夏になると注意しなければならない「熱中症」。
マスメディアでも連日話題になるほど。
「熱中症」で救急搬送される方が後を絶たない状態が続いてますが、
実はこの「熱中症」よりも怖いものがあるんです!
それは「夏血栓」です!
夏血栓なんて聞きなれていない方も多いかと思います。
池袋大谷クリニックの大谷義夫院長によれば、
夏血栓により「脳梗塞」「心筋梗塞」「肺塞栓症」
などを招くと死亡率は最大30%になるそうです。
「熱中症」は病院に搬送されてからの死亡率は1%なのに対し、
「夏血栓」は発病してから10~30%の死亡率なんです!
なにより恐ろしいのが、
この「夏血栓」の症状は「熱中症」の初期症状とそっくりだという事!
「熱中症」も「夏血栓」も元をたどれば水分不足が原因。
「夏血栓」とはどんなものなのか、
予防方法はあるのかなどを徹底的にご紹介!
【夏血栓】とは?症状と予防方法などを徹底解明!
熱中症より怖いと言われる【夏血栓】とは一体どんなものなんでしょうか?
この【夏血栓】は突然死の原因になりうるほど危険なのです!
夏血栓は水分不足により引き起こされます。
通常の状態の血管は赤血球などが固まることなく、
血管の中をサラサラと流れていきます。
ですが、
水分が奪われることによって血液がドロドロになりやすくなり、
やがて血管の中に血の塊が出来て、
その結果血流がストップし夏血栓となります。
この【夏血栓】は実は病名ではありません!
【血栓】は病名で、
夏に起こると言うことでいわゆる【夏血栓】と呼ばれています。
血栓症は夏に限らず起こりますが、
夏は汗をかきやすいと言うことでなりうる可能性が高いのです。
そして、
夏血栓が起きることによって危険な病気が発病します。
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【夏血栓】によって招く恐れのある病気とは?
血管の中の水分が減少し、
赤血球などが固まり血管がつまると色々な病気の原因となります。
●脳の血管が塞がれて起きる「脳梗塞」
●心臓の血管が塞がれると「心筋梗塞」
●肺の血管が塞がれると「肺塞栓症」
これらは場合によっては体にマヒが残るケースや、
突然死に至ることもあるのです!
【夏血栓】は若い方も含めて誰にでも起こりうる病気です!
決して他人事ではありませんよ!
そして【夏血栓】が怖いのは初期症状が「熱中症」に似ていること。
それによりなかなか判断しにくいのです…….。
もし「熱中症」だと思い、
水分補給して横になっていたら…………..。
とても怖いです……………..。
夏血栓の初期症状とは?
では夏血栓の初期症状とはどんなものなんでしょうか?
熱中症と同じ症状
めまい、倦怠感、頭痛など。
それにプラスで、
心筋梗塞→胸が痛い(圧迫感がある)
● 肺塞栓症→呼吸困難(動悸など)
● 脳梗塞→片方の手足のしびれ、マヒ、ろれつがまわらない
このような症状があれば、
おくせず救急車を呼びましょう!
熱中症との見分け方は?
熱中症との見分け方はあるのでしょうか?
脳梗塞の見分け方
【ドロップハンド試験】という見分ける方法があります。
● 両手を前ならえのように持ち上げます。
● そして腕の力を抜きます。
● 正常なら両腕は下に下がります。
● 両腕の下がり方に極端な違いがある場合は脳梗塞の可能性あり
このような結果になったらすぐに病院へ!
心筋梗塞と肺塞栓症の見分け方
残念ながら「心筋梗塞」「肺塞栓症」は見分ける方法がありません………..。
まずは、水分をとりながら少し涼しい所で安静にして、
それでも体調の戻りが悪いようなら、
熱中症が重症化している場合と血栓症の可能性があるので、
すぐに病院へ行くようにして下さい!
素人判断は危険です!
おくせず救急車を呼ぶなどしてください!
要注意!!こんな人が夏血栓予備軍!
【夏血栓】になりやすい方の特徴があります!
● アルコールを多量に摂取する→利尿作用により脱水が進む
● コレステロール値、血圧が高い人→血管が傷つきやすい為
● 同じ姿勢を続ける人→血流が滞るため
アルコールは水分に見えますが、
利尿作用がありますので危険です!
そして同じ姿勢を続ける人。
デスクワークだったり飛行機などの機内(エコノミー症候群)なども、
水分補給を後回しにしてしまうと危険ですよ!
【夏血栓】と【熱中症】の予防方法とは?
【夏血栓】も【熱中症】も水分が足りないのが要因です。
そのためいち早く脱水症状に気がつかないといけません。
誰でも簡単に出来る!脱水症状チェック方法
誰にでも簡単にチェックできるので是非やってみて下さいね♪
● 手の甲の肉を指でつまみ持ち上げる
● パッと指を離す
● つまみ上げた部分が元に戻るのに2秒以上かかる様なら脱水の恐れが
脱水を防ぐにはこまめな水分補給を1時間に100ml程度とりましょう。
一度に多くの水分を取ると尿として排出され、
意味がありませんので注意してください!
【夏血栓】【熱中症】の予防方法とは?
夏血栓と熱中症予防は普段の食生活でも出来ますよ♪
● 青魚→DHA(血液をサラサラに)
● 玉ねぎ→ケルセチン(動脈硬化予防に)
● 納豆→納豆キナーゼで血液サラサラ
● ココアミルク→カカオポリフェノール(血管を拡張させて血圧降下作用がある)
ミルクはタンパク質(水分を腸から吸収しやすくする)
夏は特に意識してこれらを摂取しても良いですね!
経口補水液の作り方
経口補水はあまりコンビニなどで売っていません。
それは自宅で簡単に作れるからかもしれませんが……。
水:1リットル
塩:3グラム(小さじ1/2杯)
砂糖:40グラム(大さじ4と1/2杯)
これを混ぜるだけ!
簡単ですよね!
お子さんがいる方はこれらにりんご酢などをお好みで入れると、
子供も飲みやすくていいですよ~♪
まとめ
いかがでしたか?
夏血栓の恐ろしさがお分かりいただけたかと思います。
●夏血栓は老若男女誰でも起こりうるということ。
●決して素人判断はしない!
●無理せず救急車を呼ぶ
●水分補給は1時間に100mlとる!一度にまとめてはダメ!
特に救急車を呼ぶことに関しては、
だれでも戸惑ってしまうかと思います。
そこまでしなくても……。
少し横になっていれば良くなるだろうし…….。
これではダメなんです!
ただの熱中症かと思ったら実は夏血栓だったと言うこともあります!
そして、
時間差熱中症なんていうのもあるそうです。
日中外にいて、
帰宅して夜になってから症状が現れることもあるそうなので、
自宅だからと言って油断しないでください!
何度でも言いますよ~!
決して素人判断はしない事!!!
それがあなたやあなたの大切な人の命を守ることになりますから!
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