ウミイグアナ大量死の危機?!海に潜る進化を遂げた爬虫類に迫る!

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ウミイグアナって爬虫類に詳しくなくても1度は耳にしたことがあるのでは?!

変温動物の爬虫類のなかで海に潜って餌を捕食するなんて、凄い進化を遂げたウミイグアナ。

そんなウミイグアナですが、絶滅の危機に瀕しています( ;∀;)

タイトルにもある通り、大量死の危険性があるそうなんです………………。

今回はウミイグアナの生態と、なぜ大量死の危機なのかをご紹介していきます!!!

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ウミイグアナの特徴や生態

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まずはウミイグアナについてご紹介いたします!

ガラパゴス諸島に生息するウミイグアナですが、他にもガラパゴスリクイグアナというイグアナが生息しています。

ウミイグアナはこのリクイグアナの近縁と言われています。

そして第3のイグアナであるハイブリッドイグアナというものも存在します。

このガラパゴス諸島は沢山の生物や固有種が存在する、生物の楽園と言ってもいいほどの場所。

そのガラパゴス諸島で独自の進化を遂げたウミイグアナの前に、少しだけガラパゴス諸島の説明をさせてくださいね~♬

生物の宝庫ガラパゴス諸島とは?!

ガラパゴス諸島地図

多種多様な生物の宝庫であるガラパゴス諸島は、南アメリカ大陸のエクアドルが所有している赤道付近に位置する島々です。

南米大陸からは約900km離れており、全部で123もの島があります。

そんなガラパゴス諸島は大陸から分断されてできたのではなく、度重なる火山活動により作られました。

徐々に生物が生息し始め、今では生物の宝庫とも言われるほど。

固有種も多種存在し、今回ご紹介するウミイグアナもその生物の一種となります。

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ウミイグアナの特徴

ウミイグアナは全長120~150㎝で頭部や頸部は太くて短い。

画像を見てもわかりますね!

鼻ぺちゃでもあります(笑)

見た目は恐竜のようにいかついですが、鼻ぺちゃがなんか可愛らしいですね。

頭部背面にはこぶ状に隆起しており、頸部背面には12~20枚のトゲ状のウロコのクレストがならび、

胴体背面から尾の先端にかけても頸部ほど大きくはありませんが、クレストが並んでいます。

尾を側扁しており、頭と胴体の1,5倍に達します。

これによって海中で大きな推進力を得ることが出来、水中に潜ることが出来ます。

体色は暗めですが、これにもちゃんとした意味があります。

水中に潜ったりするので体温を上げるために必要なんです。

黒い色は熱を集めますからね~。

体色は緑がかった灰褐色で、気温が高いと明色に、気温が低いと暗色になる傾向があります。

体温を上げるだけではなく、周囲の岩礁に似た保護色でもあると考えられています。

そして目と鼻孔の間に、体内に溜まった塩分を排出する腺を持っています。

四肢や指肢は頑丈で指趾には長くて鋭い爪が生えています。

この爪で海底の岩につかまり体を固定し、速い海流でも採食を行うことが出来ます。

ウミイグアナの生態

岩礁海岸に生息するウミイグアナ。

ガラパゴス諸島周辺の海域は寒流で海水温が低いため、海から上がると日光浴をして体温を上げます。

体温が上がりすぎると岩陰や木陰に避難します。

四肢を胴体にくっつけて尾をくねらせるようにして泳ぎます。

危険を感じると鼻孔に溜まった塩分を吹き付けて威嚇!!!

体にたまった塩分をただ排出するだけではなく、

身を守るためにも使うんですね♬

食性は主に海藻を食べます。

カニやアシカのフン、多肉植物を食べることもあります。

多肉植物を食べるところはガラパゴスリクイグアナと同じですね!

トカゲ類では本種のみ海中に潜水しながら採食を行います。

海中の岩に付着した海藻を潜水しながら食べます。

幼体やメスは浅瀬や干潮時の期間の潮間帯で採食を行うことが多い。

ウミイグアナの捕食者(敵ですね)は、ガラパゴスノスリやイワカモメが挙げられます。

繁殖形態は卵生で、1~2月にオス同士で縄張りをめぐって頭部を押し付け合い儀式的に争います。

1~4月に砂地に穴を掘り1回に1~6個の卵を産みます。

実はこのウミイグアナ、大航海時代には食用とされたこともあったそうです(;’∀’)

大航海時代とは、ヨーロッパ人がアフリカ・アジア・アメリカ大陸への大規模な航海を行い、

発見した土地での略奪や搾取限りを尽くした時代のこと。

15世紀半ばから17世紀半ばまで続き、主にポルトガルとスペインによって行われました。

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ハイブリッドイグアナとは?!

このハイブリッドイグアナって何?!

って感じですが(笑)

ガラパゴス諸島のイグアナはウミイグアナと、ガラパゴスリクイグアナの2種類。

ですが、この2つのイグアナの混血種が存在するそうです!!!

はい。

それがハイブリッドイグアナです!

めっちゃ安易な名前( ̄m ̄〃)ぷぷっ!

でもわかりやすいし!!!

んで、このハイブリッドイグアナ、なんか凄そうですが、ウミイグアナの特徴の鋭い爪と、リクイグアナの特徴の強い顎を持つそうです。

これだけ聞くと、なんか本当に凄そうですが、残念なことにこのハイブリッドイグアナは偶然生まれた品種なので、染色体が不完全で繁殖機能がないんだとか……………._| ̄|○

その為に、いずれは絶滅してしまう種と言われています(;^ω^)

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ウミイグアナ大量死の危機の原因とは?!

イグアナ

食用の乱獲により生息数は激減したそうですが、ガラパゴス諸島は国立公園に指定されて生息数が増加したため、絶滅の危険性は低いと考えられていますが、一方では分布が限定的で、人為的に移入された動物やエルニーニョや石油流出(2001年に発生)による大量死が懸念されています。

大量死の危機の原因はまさに人間が作り出したものなんです(# ゚Д゚)

人間よ。

なんて愚かなんだ……………..。

ガラパゴス諸島が国立公園に指定されて生息数が増加したとはいえ、近々大量死の可能性があると心配されているそうです( ゚Д゚)

何故?????

って↑で答えは出てますが(笑)

その中でも大量死の一番の原因とされるのが「エルニーニョ現象」。

ここではエルニーニョ現象とウミイグアナの関係性について解説していきます!

エルニーニョ現象って何?!

天気予報とかでたま~に耳にする、【エルニーニョ現象】ですが、数年に1度赤道方面から暖かい海水が流れ込み、海面水温が平年より高い状態が1年程度続く現象の事を言います。

このエルニーニョ現象の「エルニーニョ」とは、スペイン語で「男の子」を意味する言葉だそうですが、ウミイグアナにとっては「殺戮者」でしかありません(-_-;)

何故ウミイグアナにとっては致命的なのか。

それは海面温度が上がるとウミイグアナの主食である緑色の海藻が育たないため、代わりに消化できない種類の海藻を食べてしまうことにより、栄養失調になってしまうんだとか…………..。

過去にウミイグアナが大量死した時お調査結果では、死んだウミイグアナのお腹の中から、消化できなかった海藻がたくさん出てきたそうです( ;∀;)

可哀相すぎます…………。

更にこのエルニーニョ現象がもたらす被害はウミイグアナだけではありません!!!

【エルニーニョ現象】によって気温が高くなると、植物が二酸化炭素を十分に吸収できなくなり、

地球温暖化にもつながるため、日本も冷夏・暖冬になったりします。

暖冬の時に天気予報で【エルニーニョ現象】という言葉が出てくるんです。

この【エルニーニョ現象】はなにやら貿易風が関係しているそうで、何故このような現象が起こるのかまでは解明されていないとのこと(-_-;)

大量死以外にも【エルニーニョ現象】による影響があります。

それは体長が25%も短いイグアナが発見され問題視されているそうです…………。

これは何故なのか………….。

もしかしたらイグアナが【エルニーニョ現象】から逃れるための、何かしらの進化の可能性も否定はできませんね(;’∀’)

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ウミイグアナの過去の大量死

ウミイグアナの生息数が少しづつ増加しているのにもかかわらず、今後大量死の危険性があると言われるのは、【エルニーニョ現象】が原因とわかりましたが、

何故そう言われるのか?

それは過去にも【エルニーニョ現象】が原因で、ウミイグアナが大量死していたんです!!!

1997年~1998年にかけて、ガラパゴス諸島の生物たちが大量に死滅したそうです。

ウミイグアナだけでなく、サンゴ礁やペンギンなどの生物にとって甚大な被害をもたらしました。

今後の動向とは?!

数年に1度の【エルニーニョ現象】ですが、今後はどうなんでしょうか?

それは今現在(2019年6月)も日本はエルニーニョ現象真っただ中(-_-;)

ガラパゴス諸島への影響が懸念されます。

ガラパゴスへの影響を調べてみるも、見つからない………….。

唯一見つけたのは、NY Time Climateでの記事。

その内容を簡単にご紹介します。

気候変動によりガラパゴス諸島でダーウィンが見た動植物たちが消えつつあるとして、記事では様々な動植物の写真を掲載。

ガラパゴス諸島は赤道直下にありながらも3つの海流が交わり、冷たい潮のおかげでペンギンとサンゴが隣り合わせるという独特な場所だということ。

海水を急上昇させるエルニーニョ現象に最も弱い地域の一つだと、ユネスコが警告している。

気候変動がエルニーニョ現象を頻繁にさせ威力も大きくしている。

近年のエルニーニョ現象によって海水の栄養が極端に減り、大型のイグアナは皆死んで、小さいイグアナがかろうじて痩せながら生き残っている。

1回の大型エルニーニョで、海鳥は産卵をやめ木々の生態も種が入れ替わり、ペンギンも8割死に、

アシカの子供はほぼ絶滅したりアザラシの大人のオスが気がでほぼ死滅。

ガラパゴス特有の鉛筆サイズの魚は2度と観察されなくなった。

そのような変化の中で、鳥やアシカ、アザラシがサバイバルや狩りの方法を変えて工夫したり、

イグアナが骨格と個体サイズを小さくして生き残ったりなど、変化を見せている様子を紹介しています。

近年になりカエルが外部から入り、昆虫を食べて生態系を変えたり、火蟻が大量に増えゾウガメの卵を食べたり、足や目をかじったりしているとのこと。

ゾウガメは人工的にも保護されているとのことです。

これだけでもかなりショッキングな内容です。

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ウミイグアナ大量死の危機 まとめ

 

まとめ

 

いかがでしたか~???

最後のニューヨークタイムズでの記事の内容は、かなりショッキングでした(-_-;)

 

日本ではあまり報道されないので、こんな機会がなければ知らなかったかもしれません。

どうやってエルニーニョをとめることが出来るのか?

それは何とも言えません_| ̄|○

 

ですが、ガラパゴス諸島の生物たちはウミイグアナをなはじめ、生き残るための戦いをすでに始めているようなので、暖かく見守りたいところです。

我々に出来ることは地球温暖化をとめること。

 

それは国単位で動かないといけませんが、かなり微力ながらも我々一般人も、ごみを出さないようにする、

電気をなるべく節約するなど小さなことからコツコツと活動すべきだと感じます。

 

これを見てあなたはどう思いますか?

イグアナ
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SPIN☆

皆さまはじめまして♪
SPIN☆と申します。

爬虫類に興味を持ち始め、現在に至ります。
爬虫類の奥深さに日々勉強です♬
初心者でもわかりやすいようにご紹介できればと思います!

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