キバラガメはヌマガメ科アカミミガメ属の仲間です。
比較的アカミミガメ属の仲間は初心者でも飼育しやすいと言われ、このキバラガメは基本的に温和でのんびりとした大人しい性格をしていると言われます。
そんなキバラガメについて特徴や生態、飼育方法などをご紹介していきます!
その他のアカミミガメ属の種類はこちら
キバラガメの特徴や生態
- 生息地:アメリカ東部(バージニア州南東部~フロリダ州北西部)
- 甲長:約30㎝
- 寿命:20~40年
- 食性:雑食性
- 値段:1500~5000円
キバラガメは初心者でも比較的飼いやすい種類のカメちゃんです。
慣れてくれれば手から餌を食べてくれることもあるみたい。
でも、犬や猫と違ってスキンシップしすぎるとカメちゃんにとってはストレスになるのでほどほどにw
キバラガメの特徴
甲羅の感じなどはミシシッピアカミミガメに似ています。
ミシシッピアカミミガメは頭部の目の脇の模様横に入っているのに対し、キバラガメは縦に黄色の模様が入ります。そしてその名の通りお腹が黄色いです。
キバラガメは他の亜種と交雑したと考えられる個体が多いようで、かなり体の模様や色に個体差があるようです。
アカミミガメ属のほとんどがオスよりもメスの方が大きくなります。キバラガメはオスの2倍近くまで大きくなるみたいですよ~。
キバラガメの生態
キバラガメは静かで落ち着いた、流れの緩やかな河川や池沼、湖など水生植物が茂った水辺に生息し日光浴を好みます。
食性は植物食傾向が強い雑食性で、植物の葉、花、果実、水草、藻類、魚類、カエルおよびその幼生、水生のヘビ、鳥類、昆虫、クモ、。甲殻類、貝類、カイメン、ミミズ、動物の死骸などを食べます。
幼体の頃は動物食性の傾向が強いですが、成長するにつれ植物食傾向が強くなります。
人間も結構そうだったりしますよね(笑)
キバラガメの飼育方法
この画像のキバラガメちゃん、気持ちよさそうに日光浴してますね♪
では基本的な飼育ポイントやアイテムなどご紹介いたします!
水槽やケースの大きさなど
体の大きさに合わせて飼育します。幼体時は簡易な30㎝ほどのケースや水槽でOK!
最終的には60㎝以上の水槽で飼育しましょう!
キバラガメは半水棲のカメなので水槽の50~70%を水場にし、レンガや石、流木、タートルバンクなどで陸地を作り、陸地はカメちゃんが上がった時に体を乾かせる状態にしておきます。
水深は甲羅の高さの2~3倍ですが、幼体の頃はもう少し浅く設定して徐々に水深を深くして馴れさせます。これ意外と重要!
水槽の温度
陸地の保温と乾燥を保つには陸地をバスキングスポット(ホットスポット)にし、そこにバスキングライトを当てます。カメちゃんが陸地に上がって日光浴するため、体を乾燥させたり暖めるためです。
バスキングスポット(ホットスポット)の温度は30~33℃になるようにライトの位置を調整し、カメちゃんの体の高さも考慮します。
カメちゃんの好みもあるので、まずはこれで設定し様子を見て微調整しましょう。
紫外線も必要です。紫外線ライトも日中は照射してあげます。
水温ですが、水中ヒーターを使用し25~26℃、冬場は27~28℃を保つようにします。
バスキングスポット(ホットスポット)や水温ですが、温度計が必要になります。
バスキングスポット(ホットスポット)のそばに温度計を設置します。
水温には水温計が必要。
餌
キバラガメは雑食性なので、キャベツなどの葉野菜やリンゴなどのフルーツ、鶏肉やその内臓肉、金魚、メダカなどの小魚、ザリガニなどの甲殻類、配合餌(人工飼料)なんでも好き嫌いなく食べてくれますが、個体差もあるので観察を欠かさないように!
栄養バランスも大事なので、自信のない方は人工飼料をベースに野菜やフルーツを副菜として与えると良いです。
幼体時には動物食性の餌を多めに与えたり微調整しましょう!
飼育ポイント
水槽でバスキングスポットを作って日光浴をさせますが、できればで良いので月1でも本当の日光で日光浴させて欲しいと思います。
そして水質管理も重要なので、水槽内も清潔に保つようにしましょう!
ほとんどがミシシッピアカミミガメと同じですし、基本の飼育方法も参考にしてください。
キバラガメのまとめ
とにもかくにも飼いやすいキバラガメですが、なかなか長生きしますから最後まで飼育できるかをしっかりと考えてから飼育して欲しいです!
個体差もありますし、育った環境にも影響されたりもしますので、飼育するには試行錯誤が重要になります。ここでご紹介したのは絶対ではなく参考にして欲しいと思います♪
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