合っているのであればそのお店にまず持ち込みましょう。
そこからさらに接客と説明などをしてもらい、
その説明や雰囲気など信頼できるかどうか判断しましょう。
あと電話で必ず確認したほうが良いのが、
仕上がりまでにかかる日にち。
そしてもし預けるなら、
検品や相談時間、書類の作成などの所要時間。
お店によってかなり差がありますが、
私が勤めていたお店はお預かり伝票がとても細かいので、
結構時間かかります。
伝票だけでもかかりますが、
その前に相談している時間なども入ります。
相談時間はピンキリですが、
お願いしてからの時間を聞くとよいでしょう。
あと預けるのに心配な方は、
預ける商品の写真を撮って、
それをくれるかどうかも聞いてみましょう。
お客様の中には、
たくさんのジュエリーがあるので、
どのジュエリーを預けたのか忘れてしまっている方も………..。
なので写真を撮ってそれを預かり伝票お客様控えと一緒に、
渡してくれるところは安心感がありますよね。
ジュエリー修理とリフォームのお店選びのポイントとは?
まずは電話で問い合わせ。
一つのお店だけではなく、
何店か問い合わせてみましょう!
もし自分が印象が良かったお店があれば、
そこのお店でまず見てもらう。
あくまでもまずは見てもらう!
ジュエリーの修理のポイント
修理の場合はどんな修理なのかで、
修理方法も多岐にわたります。
例えば宝石が付いたリングが変形してしまったから直してほしい。
お客さんの立場ならただ変形を直してくれればそれでいいと思うはず。
でも、変形具合にもよりますが、
リングが変形すると、
宝石を留めている「シャトン(枠)」も変形し、
それにより石ゆるみが必要に。
結構その場合石がグラグラ動くこと多いんですよ。
そうなるとこの場合の加工は、
リングの変形直しだけではなく、
● リングの変形直し
● シャトンの変形直し
● 石の留めなおし
このように一つの修理に、
3つの修理加工が必要となります。
加工の種類が増えるとその分お値段も増えます。
料金のシステムはお店によっても異なりますが、
上記のように思っていただいていれば間違いないです!
ここでポイントなのが、
どのような加工を施すのかなど簡単でもいいので、
教えてくれる説明してくれるかどうかです。
ただ変形したリングを見て、
「あ~、変形してますね~。¥3,000になります」
これだけだと不安じゃないですか?
お店によってはこのように淡泊な対応でも、
親切丁寧なところもあるかと思いますが、
それは思い切って修理を頼んでみて仕上がりを確認しなければわかりません。
そして修理にはメリットだけでなく、
デメリット(リスク)も存在します。
例えばリングのサイズ直しで、
8号から15号にしたい場合、
火を使う加工となりリングの状態や素材、形状によって、
変色が残ってしまう場合があります。
ちゃんと核の際のリスクを隠さず説明してくれるところは、
とても親切かと思います。
何も言われないで仕上がりが一部変色していたりしたら、
ショックですよね。
そうならないためにも、
デメリット、リスクをきちんと説明してくれるかどうかチェックしましょう!
修理の中にはリスクがないといっても良い加工もあります。
例えばパールの糸替えなど。
ほとんどの場合大丈夫ですが、
ごくたまに玉が劣化していたりして、
糸替えの際に割れる可能性がある場合も。
その際もリスクを説明してくれるかどうかがチェックポイント!
ジュエリーリフォームのポイント
リフォームはデザインを全く別物に変えます。
中にはリングからペンダントに変えたりも。
リフォームするお店によって、
リフォーム用に出来上がっているデザイン枠があるところと、
フルオーダーのところと、
その両方のところがあります。
大抵はカタログなどをみてどのデザインにするか、
選んでもらいます。
好みのデザインがあるのか、
種類が豊富か、自分でわからないときに、
どのようにアドバイスしてくれるかがポイントになります。
そして鑑定書、鑑別所を付けて欲しいのであれば、
それも確認すること!
鑑定書や鑑別所を必ずつけないといけないという決まりがありません。
なので何も言わなければ付けないお店は多いです。
そしてせっかく古いものを新しくお金をかけるのですから、
仕上がりの時は新しいケースに入れてくれるサービスがあると嬉しいですよね。
そんな時は、
仕上がり時新しいケースに入れてくれるのか、
それを確認してみてください。
そして修理とリフォームで共通しているのは、
もし預けるとなった時、
店員さんがあなたの預ける商品を時間をかけて丁寧に検品してくれるかどうかです。
何故なら、
素人が見ても気が付かないことがあったりします。
例えば、
石が動いているのに気が付かないと、
身に着けているうちに石が落ちてなくなっていたり、
石にひびが入っている、欠けているなど、
細かいところに事前に気が付いて修理の提案をしてくれたりします。
あなたの大切な品をちゃんと見てくれる店員さんは、
安心できますよね。
だからこそ、
ちゃんと時間をかけてチェックしてくれるかが大切!
まとめ
ジュエリーの修理やリフォームは奥が深い!
だから全てお伝えするのが難しいです。
どのお店が良いのかは人それぞれだったりしますので、
参考程度に思っていただければと思います。
お店選びのポイントと注意点ポイントの復習
● まずは電話で何店かに問い合わせる
● 見積もりを無料でしてくれるかの確認
● その中で印象の良かったお店に行く
● 不安なら誰かと一緒に行く
● お店の雰囲気や店員さんの印象が良いかどうか
● メリットとデメリット(リスク)をきちんと説明してくれるか
● 不安を感じる、信用できない場合はその場で決して預けないこと!
● 不安な人は、預けた商品の写真をその場で撮って渡してくれるか
● リフォームなら鑑定書などの有無を確認
● 預けてから仕上がりまでに日数を確認
● 見積もりには時間がかかる場合も。時間に余裕のある時に行く!
● あなたの商品を時間をかけて検品してくれるか
どうしても自分の目から離れてしまうので、
どうしてもどうしても安心できないという方は、
無理して修理やリフォームはお勧めしません!
疑心暗鬼の状態で1か月くらい預けたら、
仕上がりの時にあれこれと疑いの目で見てしまい、
正常な状態で判断できなくなります。
そうなると、
ちゃんと直っているのにも気が付けなくなり、
無駄にショックを受けてしまいます。
そして、そんなつもりはなくても、
クレーマーになりかねませんのでご注意ください!
約10年、リフォームの受付の仕事をしていて、
色んな方々と接してきました。
なので、勘違いで怒ってしまった方の気持ちも理解できます。
その際はそのお客様に理解してもらえるように、
お客様の反応を見ながら、言葉や表現を変えてわかりやすいように、
どうにかして伝えたりしてました。
だからこそ、私も毎日、試行錯誤しながら、
お客様になるべく理解してもらえるよう努力してきました。
お客様に喜んでもらいたい、
そんな気持ちで全力で日々勉強し接客させていただきました。
きっと、
あなたにもピッタリなお店や店員さんがいると思ますよ~♬
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