タイトルにもある通り、ラボードカメレオンの寿命はわずか5か月!!!
どうやっていつ発見されたのか?
生まれてから5か月の間はどうやって生活しているのか?
そもそも何故寿命5か月とそんなに短いのか?
短命なラボードカメレオンの謎に迫ってみたいと思います( ̄ー ̄)
その前にカメレオンの基本的な特徴など知っておくと、より凄さがわかりますよ~♬
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ラボードカメレオンとは?!学名は?画像付きでご紹介♪
まるでピノキオの鼻のような角があるラボードカメレオン。
まさかこんなに存在感のあるラボードカメレオンが、たったの5か月で生涯を終えるとは想像もつきません。
ラボードカメレオンの特徴
マダガスカルの南西部に分布するラボードカメレオン。
乾燥した樹木の枝や葉の密度が薄い森林に生息します。
太陽光が木々の間から地面まで差し込んでくるような疎林です。
ラボードカメレオンはパンサーカメレオンと同じFurcifer属で、これまでも比較的カメレオンマニアの間では知られていたようです。
体長はオスで30㎝ほどと言われていましたが、別種なのかそれとも個体群の差なのか定かではありませんが、大体オスで13㎝程度のようです(;’∀’)
オスは1本の角がありますが、尖ったりせず先端が丸い感じなんだそう。
画像を見るとピノキオの鼻のようですね♪
後頭部には冠突起(カスク)と呼ばれる突起が発達します。
背中の正中線に添って36本以上のトゲ状のウロコが発達。
オスの体色は基本は緑色で、白い縦縞と緑褐色や暗緑色の横じまが入ります。
メスは緑色や黄緑色、青紫色で、頸部側面に赤い斑点があり背面の正中線に沿ってオレンジ色の斑紋が入ります。
メスは結構綺麗なんですね♪
生息の分布は限定的みたいで、開発による生息地の破壊などでラボードカメレオンの生息数の減少が懸念されています(;’∀’)
ラボードカメレオンの寿命は5か月って本当なのか?
ラボードカメレオンの寿命は5か月って本当なのか?
本当です!!!
それは発見した経緯や生態サイクルを知ればお分かりいただけると思います!
発見した経緯ですが、いわゆるその手の研究チームがマダガスカルの現地でカメレオンの調査をしているときに、年間のカメレオンの個体数などを記録していたので、そこで寿命が短い種がいると判明したようですね~。
この調査の時に、ほぼ同所に生息するスパイニ―カメレオンは、現地の雨季である11月下旬に孵化し、翌年の4月までに急激な成長を遂げて、4~10月いっぱいまでの乾季の間は夏眠を行い、その後11月に目覚めた後繁殖行動に入るということがわかりました。
たった1年で性成熟するのでこれでも凄い早い成長速度ですが(;’∀’)
ですが、このラボードカメレオンは、11月上旬に孵化した後、1日に2,6mm成長しながら約2か月後の1月上旬には繁殖行動に入ることがわかったんです!
これは驚異的な速度です( ゚Д゚)
更に驚くのが、孵化してから4か月後の3月には産卵を行い、換気に入る4月にはすべての個体が死滅してしまうことが判明!!!
産み落とされた卵は乾季の間は休眠し、7~9か月ほどで孵化したそうです。
ということは、孵化してからの期間より、卵の状態の期間のほうが長いということ。
でもあまりに凄すぎるのでいまいちピンとこないかもせ入れませんので、わかりやすく大きさでスパイニ―カメレオンと比較してみます!
スパイニ―カメレオンは25㎜程で孵化し、約11か月かけて繁殖可能なサイズの13㎝ほどに成長します。
孵化時期には親サイズの個体が、孵化したばかりの個体と同時に存在します。
一方のラボードカメレオンは、20㎜くらいで孵化したあと、2か月後の1月には繁殖可能なサイズの8㎝ほどに成長し、孵化時にの11月には親サイズどころか、若年個体さえ見つけることが出来なかったそうです………………。
4月の時点でフィールドで見られた多くのラボードカメレオンの死体は、全て切断されたり、捕食者によって食べられた形跡はなかったので、寿命で死んだと考えられたわけです。
実はラボードカメレオンの死体もあまり発見されないそうなんですよね(;’∀’)
フランスの研究者の意見としては、ラボードカメレオンの擬態能力が高いので見つけにくいのではとの事。
なぜ寿命が5か月と短命なのか?
これが一番気になりますよね!!!
ラボードカメレオンは、卵の中で孵化せずに乾季である厳しい夏をしのいでいると考えられます。
寿命が5か月と言われますが、卵の中の9か月を入れれば、9か月+5か月=14か月となります。
あ~。
それでもやっぱり短いですね(;’∀’)
厳しい夏の乾季に卵の中で過ごすという生態は、過酷な乾季を避けて個々の寿命は極端に短くなりますが、確実に交尾をして卵を生み子孫を残すことで「種」として生き残るためと考えられています。
短命という驚異の特徴を持ったラボードカメレオンですが、世界最小のミクロヒメカメレオンもビックリしますよ!
ミクロヒメカメレオンの記事はこちら
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ラボードカメレオンはペットとして飼育できる?価格は?
これも気になりますが、これまでに流通したことは非常に少ないそうです……….。
そりゃそうですよね(;^ω^)
なのでペットにはまだできません!
価格も不明!
一応ですが、色んな環境に対する適応能力は高いそうで、飼育はそんなに難しくないと言われています。
でも流通しないから……….。
もしかしたら今後もっと解明が進み、さらに爬虫類の飼育環境を整える技術も進むかもしれません。
そうなるともしかしたらいつかこの種もペットとして飼育できる日が来るかもしれません。
でもたったの5か月しか一緒に居られないのも、とても寂しいですね( ;∀;)
その分愛情も盛りだくさん注いであげたいものです♬
その他のカメレオンも特徴が色々で楽しいですよ♪
その他のカメレオンはこちら
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ラボードカメレオン寿命5か月のまとめ
いかがでしたか~?
本当に驚きの生態を持つラボードカメレオンですね!
生命の神秘なのか、悲劇のカメレオンなのか………..。
でもラボードカメレオンは、厳しい乾季を生き残るべく、乾季の間は卵の中で過ごす代償として寿命が5か月という究極の選択をしたのでしょうね。
生息地の環境破壊が収まることを祈ります!
そしてもっとラボードカメレオンの研究が進んで、個体数が減少するのを防げるようになって欲しいものです!
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