指輪のサイズ直しについて詳しく解説!修理屋が説明しないデメリットもご紹介♪

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指輪のサイズが合わなくなったけど、
どこで直してもらえるのか?
自分の指輪はちゃんとサイズ直ししてのらえるのか?
どうやってサイズ直しをするのか?
サイズ直しをしてどこか不具合でも起きないのか?
色々気になることがあるかと思います。
品物にもよりますが、
サイズ直しができないものもあり、
サイズ直しができても何かしらの影響がでるものなど、
様々です。
あなたのリングは果たしてサイズ直しできる品なのか?
一流ブランドはサイズ直ししてくれるのか?
ジュエリーのリフォームと修理の相談の受付を、
某百貨店にて約10年にわたり働いてきた時の経験を活かし、
ご紹介いたします。
その他の記事はこちら

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指輪のサイズ直しはどんな加工をするのか?

 

リングのサイズ直しは2つ。

 

サイズを大きくするする「サイズ伸ばし」、

サイズを小さくする「サイズ縮め」のどちらか。

 

指輪のサイズ伸ばし方法

サイズ伸ばしは主に二通りあります。
修理屋によってどちらの方法をとるのか違いますし、
それぞれメリットデメリットがあります。
サイズ棒を使い地金(金属部分)を伸ばす
リングをカットして地金を足す
この2種類の方法があります。
それぞれ詳しく解説します。

サイズ棒を使い伸ばす方法

こちらはサイズ棒と呼ばれるものに、

リングを入れ伸ばしていきます。

 

 

こちらの画像がサイズ棒です。

 

主に指輪のサイズを測るもので、

下に行くほどサイズが太くなります。

 

サイズ伸ばしの際は指輪をサイズ棒に入れ、

伸ばしたいサイズまで下に押し込みます。

 

もしかしたら他の方法もあるかもしれませんが、

私が知っているのはこの方法。

 

メリットデメリット

 

こちらの方法のメリットは指輪に切れ目を入れることなく、

サイズを大きくできること。

 

結婚指輪などは切れ目(カット)を入れるのは縁起が悪いという方もいます。

 

そして切れ目があると、

いずれその切れ目が取れる可能性もあります。

 

デメリットは切れ目を入れませんが、

地金(金属部分)の分量はそのままでサイズを伸ばすため、

指輪の厚みが薄くなります。

 

薄くなると、

変形しやすくなったりします。

 

リングをカットして地金(金属部分)を足して伸ばす方法

 

この方法は指輪を付けた時に手のひらにあたる部分を、

糸の子を使いカットしてその部分を広げ、

サイズを大きくする分の地金を足してつなげていきます。

 

 

絵が下手ですいません……..。

 

足す地金は指輪の地金と同じものを足します。

そしてロー付けします。

 

ロー付けとは、

簡単にいうと溶接。

 

ロー付けはロー材といういわば金属の接着剤のようなものを使用します。

そのロー材をバーナーなどであぶり、

溶かして切れ目をくっつけます。

 

メリットデメリット

 

メリットはサイズを大きくする分の地金を足すので、

 

指輪自体の厚みは変わりません。

 

デメリットは切れ目が入ってしまうこと。

でもそれはあまり気にしなくても良いです。

 

めったにそこの切れ目外れることはありませんから。

 

そして火を使う加工になるので、

一部地金が変色してしまう可能性もあります。

 

修理屋にもよりますが、

私が働いていたお店では、

最後に磨きをかけ綺麗に仕上げてました。

 

ですがごく一部、

素材によっては変色が残ってしまうことも。

 

私としては、

サイズ棒とこの方法どちらが良いかと聞かれると、

カットして地金を足してサイズを大きくする方法のほうが、

綺麗に仕上がりますのでお勧めではあります。

 

指輪のサイズを縮める方法

 

指輪のサイズを縮めるには、

必ず手のひらにあたる部分をカットしなければなりません。

 

 

このような感じです。

 

そしてサイズ伸ばしの時と同様に、

ロー付けを行います。

 

火を使う加工なので、

デメリットも同じです。

 

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指輪のサイズ直しの注意点

 

基本的なことは上記したのですが、

持ち込まれる指輪の種類とどのくらいのサイズを変えるのか、

指輪の素材、デザインとその指輪によって注意点があります。

 

代表的な注意点を上げていきます。

 

指輪が楕円形になってしまうことがある

 

これはどういうことかというと、

お手持ちのリングを見てみてください。

 

リングを横から見ると、

指を通す部分が真円に近いと思います。

 

そこの部分が、

サイズ直しをすると縦長の楕円形や、

横長の楕円形になる可能性があります。

 

楕円形になる理由

 

理由は主に3つ。

サイズを5号以上大きくまたは小さくする場合

リングが中石だけでなく左右にデザインが入っている

この両方が当てはまる場合

 

サイズ伸ばしの場合

 

 

横の線の意味はその線の上は動かせないので、

その下の部分を動かしてサイズを伸ばします。

 

5号サイズ以上だと、

どうしても動かせない部分が出てくるので、

図のように縦長になってしまいます。

 

多少縦長になっても、

指の肉が動いてくれるので付けるのには支障はありませんが、

あまりに縦長になりそうな場合は、

サイズ直しができない場合があります。

 

あまりに縦長になってしまうと、

指の関節(骨)が通らないからです。

 

サイズ縮めの場合

 

 

サイズ伸ばしの逆です。

 

縮める分だけカットして取ってしまうので、

このように横長になってしまいます。

 

中石以外に横にデザインがある場合

 

 

これは伸ばしの場合ですが、

縮めの場合も同じです。

 

なぜ線の上部分が動かせないのか?

 

それは石がはまっているので、

そこの部分を動かすと石を留めている(はめている)、

シャトンと呼ばれる部分が動かしたことによって変形するから。

 

そうなると石にもダメージがあり、

石が緩んだり、

最悪石にひびが入ったり割れてしまうリスクがあります。

 

そういった理由で線の上は動かしません。

 

 

この画像のようなものは大丈夫です。

リングの腕部分(指を通す部分)とデザインが一体なっていないからです。

 

指輪に模様が彫られている場合

 

リングにはハワイアンジュエリーのように、

模様が彫られているものがあります。

 

その場合、

カットしてサイズ直しをした際、

 

カットした付近の模様が消えてしまいます。

 

 

 

サイズ伸ばしの場合は、

サイズを大きくする分の地金(金属部分)を足します。

 

その部分は模様がありません。

同じように模様を再現することもできません。

 

サイズ縮めなら大丈夫かと思いますが、

まずカットしてリングの腕をくっつけますが、

火を使う加工なので、

仕上げに磨き直しを加えます。

 

そうするとサイズUPよりかは少ないですが、

模様が一部途切れてしまいます。

 

指輪の素材がピンクゴールドの場合

 

リングの素材がピンクゴールドの場合、

ほとんどのお店ではサイズ直しやその他の修理を受け付けてくれないかもしれません。

 

それはプラチナやイエローゴールド、

ホワイトゴールドよりも、

ピンクゴールドが固い素材だからです。

 

サイズを伸ばしたり縮めてりして、

リングの腕を動かすとパリンと割れてしまうリスクがあります。

 

そうなると弁償ができないため、

断られることも多いです。

 

受け付けてくれたとしても、

割れるリスクがあることを説明され、

ご了承を得てからになります。

 

もし了承して、

割れてしまっても文句は言えませんからよく考えて預けましょう。

 

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指輪のサイズ直しができないケースとは?

 

どんなリングでもサイズ直しができるわけではありません。

 

上記でも一部述べていますが、

それ以外だと主に4つあります。

 

素材が金・プラチナ以外

一流ブランドもの

地金が薄すぎる

純金・純プラチナの場合

 

一つ一つ説明します。

 

素材が金・プラチナ以外

 

ほとんどの修理屋さんがどうだと思いますが、

火を使う加工の場合はほとんどが金・プラチナのみの修理となります。

 

一部のお店ではシルバーもOK。

 

金やプラチナはリングにこれは金ですよ、プラチナですよとわかるように、

刻印が打ってあります。

 

 

リングの内側を見るとわかります。

 

K18、pt900、750など。

 

シルバーも必ずではありませんが刻印があります。

SV,SILVER、などです。

 

刻印がない場合は、

素材が何を使っているかがわからないので、

そこでまず修理が不可となります。

 

理由は、

金属によって融点が違うから。

 

素材がはっきりと判明している場合は、

安心して火を使えますが、

素材が何かわからないと、

もし融点が低い金属だった場合、

火を使ったとたん簡単に溶けてしまう可能性があります。

 

指輪が一流ブランドものの場合

 

GUCCITIFFANY、などの一流ブランドは、

そのブランドのお店に行ってもサイズ直しをしてくれません。

 

そして他の修理屋でも修理はしてくれません。

 

素材が金・プラチナでも、

ブランド物の場合はそのブランド以外ので手を加えてしまうと、

ブランドの価値がなくなってしまいます。

 

ほとんどの修理屋はそのブランド店へ行くことをお勧めします。

そこで修理ができればそれに越したことはありません。

 

でも厄介なのが、

そこのブランドのリングなのに、

サイズ直しをしてくれないこともあります。

 

理由は一流ブランドならではですが、

11号のリングならそれで完成品とみなされ、

その一部に手を加えることは一切しないそうです。

 

完成品の一部に手を加えることで、

その品のバランスが崩れたりするからだとのことです。

 

私も以前の職場で、

一流ブランド品を持ち込む方が結構いらっしゃいましたが、

そこへ行っても断られたとまた戻ってきたりしてました。

 

私がいたお店では、

金・プラチナであれば一部のみ、

ブランドの価値が損なわれるのをご了承いただいたうえで、

お預かりしてました。

 

 

 

地金が極端に薄い場合

 

リングに厚みがないと、

ロー付けするときに接地面が少ないので、

着けたとしてもすぐに切れ目が開いてしまうので、

その場合はリングの腕(指を通す部分)を、

厚みのある腕に差し替えることをお勧めしてました。

 

ですが、

サイズ直しをするよりも価格が高くなってしまうので、

大抵の方はあきらめてしまいます。

 

地金が純金・純プラチナの場合

 

金・プラチナは大丈夫なんじゃないの?

そう思いますよね。

 

ジュエリーに使われる金やプラチナは100%金、プラチナではありません。

 

リングの場合は金ならK18、

プラチナならpt900,pt850が多いです。

 

この数字の部分が金やプラチナの含有量となります。

 

純金や純プラチナだと素材が柔らかすぎて、

加工がとても難しくなります。

 

そうした理由から加工を受け付けないお店が多いです。

 

ですが一部のお店では純金や、

純プラチナのジュエリーの修理を受けるところもあります。

 

探すのは難しいかもしれませんが………..。

 

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まとめ

 

 

指輪のサイズ直しといっても、

本当に様々です。

 

メリットデメリットも必ず存在します

 

残念なことに、

修理屋ではそのデメリットをお客様に説明しないところが多い!

 

何故だろうと思ってしまいます。

 

ジュエリーの修理は本当に奥が深く、

日々が勉強でした。

 

大切なものを預けるからこそ、

ちゃんといい面も悪い面もきちんと説明してくれる、

そんなお店を根気よく探しましょう!

 

そしてお修理しても、

内容や状態によっては、

完全に元に戻らないこともあります。

 

修理をすれば完全に元に戻ると思い込んでいる方も多かったです。

 

過度に期待をしてしまい、

仕上がりを見てがっかりなんてことも………..。

 

何事も期待はほどほどに。

これにつきます(笑)

 

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SPIN☆

皆さまはじめまして♪
SPIN☆と申します。

爬虫類に興味を持ち始め、現在に至ります。
爬虫類の奥深さに日々勉強です♬
初心者でもわかりやすいようにご紹介できればと思います!

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