アッサムセタカガメは、イシガメ科コガタセタカガメ属に分類される甲羅がカッコいいセタカガメの仲間のあ小型のカメです。
小型なのと、比較的丈夫なので初心者にも人気のカメです。
ここではアッサムセタカガメの特徴や生態、飼育ポイントをご紹介していきます!
アッサムセタカガメの特徴や生態
- 生息地:インド(アッサム州、アルナーチャル・プラデーシュ州、ナガランド州、ミゾラム州、メーガラヤ州)、バングラデシュ北部
- 最大甲長:20㎝
- 食性:雑食性
- 寿命:20~30年
- 値段:4~13万円ほど
アッサムセタカガメの特徴
アッサムセタカガメの最大甲長は20㎝でコガタセタカガメ属の中では最小種。
オスよりもメスのほうが大きくなり、椎甲板(人間で言うと背骨のあたり)には筋状のキール(盛り上がり)があり、第3椎甲板(椎甲板の真ん中あたりのキールは後方に突出しています。
第5椎間板は中央部より前方が一番幅広く、縁甲板(甲羅の外側部分)は左右に13ずつあり、後部の縁甲板は外側が鋸状に尖っています。
背甲の色は褐色や暗黄色をしており、キールには淡赤色や淡黄色の縦縞が入り、その縦縞が暗色で縁取られている個体もいます。
腹甲の色は黄色で、甲板ごとに黒や暗褐色の斑が入りますが、全体的に暗褐色の個体も存在します。
頭部や首の色は暗緑色や褐色で、眼の下部分から後部を通って反対側の目の後部にかけて、三日月状の赤い斑紋が入ります。
首には白や淡黄色の縦縞が入っています。
アッサムセタカガメの生態
アッサムセタカガメは標高300m以下の丘陵にある河川や氾濫原にある三日月湖や湾処(わんど)などに生息しており、底質が泥で水生植物が茂っている環境を好みます。
同属他種が同所的に分布している地域では本種の個体数は少なく、他種が分布しないまたは個体数が少ない地域では本種の個体数がやや増加する傾向があります。
アッサム州での報告例では水温の低い河川では日光浴を行い、川辺で日光浴はせず、水から突き出た倒木や岩の上で日光浴を行います。
食性は雑食性で、飼育下では植物質や昆虫、甲殻類、軟体動物、ミミズなどを食べた例もあります。
同属他種と同じく成長に伴い植物食傾向が強くなると言われています。
繁殖形態は卵生で、アッサム州の個体群は10月~翌年2月に1回に6~12個の卵を産みます。
卵は主に3~4月に孵化します。
アッサムセタカガメと人間との関係
アッサムセタカガメは生息地では食用とされることがあります。
残念なことですが、開発による生息地の破壊、食料やペット用目的での卵殻などによって生息数は減少しています。
ペットとしても飼育され、日本にも輸入されています。
2002年くらいから輸入されるようになり、流通量は少ないです。
アッサムセタカガメの飼育
ここからはアッサムセタカガメの飼育ポイントや餌についてご紹介していきます!
アッサムセタカガメの飼育環境ポイント
アッサムセタカガメは半水棲(または水棲)のカメです。
水槽での飼育になりますが、衣装ケースなどでも飼育は可能です。
まだ小さいうちはこんな簡易な飼育セットでもOK!
もう少し大きくなっても大丈夫なタイプはこちら
こちらならフィルターもついていて機能性に優れています。
大きくなったらと言っても最大でも20㎝にしかなりませんが、最終的には幅が60㎝のガラス水槽がオススメ。
水槽の大きさの目安は甲長の3倍の横幅のものです。
ここに水と陸場を作ります。
陸場はレンガを積み上げるか市販の浮島などを使用します。
レンガもいいですが、このような形が不ぞろいのものを積み上げても雰囲気が出ます。
他のカメ全てに言えますが、水質には敏感です。
水を取り換えていても、水槽内やフィルターなども定期的に綺麗にしないと意味がありません。
水が汚いと皮膚病にかかったりしますので十分に注意してください。
その他にもバスキングライトと紫外線ライトなどが必要です。
その他のレイアウトや必要な道具、水深や水温、バスキングスポットの温度などはこちらの半水棲を参考にしてください。
アッサムセタカガメの餌
アッサムセタカガメの餌ですが、雑食性なので主食としてカメ専用の人工フードを与えます。
水棲ガメ用のタイプを与えます。
子ガメの時は何でもよく食べてくれますが、成長するに従い植物食性が強くなってきますので、徐々に野菜などの植物質の量を増やしていきましょう。
ただし、与え過ぎには注意です。
餌を与え過ぎると消化不良を起こし、ショック死することもあります。
運動量が豊富なら別ですが、飼育下では限られてますので気を付けましょう!
餌をねだられると、可愛くてついつい与えてしまいそうになりますが、絶対にダメ!!!
餌についての詳細はこちらを参考にしていください。
アッサムセタカガメのまとめ
いかがでしたか?
セタカガメは甲羅にカッコいい突起があり、かなり特徴的です。
さらにアッサムセタカガメは小型なので、その魅力にハマるかもしれません(´艸`*)
ぜひ終生可愛がってあげてください♪
コメント
[…] 画像の出典 […]