エジプトリクガメはワシントン条約(サイテス)Ⅰ類に掲載されており、貴重で流通していてもかなり高価になるリクガメです。
生息地と日本の気候の違いなどにより、飼育が難しいとも言われていますし、そもそも飼育が可能なのか?
そんなエジプトリクガメの特徴や生態、飼育できるのかなどをご紹介していきます!
その他のリクガメはこちら
サイテスとはこちら
エジプトリクガメの特徴や生態
- 生息地:イスラエル南部、エジプト北部、リビア北西部
- 最大甲長:13,1cm
- 寿命:30~50年
- 食性:植物食性
- 値段:不明ですが、かなり高価だそうです
エジプトリクガメはリクガメ科チチュウカイリクガメ属に分類されるリクガメです♬
エジプトリクガメの特徴
最大甲長は13.1㎝と小型で、チチュウカイリクガメ属の中では最小種となっており、アラブギリシャリクガメとよく似ています。
背中の甲羅(背甲)の形はドーム状に盛り上がっており、上から見たシルエットは幅が広くなっています。
甲板のつなぎ目であるシームは暗色をしている個体が多く、お腹側の甲羅(腹甲)には左右に1~3個ずつ三角形の暗色斑が入る個体もいます。
腹甲には蝶番があり、よく似ているアラブギリシャリクガメと違います。
背甲の色はクリーム色の面積が広く、前足には大きなウロコが発達しています。
エジプトリクガメの生態
エジプトリクガメは、砂漠やステップ、低木林などに生息し、非常に乾燥した環境で生活をしており、「ワジ」と呼ばれる「涸れ谷」を主な生息環境としています。
このワジは、雨季になると時に河川となる場所で、普段は低草本類が少しだけあるような環境の場所です。
乾季やなると穴の中で休眠し、日中の温度が高いときは穴の中でジッとしていて、朝方の比較的気温が30℃前後の低いときに活動しています、
降雨後は冬季でも活動します。
食性は植物食性で、一年生植物などを食べています。
エジプトリクガメの現状と歴史
エジプトリクガメは、開発や放牧による生息地の破壊、ペット用の乱獲などにより生息数は激減しています(-_-;)
1995年にワシントン条約(サイテス)Ⅰ類に掲載されました。
エジプトでは保護区の指定や、飼育下繁殖させた個体に発信機を付けて野性に返すなどの保護対策が進められています。
ペットとしても日本に輸入されていました。
1980年代からエジプト産の個体が安価で大量に流通していたそうで、1990年代には生息数の減少に伴い、流通量も減少したそうです。
エジプトリクガメの飼育できるのか?
エジプトリクガメは現在では野性個体の流通はなく、辛うじて登録された個体と、正規に繁殖された飼育下繁殖個体(CB個体)が非常に高い値段で流通する場合がありますよ~♬
エジプトリクガメに適した飼育環境
流通しているということは、飼育は可能なのかもしれませんが、残念ながら飼育方法を調べても出てきませんでした(-_-;)
というか、ワシントン条約(サイテス)Ⅰ類に掲載されていますし、日本の法律である「種の保存法」を尊重して掲載すべきではないのかもしれません。
申し訳ないです~m(__)m
エジプトリクガメのまとめ
非常に情報が少なくて、申し訳ありません!
でも仕方ないのかな~と思いますので、ご了承いただければ幸いです~!
コメント