ヘサキリクガメは、個体数から言うとなのですが、世界で最も絶滅に瀕した亀です。
そんなヘサキリクガメの特徴や生態、現状と歴史をご紹介していきます!
※飼育方法などは海外のサイトなどでは詳しく掲載されているようですが、当ブログでは「種の保存法」を遵守し、掲載いたしませんのでご了承ください。
その他のリクガメの種類はこちら
ヘサキリクがメの特徴や生態
- 生息地:マダガスカル北西部固有種
- 最大甲長:48,6cm
- 寿命:50~100万円
- 食性:ほぼ植物食性
- 値段:不明
ヘサキリクガメはホウシャガメと同じ、リクガメ科マダガスカルリクガメ属のカメです♬
ヘサキリクガメの特徴
※特徴に関して専門用語みたいなのがありますが、青文字をクリックすると、図が見れます~。これを見るとより分かりやすいです♬
ヘサキリクガメの最大甲長は48.6㎝で、メスよりもオスの方が大きくなります。
背中の甲羅(背甲)の形は、ドーム状に盛り上がっており、上から見たシルエットはやや細長くなっています。
甲板は成長輪(木で言うと年輪みたいなもの)はハッキリとしていますが、老齢の個体では摩耗して不鮮明になることもあります。
背甲の周りの部分の縁甲板の前縁や後縁は若干鋸状に尖りますが、こちらもまた老齢個体では不鮮明になることがあります。
後部の縁甲板の外側はやや反り返り、尾の付け根あたりにある左右の臀甲板は癒合しています。
背甲の色は黄褐色や灰褐色、淡褐色になり、甲板のつなぎ目(シーム)の周りは暗色で縁取られています。
大きな個体のシームは暗色ですが、その周辺の暗色の斑が消失することもあります。
縁甲板同士のシームは、楔型の暗褐色の斑紋が入る個体が多いです。
お腹側の甲羅(腹甲)の喉の下あたりにある左右の喉甲板は癒合しており、前方へと突出しています。
名前の「ヘサキ」は、船の「舵先(ヘサキ」に例えたことが由来になっています。
腹甲の色は黄色で、大型の個体は不明瞭な褐色や暗褐色の斑紋が入り、全体が暗褐色になる個体もいます。
頭の大きさは中型で、吻端は突出しておらず、上顎の先端は若干鉤状に尖っています。
頭部の色は、黒や暗褐色、褐色になり、鼓膜の周辺には黄色の斑が入る個体もいます。
首元や四肢、尾は黄色や淡黄褐色をしています。
幼体の特徴は、背甲にある肋甲板の孵化直後からある甲板(初生甲板)から縁甲板にかけて放射状の2~3本のスジ模様が入る個体もいますが、成長するに従い消えていきます。
ヘサキリクガメの生態
ヘサキリクガメは、乾燥した落葉広葉樹林内に点在している竹林の林縁とその周辺にある藪地に生息しています。
11~翌4月の雨季や降雨直後に活発に行動し、5~10月の乾季になると、落ち葉などの下で休眠します。
食性はほぼ植物食性で、主にマメ科のバウヒニア属の低木の葉を食べますが、ほかの木の葉や、アカヒゲガヤなどの草なども食べます。
繁殖形態は卵生で、飼育下では1~5月に1回につき平均して3~5個の卵を年に最大で7回に分けて産んだ例があります。
生み落とされた卵は、168~266日で孵化した例があります。
生後20年で性成熟するそうで、結構遅いかもしれません。
ヘサキリクガメの現状と歴史
ヘサキリクガメは現在は厳重に保護され、現地でも飼育下繁殖させて野生に戻す試みが行われているそうです♬
さらに、アメリカのホノルル動物園を中心に、繁殖のプロジェクトが行われているそうです!
ヘサキリクガメは、ワシントン条約(サイテス)Ⅰ類に掲載されています。
残念なことに、農地開発や焼き畑農業、畜産業の牧畜地や牧草地目的での野焼きなどによる生息地の破壊や、マダガスカル国外でのペット、展示用の乱獲、人為的に移入されたカワイノシシによる卵や幼体の捕食などにより、生息数は激減しています(-_-;)
1985年には野性個体数が100~400頭ほどに減少(-_-;)
マダガスカルでは法的に保護の対象とされ、採集、飼育、無許可の移動が厳しく制限されています。
善意の人間が頑張っている一方で、密猟などで摘発されることもあり、日本でも密輸された個体の摘発例もあり、押収された個体の一部は野毛山動物園で飼育したという例もあります。
飼育下繁殖施設で1996年に武装集団によって盗難された個体がアメリカ、オランダ、ベルギーなどで販売され、業者が摘発された例などがあります(# ゚Д゚)
生息地では乾季の前に政府やNGOによって計画的な野焼きを行い、あらかじめ延焼を防ぐ防火帯を作ったり、飼育下繁殖の野生に戻すなどの試みが進められています。
日本では、2015年に野毛山動物園で初めて飼育下繁殖に成功したそうです!!!
素晴らしいですね♬
ヘサキリクガメのまとめ
いかがでしたか?
なんか、同じリクガメ科マダガスカルリクガメ属のホウシャガメと似たような状態ですね(;’∀’)
甲羅の模様はホウシャガメとまた違った美しさがあり、是非とも繁殖個体を野生に返す試みが成功し、生息数が増えることを願ってやみません!
コメント