大事なカメが餌を食べてくれなかったら、とても心配ですよね。
亀は意外とデリケートです。
水温や水槽(ケージ)の温度が低かったり適温出なかった場合や、水の汚れなどのほんの少しの要因で餌を食べなくなってしまいます(;’∀’)
そんな時は焦らずに対処できるように、カメが餌を食べない原因と対処法、そしてもし餌を食べないのが子ガメの場合もご紹介していきます!
亀が餌を食べない原因と対処法
大事なカメちゃんが餌を食べなくなったらとても心配ですよね。
まずは何が原因なのか探り、それぞれに合わせた対処法を試してみて!
亀が餌を食べない原因1、温度が適温ではない
亀は爬虫類です。
爬虫類は変温動物なので外気温に体温が影響されます。
爬虫類飼育において飼育ケージ(水槽)の温度または水温の管理はとても重要になります。
おおげさかもしれませんが、生死を分けると言ってもいいかもしれません。
では亀に適した温度とは?
それは亀の種類で違ってきます。
生息地の温度(水温)や環境で違いがあるので一概には言えませんが、平均すると25~30℃くらいを目安にこれよりも低すぎたり高すぎてもよくありません(;’∀’)
そして20℃以下になると、代謝が落ちてきて餌を消化できなくなるため、餌を食べなくなります。
気温さが激しい春や秋、梅雨などの期間は比較的食欲が落ちてしまうとの意見もあります。
対処法
もし飼育しているカメちゃんにあった適温よりも温度(水温)が下がってしまっていたら、両方ともに暖める必要があります。
陸棲の場合は飼育ケージ内の温度のみでOKですが、水棲、半水棲の場合は陸場と水中の両方を温めます。
陸場はバスキングライトやパネルヒーターなどの保温器具を使い、水中は水中用のヒーターで25℃以上にします。
逆に猛暑など気温が高い日が続くときも、カメちゃんの食欲は減退します。
人間も同じですよね(;^_^A
その場合は、飼育ケージや水槽を直射日光の当たらない風通しの良い場所に移動しましょう。
簡単に移動できない場合はクーラーなど飼育部屋を涼しくし、日陰を作り風通しをよくする対策をしてください。
亀が餌を食べない原因2、環境の変化などのストレス
亀はストレスでも餌を食べなくなります。
それも人間にとっては些細なことでも、カメにとってはかなりのストレスになります(;’∀’)
一番初めに気を付けなければいけないのが、ショップから我が家へ連れ帰ってきた後。
これは爬虫類飼育で一番初めに苦労するであろう難関でもあります。
環境がガラッと変わりますので、それがストレスになり(警戒して)餌を食べなかったりします。
そしてショップと違う餌を与えると食べないこともあります(;’∀’)
対処法
家に連れ帰った直後であれば、爬虫類の場合はこのケースが多いのでまずは様子を見ましょう。
水槽やケージに布などて落ち着くまで覆ったり、むやみに触らない、覗き込まないなど、とにかくそ~っとしておいてあげましょう!
さらに餌はショップの店員さんに与えていた餌を聞いておくとベスト。
1週間くらいしたら餌を食べてくれることが多いですよ~。
もしそれ以降も食べないようなら他の要因も探しましょう。
そしてすぐさま病院へ!
爬虫類の飼育が初めての方はこちらの記事を参考にすると良いですよ~。
亀が餌を食べない原因3、餌の問題
これは好き嫌いもありますし、カメにとって贅沢なものばかり与えてしまっている場合などあります。
カメちゃんに同じ餌ばかりず~ッと与えていると、さすがにカメちゃんも飽きてしまいます。
人間も同じですよね(笑)
そして好き嫌いもあります。
同じカメ専用の人工フードでも、メーカーや種類などで違いが出てきます。
そして最後は、飼い主さんが悪い場合ですが「刺身・肉・エビ・ソーセージ」などの与え過ぎ。
ソーセージは塩分があるのでNGですが(;’∀’)
カメの餌についてはこちらを参考にしてください♪
対処法
まずは与える餌を変えてみる。
いつもの餌ではなく、大好物のおやつ的なものでもいいので与えてみましょう。
もしくは与えたことのないものを試すのもアリ。
ですが、市販の亀専用の人工フードをメインにするように、大好物系(おやつ系)のものは与え過ぎに注意しましょう!
人工フードも1種類ではなく、カメの食いつきの良いフードを2~3種類あるとベスト!
カメ専用の人工フードを主食にし、副菜として野菜やフルーツ、昆虫類や肉、小魚など、飼育しているカメの種類に合わせ、それらをローテーションを組んで与えると飽きがこないのでおすすめです。
亀が餌を食べない原因4、日光不足・水の汚れ
ケージ(水槽)内が汚れていたり、飼育水が汚れていると食欲不振になる場合が多くなります。
日光不足も食欲がなくなる原因になります。
対処法
半水棲や水棲の亀の場合は水場を設けますが、その水がとても汚れやすいので、毎日交換するかフィルターを付ける、フィルターも綺麗な状態なのかなど確認し、清潔に保つようにしましょう。
水の交換をあまりしない方は、ちゃんとした環境を整えてあげるだけで食欲が戻るケースが多いですよ~。
そして、日光不足。
ちゃんと紫外線ライト照射している場合は紫外線ライトのワット数を上げるか、ライトの数自体を増やしたりして様子を見ましょう。
日光のUV-Aは亀の食欲を増進させる効果があり、UV-Bにはカメの体内でビタミンD3 を作りカルシウムを消化・吸収させる効果があります。
たまに暖かいお天気の良い昼など、日光に当てさせるのも気分転換にもなって食欲も出てきます。
亀が餌を食べない原因5、水を交換したばかり
これは半水棲と水棲の亀になりますが、カメちゃんは水槽の水を交換した直後は餌を食べようとしない個体がいます。
多分ですが、新しい水になったことで環境の雰囲気も変化するのでしょう。
対処法
こちらは亀ちゃんが落ち着くのを待って、水を交換した直後に餌をあげないようにしましょう。
水を交換した後は半日もしたら、餌を食べてくれることが多いですよ~。
これはもう、カメちゃんの気分ですね( *´艸`)
亀が餌を食べない原因6、産卵前
産卵前の亀はあまりエサを食べない傾向があります。
成体のメスはお腹に卵を持っていることがあり、特に産卵前は神経質になって食欲が落ちるケースがあります。
もしペットの亀ちゃんがメスで↑で紹介した原因に当てはまらない場合は、カメちゃんの様子がソワソワしていたり、穴を掘るようなしぐさをしていないかどうか観察しましょう!
その場合は産卵が近い可能性が高いです。
対処法
これはもう、卵を産卵したらその後は食欲が戻ります!
その場合はカルシウムを多めに与えてあげると良いですよ~。
何故なら卵の殻にカルシウムを取られてしまってカメちゃん自身のカルシウムが不足しているから。
亀が餌を食べない原因7、病気の場合
今までの条件が当てはまらない、もしくは対処したけど改善しない場合はなにか重大な病気の可能性もあります。
もし亀ちゃんが「ピーピー」「ヒューヒュー」など音を出していたら、病気の可能性があるので、2~3日様子を見ても状態が変わらないようならすぐに病院へGO!!!
カメは基本的に子ガメであっても1週間前後なら何も食べなくても大丈夫。
でもそれ以上の期間、何も食べない特はすぐにでも病院へ行きましょう!!!
子ガメが餌を食べない場合
子ガメはとてもデリケート。
さらに家に連れ帰ったばかりだと、警戒心MAXだったりします(笑)
上でご紹介した原因が当てはまらない子ガメちゃんにはこちらも参考にしてみて!
子ガメが餌を食べない原因
これはもう、環境にまだ慣れていないから。
もしくは個体差でその子が極度に臆病で警戒心が強い場合。
いやいや、前はしっかりとごはんもりもり食べてたけど?
という方で上でご紹介した項目が当てはまらないようなら、今すぐ病院へGO!!!
家に来て間もない子ガメなら参考になるかと思います。
ですが、馴れるまでの時間(日数)は個体差があり、長くて1か月以上とかもあるようです(;’∀’)
まだ環境になれていないということは、餌をあげる飼い主にも警戒しています。
カメは元々警戒心がとても強いんです。
子ガメともなれば、しれは致し方ないですよね……….。
環境の変化は大人の亀でも同様。
上でご紹介した中にも環境の変化と言いましたが、内容一緒じゃん!!!
な~んて思わないで~(笑)
環境に馴れて餌を食べるのはどれくらい?
これは個体差も大きいかと。
大体早くても2~3日で餌を食べてくれることが多いです。
餌を食べてくれるまでは、そ~ッとしておいて!!!
ケージ(水槽)を頻繁にのぞき込んだり、触ったりしないこと!!!
そんなことをしていると最悪なケースもありますよ!
ストレスで死に至ってしまうこともあるんです(-_-;)
だからなるべく餌を食べるまでそっとしておく!
でもカメちゃんの中にはいつまでたっても餌を食べない子もいます。
カメの種類やその子の性格などもあります。
1週間様子を見ても餌を食べないようなら、病院へ行きましょう。
もし懸命に子ガメの為に動いたのに死なせてしまっても、自分を責めないでください。
子ガメはそれだけ飼育が難しいんです(;’∀’)
亀が餌を食べない原因のまとめ
いかがでしたか?
子ガメの項目は最初の項目とダブってたりしますが、それだけ子ガメはある程度大きくなるまでが大変なんです(;^_^A
だからあえて別項目にしてみました~。
とにかく肝心なのは大事なカメちゃんの事をよ~く観察しておく!
そして飼育環境をしっかりと整え清潔に!!!
亀ちゃんを飼育する前に、爬虫類を診てくれる病院を調べておく!
そうするといざという時慌てて病院を探さなくても大丈夫ですよ~♬
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