ガラパゴスゾウガメは、絶滅危惧種でもあり、15亜種に分かれています。
※それそれぞれ独立種とする説もあり
その中でも3~4種類かは既に絶滅しています(-_-;)
曖昧なのは調べた情報が古い可能性もあるからです~。
でも絶滅したと思われていたフェルナンディナゾウガメが新たに発見されたりもしています。
そんなガラパゴスゾウガメの特徴や生態、そして歴史、100年ぶりに発見されたフェルナンディナゾウガメの発見の経緯などもご紹介します!
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ガラパゴスゾウガメの寿命は?特徴や生態
ガラパゴスゾウガメの亜種については色々と説があり、さらに亜種をガラパゴスゾウガメと紹介していたり、ややこしいったらありゃしない!私だけかもですが(笑)
ガラパゴスゾウガメの特徴
※特徴に関して専門用語みたいなのがありますが、青文字をクリックすると、図が見れます~。これを見るとより分かりやすいです♬
ガラパゴスゾウガメは、エクアドルのガラパゴス諸島に生息するリクガメで、最大甲長が135㎝にもなります。
背中の甲羅(背甲)の縁甲板の後部のフチはやや尖り、全身の色は灰褐色や暗褐色、黒になりますが、吻端や顎、喉が黄褐色になる個体もいます。
吻端は突出しておらず、鼻孔の形は円形をしています。
ガラパゴスゾウガメは、脊椎動物の中で最も長寿で、平均寿命が100歳を超えます!
最長では152歳まで生きたという記録があります。
さらにガラパゴスゾウガメは世界最大のリクガメで、体長が1.5m、体重が250㎏を上回る個体も観察されています。
チャールズ・ダーウィンが1835年にガラパゴス諸島を訪れた話は有名ですが、その当時に孵化したゾウガメが現在でもガラパゴス諸島のどこかで生きているかもしれませんね♪
ガラパゴスゾウガメの生態
ガラパゴスゾウガメは、開けた草原や有刺植物からなる藪地や森林、サボテンや低木が点在する荒地や火山の斜面などの様々な環境に生息しています。
低地の乾燥地と高地の水場を往復する種もおり、これによって踏み固められた「道」を作ることもあるそうです。
この低地と高地の間の移動は、親子代々引き継がれている層で、どの世代も通る道が決まっており、「トータス・ハイウェイ(カメのハイウェイ)」と呼ばれています♪
食性は植物食性で、草本や低木、サボテンを含む多肉植物の葉や果実、花などを主に食べていますが、シダ植物、地衣類などを食べることもあります。
繁殖形態は卵生で、繁殖期のオスは、他のオスに対して体当たりや頭突きをして追い払います。
交尾の時はオスはうなり声のような呼吸音をあげることもあります。
6~12月に1回に3~26個の卵を年に1~4回に分けて産み、卵は100~200日で孵化し、主に1~3月に孵化します。
孵化後の幼体は卵黄を消費しながら地中にとどまり、気温が低くなり降雨があると地表に現れます。
ガラパゴスゾウガメの生活は、葉やサボテンを食べ、1~2時間は甲羅干し(日光浴)をし、1日のうち16時間近くも睡眠をとります。
新陳代謝が遅く、体内に水分を大量に蓄積できるので、飲まず食わずで長くて1年間は生きることが出来ます。
ですが、この特徴が故に、大航海時代に食料として乱獲される羽目になったわけで………(;’∀’)
ガラパゴスゾウガメの歴史
17世紀から19世紀にかけて、海賊船や捕鯨船、商船などの乗組員たちが食用に捕獲し、その総数は推定10万頭以上になると言われています。
さらに、人間が持ち込んだ野ブタや犬、猫、ネズミ、ヤギ、牛などによって、ゾウガメの餌となる植物が減ったり、卵や幼体が食べられたりし、現在もなお生存の危機にさらされています(-_-;)
現在の個体数はわずかに約15.000頭と言われています。
そんなゾウガメは1970年以降、エクアドル政府によって厳重に保護され、ダーウィン研究所による飼育下の繁殖も順調に成果を上げているそうです。
絶滅したはずのガラパゴスゾウガメが発見された?!
2019年2月17日に、100年ぶりに発見されたガラパゴスゾウガメとは、フェルナンディナゾウガメと言いますよ~♬
発見した人
ガラパゴスゾウガメが発見されたガラパゴス諸島のフェルナンディナ島は、緩やかな斜面をもつ火山島で、ガラパゴス諸島では一番新しい島です。
ガラパゴスゾウガメを発見したのは、ワシントン・タピア氏と、ガラパゴス国立公園の4人のレンジャー。
この5人と、タピア氏らに資金提供した「アニマルプラネット」の番組でホストを務める生物学者のフォレスト・ガラント氏もチームに参加したそうです。
メスのフェルナンディナゾウガメを実際に見つけたことに、全員が驚き歓喜したそう。
発見の経緯
フェルナンディナゾウガメの残っている記録では、フェルナンディナゾウガメが最後に目撃されたのが1906年。
2017年まで、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで「絶滅した可能性あり」とされていました。
今回の発見はGTRIの発足3年、ガラパゴス国立公園内でマラガ氏(レンジャーの一人)が、フェルナンディナゾウガメのものらしき糞を見つけてわずか2年の快挙なんだそうです。
現在、フェルナンディナゾウガメは「近絶滅種」に変更されています。
発見は、2019年2月17日の午前6時、チームが島を覆う無数の溶岩流の間に点在する草地に、幻のゾウガメを探しに出発し、正午に、1平方キロほどの小さな草地でカメのフンらしきものを発見。
タピア氏は、土が押しのけられ甲羅と足の後が泥にくっきりと残った寝床を見て、カメが近くにいると確信。
4キロ近く離れた場所の草木に隠れたカメをマラガ氏が見つけたそうです。
発見されたのは、100歳ほどのメスのフェルナンディナゾウガメで、チームの手でガラパゴス諸島のサンタクルス島にある飼育センターに送られました。
何故かというと、この時にメスがいた場所の餌が乏しく、このままフェルナンディナ島に残すと、カメが移動してしまい。見つけることは難しいとタピア氏が考えたからだそうです。
亀にとっては迷惑かも?と思いますが、カメは棲家を頻繁に変えますのでご安心を。
そして同島は600平方キロ以上あり、探し回るには広すぎ、溶岩流のため地形は起伏に富み、カメの居場所を探すのは容易ではないとの判断だったようです。
ガラパゴスゾウガメのまとめ
いかがでしたか?
100年ぶりに、ガラパゴスゾウガメの亜種であるフェルナンディナゾウガメが発見されたのは、凄いことですし、嬉しいですね♬
他の絶滅したとされる種も、発見されたりすればよいのですが………。
現在絶滅にひんしているカメたちが、もっと生息数が増えるよう、我々人間が努力しないといけませんね(;’∀’)
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