フチゾリリクガメは、アルバニア、イタリア、ギリシャなどの生息しているチチュウカイリクガメ属の仲間で、属の中でも最大種のチチュウカイリクガメです。
そんなフチゾリリクガメの特徴や生態、飼い方についてご紹介していきます!
その他のリクガメの種類はこちら
フチゾリリクガメの特徴や生態
- 別名:マルギナータリクガメ
生息地:アルバニア南部、ギリシャに自然分布、イタリア(サルディーニャ島、トスカーナ州)に移入
最大甲長:39㎝
寿命:30~50年
食性:植物食性
値段:2~4万
これからフチゾリリクガメの特徴や生態を詳しくご紹介していきます!
フチゾリリクガメの特徴
フチゾリリクガメの別名はマルギナータリクガメといい、どこか地中海を感じさせる名前です♬
最大甲長はチチュウカイリクガメ属の仲間の中でも最大種となり、39㎝です。
背中の甲羅(背甲)の形は細長くて扁平で、背甲のフチの部分(縁甲板)の後部が外側へと反っていることから和名の由来となっています。
背中の甲羅後部の縁甲板の反り返りですが、オスの方がわかりやすく、幼体時はあまり反り返っていません。
フチゾリリクガメの生態
フチゾリリクガメは乾燥した荒地などに生息しており、オリーブの畑を除く農耕地で見られることは稀だそうです。
地面にあいた穴や岩の隙間などに隠れて生活していますが、フチゾリリクガメの亜種である「ペロポネソスフチゾリリクガメ」とされる個体群になると、深さが3mというかなり深い穴を掘って生活します。
夏季は休眠します。
食性は植物食性で、草や木の葉、花、果実などを食べます。
フチゾリリクガメの現状
フチゾリリクガメは農作物を食害する害獣とみなされて駆除されることもあるのだとか。
その他にも、野火や農地開発、観光開発などにより生息数が減少しています(-_-;)
一方では元々人間が利用していない環境に生息していること、大規模場採集が行われたことがないこと、野性個体の採集や輸出が厳しく制限されているといったこともあり、絶滅の危機はないのではと考えられています。
ですが、その結果に甘えないで欲しいなと個人的に思っちゃいます(;^_^A
そんなフチゾリリクガメはペットとしても飼育され、日本にも輸入されており、主にヨーロッパからの飼育下繁殖での個体のみが少数流通しているようです。
フチゾリリクガメの飼育
ここからはフチゾリリクガメに適した飼育環境などについてご紹介していきます!是非参考にしてみて!!!
フチゾリリクガメに適した飼育環境
フチゾリリクガメは一部の地域を除いてになりますが、比較的容易に通年飼育、3シーズン、屋外での飼育が可能と言われています。
ですが、カメちゃん飼育の初心者の方は屋内飼育を私はオススメしています~。
リクガメはとても動きがのんびりなイメージですが、運動量に関しては人間が思っている以上に豊富なので、飼育するには広いスペースが必要。
そうなると、ノビノビと屋外で飼育できればそれに越したことはありませんし、お庭であれば雑草なんか食べてくれたりもしますし(笑)
ですが、カメちゃん初心者はまだまだカメの事を知らないので、もし屋外飼育してみたい方は何年か屋内飼育してからチャレンジすることをオススメいたします♪
まずは飼育ケージ選びです。
飼育ケージの大きさの目安は全長の約5倍以上の幅の大きさのケージや水槽になります。
衣装ケースなどでもOKです。
そうなると市販の爬虫類専用ケージや水槽だと幅が120㎝ほどまでになるので、全長が約20㎝ほどまでしかケージで飼育できません。
それ以降はお部屋に放し飼いになります。
それか、冬以外は屋外で飼育するかになります。
それ以外に、紫外線ライトと日光浴する場所(バスキングスポット)に当てるバスキングライトが必要になります。
その他にも、季節などによって保温器具などが必要になります。
フチゾリリクガメは、多湿な環境に弱いので、湿度の高い日本の夏は苦手(;’∀’)
飼育するうえで、飼育ケージないの基本温度は26~28℃、夜間の温度は26℃ほど、バスキングスポットの温度は30℃前後を目安に温度管理してください♪
飼育ケージ内での飼育では、底に床材と呼ばれる敷物を敷かないといけません。
こちらも色々種類がありますが、一番扱いやすいのがヤシガラです。
そして湿度が高い季節は別ですが、乾燥する時期などはこのヤシガラや飼育ケージ内の壁面に1日1回水を霧吹きしてあげます。
湿度に弱いので、湿度が高いときななるべく除湿できればしてあげ、風通しを良くしてあげます。
風通しのよう場所に飼育ケージを移動させる(直射日光さける)などし、もしくは水槽用のファンを使用すると良いですよ♪
湿度に限らず温度が高すぎる場合にも使えます。
こちらを設置すると良いです。
ですが、意外と皆さん知らないのですが、このように空気を送るファンなどは、飼育ケージ内に風を送るのではなく、逆向きに設置するのが重要なんです。
イメージとしては「ケージ内の空気を外側に排出」という感じです♬
さらにこの水槽用ファンを管理してくれるアイテムがあり、こちらを使用すると、冷やしすぎを防ぐことが出来ます。
その他にもいろいろありますが、リクガメの基本的な飼育についてこちらの記事をさらに参考にしてみて下さい♪
フチゾリリクガメのまとめ
いかがでしたか?
フチゾリリクガメは、初心者でも比較的飼育しやすい種類かと思います~。
ですが、最大甲長が39㎝なので、そこまで大きくならなくても、それくらいは成長する可能性があるので、飼育ケージや水槽のみでの飼育は難しくなるかと思いますので、自身の生活スタイルや環境を考えて考慮してみて下さいませ♪
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